どーも。新城が活性化することを応援する会代表の自然人タカ(@viatortaka)です。
2015年4月に産声をあげた全国初となる若者議会。20名の若者委員は6つのチームに分かれて政策を練った。過去の経緯は以下のエントリーにて。
・新城市で全国初の若者議会が発足!半数が高校生、男女比は1:2
・新城市で第一回若者議会が開催!各委員の所信表明+議長が決定しました!
・井上貴至さんが若者議会で「政策の作り方」を講演【愛知県新城市】
各政策チームが2015年8月24日に新城市役所の議場にて市長や市の担当者らと議論を行った。
新城市によって良い政策が練られるだけでなく、このような若者が成長する機会があるというのが素晴らしいなと感じた。では各チームの政策概要を紹介する。
若者が集まる場作りの政策チーム
「Get youth」(若者が集まる場作り)
政策名:若者が集まる場実現事業
リーダー:瀬野尾宗伺(新城東高校)
政策の目的
新城市内において、若者が日常的に集まる場が少ないと感じており、仮に市の将来を担う若者の日常生活の中に、若者が集まる魅力的な場を提供することができれば、その場をきっかけとして、より多くの若者が将来活躍できるまちとなるのではと考えました。
その中で、公共施設は日常的に集まるのに最適の場所だということ、また、若者の利用が少ない実態と、無料で誰でも利用できるということから、公共施設を若者の集まる魅力的な場にしようという結論に至りました。
公共施設が若者にとってのLife CycleSpace(日常的な空間)となる政策を考え、「Life Cycle Spaceのあるまち新城」を実現します!
政策の概要
市内各所の公共施設の視察を経て検討した結果、ふるさと情報館(新城図書館)を今よりも勉強しやすい環境や、集まりやすいスペースにすることで、若者が毎日使いたくなるような公共施設にしていきます。
例えば、「館内に音楽(BGM)を流す」、「屋外テラス席の新設」、「タブレット端末(インターネット利用)貸出」、「DVD貸出・視聴コーナーの新設」、「使いやすい机、イスなどの購入設置」、「書棚の配置や図書の見せ方の工夫」、「気軽に談話できるスペースを設置する」など様々な案を出していきます。
これらについて、図書館利用者や市内の若者にアンケートを実施し、若者や図書館利用者のニーズを把握して政策提案の参考にしていきます。また、近隣市町村の先進的な図書館について視察を行い、新城市でも取り入れられる仕組みや施設について参考にして政策に反映させていきます。
これらの政策案については市役所の担当課と協議して、実現可能かどうか、また、クリアしなければならないことは何なのかを明らかにして、実現していきたいと思います。
市内PRをする政策チーム
「エリカ様と愉快なボクたち」(市内PR)
政策名:情報共有スペース設立事業
リーダー:清水健至(時習館高校)
政策の目的
新城市の若者がこれからも新城市に住み続けられるまちにすることを最大の目的としています。 住み続けられるまちにするために、まずは市内の若者に新城市の魅力を知ってもらうことが必要であると考えました。
イベントに関して言えば、新城市では新城ラリー、もみじまつりなど市内外において有名なイベントがある中で、他にも楽しいイベントはたくさんあります。しかし、現状としては様々なイベントが開催されていることすら知らないということもあります。
そこで、新城市の魅力を知ってもらう手段として、SNS、広告などツールは様々なものがありますが、情報の発信力として有力であると考えたのが「クチコミ」です。SNSについては、同じツールを使うことで情報共有が行えますが、同じツールを使っていない友人などへはその情報共有ができず、SNSだけでの情報共有は万能とは言えません。
また、広告については、情報提供者からの一方的な「情報提供」であり、「共有」することとは異なります。クチコミでは、情報を会話の中で共有でき、イベントなどへの参加を促したいときには、その熱意、興味などを表情やジェスチャーでも伝えることができます。
また、どんなツールを使うよりも早いレスポンスがあるという利点もあります。このクチコミを活用する事業にて、市内へ情報発信を行い、目的を達成します。
政策の概要
新城市内へのPR、情報発信の方法としてクチコミを最大限に活用する事業として、情報共有スペースを設立します。 主婦でいう「井戸端」、サラリーマンでいう「居酒屋」のように、若者が気軽に集まり、情報を共有できるスペースがありません。若者に向けたアンケートを実施し、その結果としては、放課後や休日に集まれるスペースがほしいという需要が多く寄せられたことから、若者が多く集まりそうなおしゃれなパブをイメージした情報共有スペース、名付けて「JK(情報共有)PUB」を設置します。
JKPUBでは、新城市で行われているイベントやグルメ情報、デートスポットなどの情報を提供するだけではなく、利用者である若者自身も新城に関する情報を発信し、若者同士で情報を共有し合います。情報は利用者が直接話し合うことで共有するのが基本ですが、掲示板を設置することで、不特定多数の若者の情報をひとつに集めることができ、直接話せなくとも情報を通じて人と人をつなげることができます。
SNSを利用すれば指ひとつで何百人もの人に向けて情報を発信することはできますが、このJKPUBでは情報を提供したり、得るだけでなく、情報で「人と人をつなげる」ことも目的としています。
また、自主学習スペースや趣味を楽しめるスペースを用意したり、中高生の悩みを大学生が聞いてあげる相談所も設けていこうと考えています。スペースの管理に関しても、利用する若者が行っていくよう、ルールを定めていきます。
校区や学年の垣根を超えて、市内の若者同士で情報を共有し合い、新城市の魅力を感じてもらい、これからもずっと住み続けたくなる新城市を形成していきます。
市外PRをする政策チーム
「デストロイヤーズ めっちゃPRし隊」(市外PR)
政策名:「新城市といえば若者議会」と誰もが言ってもらえるようなPR広告制作と、それに特化したイメージ戦略を力強く推進する事業※通称【新城市若者議会特化型PR事業】
リーダー:金田孝徳(名古屋学院大学)
政策の目的
全国的の中でも先進的かつ革新的な取り組みである「若者議会」の活動を外部に向け力強くPRし、「若者議会といえば新城」というイメージの確立、定着を図る
政策の概要
これからの新城市にとっての新しい顔(魅力)となる大きな可能性を秘めた「若者議会」。そこに自らの意志で携わり、これからの新城をより魅力的なものにしようと取り組む若者の姿こそ新たな新城市の魅力であり、財産である。
若者議会にとってもこうした活動を自ら政策を提案することで、既存の情報発信ツールにだけに頼ることなく、より力強く外部~全国に向けPRしていきたい。試行錯誤を繰り返しながら自らの暮らす新城市のために活躍する若者の姿を通しPRすることは、結果的にこれからの新しい新城市の在り方を外部に発信していくもっとも有効な手段のひとつである。
新城市にはすでにHP(ホームページ)など既存の情報発信メディアが存在しているが、全国的にみても先進的な取り組みである「若者議会」をより有効的に外部に届けるためにも既存の方法に頼らない新たなイメージ作り~情報発信が欠かせない。またそこには若者議会に携わる若者の想いや、表現がきちんと反映されるべきである。
しかしながら特別な製作手法などを持たない若者議会、または担当部署だけでは新城市の発行物として幅広い理解を得るための配慮をしながらも、若者や現代のニーズ、動向といった視覚化しづらい部分を的確にとらえた表現を形(イメージ)にすることは大変な困難を伴う。
そこで外部より広告作り、プロモーションの専門家にアドバイザー業務を依頼し、若者議会の強い想いを吸い上げつつ、新城市の発行物としても理解でき、なおかついまの情報過多の時代にあっても「(他の情報に)埋もれることのない」若者議会を象徴するようなPR広告、イメージを作りあげ、その新鮮で力強いイメージを全国に向け新城が切り開こうとする新たな取り組みとしてを発信していいきたい。
こうしたPR活動の成果は若者議会のPRだけにとどまらず、新城市の新たな魅力となる「若者が活躍できるまち」そして「若者のやりたいことを応援するまち」としてのイメージを全国に先駆けて確立し、「若者議会といえば新城」「新城といえば若者議会」というイメージの定着させ、その地位を確立させることをがこの事業の成果物である。
この提案の成果をその目標へ届かせるためにも「若者(若者議会)の力強い動き+時代をとらえた的確なイメージ作り~的確なPRという専門性の高い分野における民間との連携」という構図が必須であり、こうした「若者+民間」という構図を積極的に取り入れることもまた新城市の時代にあった政策への柔軟な取り組み姿勢を全国に幅広くPRするものでもある。
医療の政策チーム
「Samba girl’s」(医療)
政策名:いきいき健康づくり事業
リーダー:山本恵美(ヨガインストラクター)
政策の目的
運動不足の若者を減らし、最終的に新城の医療費を減らすことが目的です。
新城市の死亡原因の約6割が生活習慣病だと知りました。糖尿病で治療している人の割合は県内第1位、高血圧で治療している人の割合は県内第4位です。その要因には運動不足があり、日頃の生活習慣の改善が求められています。若者委員として、同世代の若者の運動不足を解消する機会を作りたいと考えました。
普段運動していない若者がやってみたくなるスポーツとしてバブルサッカーがやれる場を新城につくることを提案します。それにより若者が運動を始めるきっかけとなり、運動不足の若者が減ることとなります。
政策の概要
1 事業内容バブルサッカーのイベントを開催し、運動不足の若者に運動をしてもらいます。
2 対象者18歳~39歳(高校生除く)、新城市内在住、在勤、在学
3 開催回数・時間隔週 平日の19時~21時
4 場所新城中学校 体育館(候補地予定)
5 参加費用無料
6 バブルサッカーである理由・運動初心者がレベル関係なく楽しめる・運動初心者でも怪我しにくい・接触しても安全なので、男女が一緒に楽しみやすい・おちゃらけた見た目とは裏腹に消費カロリーが大きい・はじめて出会った人同士でもわいわいと盛り上がる・休憩中に見ていても楽しい・まだ多くの人がやったことがないので興味をひく
7 イベント周知方法・若者議会SNS・ほのか・市のウェブサイト・ポスター
8 必要経費バブル・・・350,000円 (35,000円/個×10個)・・・若者政策のネーム入り空気入れ・・・10,000円ゴール・・・20,000円(10,000円/個×2個)ビブス・・・15,000円(1,500円/枚×10枚)・・・若者政策のネーム入りポスター・・・5,000円
9 その他効果・バブルサッカーによる市民の交流・バブルサッカーによる若者の遊び場が増える
10 将来の展望・バブルの貸し出しをして多くの市民の運動不足解消・バブルサッカー大会を新城市で開催し、周辺都市からの集客
世代間交流・福祉の政策チーム
「世代のリレー」(世代間交流・福祉)
政策名:お喋りチケット事業
リーダー:松本理奈(中部大学)
政策の目的
世代間交流を通して、高齢者が生きる喜びを感じることができ、若い世代の視野を広げ、他人への思いやりや感謝の心など豊かな心を育むこと。人としての心の豊かさを育むことで、地域での支え合い活動の強化をすることを目的とする。
政策の概要
①市内75歳以上高齢者(ひとり暮らし世帯、高齢者のみ世帯、施設入所者)に「お喋りチケット」配布
②高齢者のお喋りしたい時間や日にちを事務局へ連絡③依頼を受けた事務局はそれをメンバーに連絡し、都合のつくメンバーが現地へ訪問(2人ペア)
④高齢者とのお喋りを楽しむ。チケット1枚で1時間お喋り。
⑤若者が利用者からチケットを受け取る⑥チケットを事務局にて「いいじゃん券」と交換できる自治区を単位としての実施(利用者である高齢者と支援者である若者が同じ自治区の住民)を目標としているが、初年度はモデル地区を選定し実施をする。
防災の政策チーム
「あつこ」(防災)
政策名:若者防災意識向上事業
リーダー:前田朝陽(時習館高校)
政策の目的
南海トラフ巨大地震などが発生した時に、自主的に活動できる若者の増加を図る。
政策の概要
1 若者の防災を考える会(案)の会員募集。
2 若者の防災を考える会の設立。
目 的 若者の防災意識の向上を図る。
対 象 若者
内 容 市役所は事務局となり、若者と一緒に若者向けの企画を検討する。定期的に会合を開催。
その他 来年度の企画について、若者議会(チーム「あつこ」)案を練る。現在、「防災サバイバル」(案)を検討中。来年度、チーム「あつこ」は、若者の防災を考える会の会員となり、若者の防災を考える会で「防災サバイバル」を実施していく。
意見交換が活発に交わされた
市の関係者と若者委員の意見交換がなされた。
これからさらに政策を煮詰めていき、10月に市長に答申する予定となっている。
中京テレビで放送
中京テレビで若者議会の様子が放送された。
・【中京テレビ】「若者活躍のまち」へ初の若者議会 新城市(テレビ放送動画あり)
ちゃお!
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