どーも。新城市を応援する会代表のタカ(@viatortaka)です。
愛知県新城市には若者議会という、若者が政策を立案して市長に答申する制度がある。全国で流行っている若者会議ではなく、「若者議会」なので注意。
2017年で第三期となっており、一期二期では各年約1000万円の予算の政策を答申した。それらの政策などのエントリーは下部に紹介するのでよかったら見て欲しい。
若者議会は4月に募集をかけ、5月に第一回若者議会を開催し、11月に市長に答申するスケジュールで進んでいる。その真ん中あたりの8月に中間発表を挟む。中間発表では若者委員と市役所の重役とが意見交換をする。
第三期では中間発表前に市民の意見を聞くためのプレゼン大会を開催した。その動画がある。
これは非常に良い手順であったと思う。ここで市民から出た質問が中間発表でも出た。それは市民の感覚と市役所の重役の方の感覚に近いということだし、想定質問を事前に確認できたことも良かった。
また第三期の若者議会は「開かれた若者議会」を掲げている。その点でも市民の方々と交流する機会が増えることは適切なアプローチだと考える。
若者が若者ならではの気づきを市政に反映させる。それが若者議会の特徴であるが、それが若者よがりになってはならない。やはりどこかで世代を超えた意見を取り入れる必要があり、それを限られた時間の中ではあるが積極的に開催していくべきだろう。
中間発表の動画
中間発表の様子も動画公開されているので紹介していく。興味があるものはぜひ見て欲しい。
①若者議会PR事業
②若者アウトドア観光事業
③図書館リノベーション事業
④ハッピーコミュニティ応援事業
⑤いきいき健康づくり事業
⑥地域と関わる若者防災事業
⑦おしゃべりチケット事業
⑧教育ブランディング事業
③ふるさと納税リニューアル事業
中間発表の可能性
見ていただいた方にはわかると思うけれど、用意した原稿を読んでいる。これは準備されたものであり、公の場で正式なやり取りを議事に残すという点で大切なこと。
同時に政策を煮詰める限られた時間でこういった形式的なことをするよりも、政策をより精度を高くするための有用なプロセスもありそうではあった。
しかし議場でやるということは絵になるわけで、朝日新聞の一面に取り上げられたりするメディア的な広報効果もある。
中間発表に良い点・悪い点はそれぞれ挙げられるが、あり方についてのさらなる可能性を感じた。2017年で第三期となるが、運営のブラッシュアップも重ねていきたいところ。
若者議会は全国に普及させる価値のある取り組みであるし、そのあたりのマニュアル化も検討しても良い。
ちなみに本は発売されている。→「自治体若者政策・愛知県新城市の挑戦―どのように若者を集め、その力を引き出したのか」
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若者委員さんらにはここで一息つかずに11月の市長答申まで駆け抜けてもらいたい。応援しています。
ちゃお!
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