[キリマンジャロ登山]10.登頂の歌とバランコキャンプのテント泊と御来光
2012年2月23日。キリマンジャロ登山6日目の朝。 山頂から下りてきた後は完全にへたばっていたのに、朝の目覚めは素晴らしく良かった。標高4600mに身体は順応したようだ。トイレに行きたくなり、意を決してもぞもぞとテント…
2012年2月23日。キリマンジャロ登山6日目の朝。 山頂から下りてきた後は完全にへたばっていたのに、朝の目覚めは素晴らしく良かった。標高4600mに身体は順応したようだ。トイレに行きたくなり、意を決してもぞもぞとテント…
僕は晴れ男である。旅のここぞという場面ではいつも晴れてきた。以前に国内を旅していたときは勿論、今回の旅でもそうだ。南極はほとんど晴れていたし、パタゴニアでの氷河、フィッツロイ、九寨溝、エベレストベースキャンプ、アンナプル…
昨日の夜に寝袋へ潜ったときは、幼少期の遠足の前日のようなわくわく感につつまれていた。そう、本日はいよいよアフリカ大陸最高峰の頂を目指す日。目覚めた瞬間から身体の隅々まで神経が通っていることを感じる。頭痛はなく、むしろ頭の…
旅を続けて768日目。 ウガンダのジンジャからビクトリア湖を半時計周りに走り、ブコバでムワンザ行きのフェリーを捕まえた。前回1ヵ月以上滞在したタンザニアを自転車でがっつり走る気はなく、ムワンザからバスでモロゴロに。13時…
2012年2月20日。キリマンジャロ登山マチャメルート3日目の夜。 夕食後のこと。提案があるんだが、、、とガイドのジェームズが切り出した。それは今後のスケジュールの話。 ○当初のスケジュール 3日目 バランコキャンプ(3…
マチャメルートの3日目のコースは、標高約3700mのシラーケーブから一旦4500mまで登り、3900mのバランコキャンプを目指すもの。日中に標高を上げて宿泊地の標高を下げるというのは高所順応に良いので、高山病対策の日と言…
キリマンジャロ登山2日目。テント内は快適で、良い目覚めだった。テントの外の冷気の中に身を置き、内に残ったけだるさを吹き飛ばす。頂き付近の雪がかかっているところを眺めながら軽く柔軟体操をした。今日は、富士山よりちょい低い約…
タンザニアとケニアの国境がどうなっているかご存知だろうか? 直線がキリマンジャロ山のところで歪んでいる。この歪みは、1885年のベルリン会議でアフリカが分割され、イギリス領ケニアとドイツ領タンザニアの国境線が決められたと…
モシの宿のベッドの上で仰向けになって寝ころんでいた。キリマンジャロを登る同志をツイッターで募ってからの日々が頭をよぎる。モロッコ、サハラ砂漠、セネガル、ザンジバル島、、、断片的な映像が消えては浮かんでいく。やがてそれらが…
2011年8月15日にオランダのアムステルダムで自転車を盗まれたとき、これで旅を終えようかと考えた。大切な鉄の彼女がいなくなった意味が、なにかしらあると感じたのだ。結局、ここで走るのをやめることは出来ないと新たに自転車を…
旅を続けて757日目。 ケニアからウガンダにやってきた。最大の目的はラフティング。世界最長のナイル川はビクトリア湖から流れ出しており、そこでのラフティングを楽しみにしていた。晴れた日に下りたい!という一心で、雨季の訪れの…
タケとリリーとミッちゃんがやってくるのは2月17日~26日の9泊10日。わざわざ日本からやってくる彼らに最高の10日間を過ごして欲しいと考えるのは当然だろう。僕が早めに現地に入り、スムーズな行程で進むように手配するつもり…
「来年の1月~3月にキリマンジャロに登ります。その時期が乾季になるのでシーズンです。一緒に登りませんか?」 2011年11月にツイッターでつぶやいた一言。全てはここから始まったのだ。 雨がしとしとと降り続いていた。スペイ…
肌を焦がす音が聞こえてくるような灼熱の太陽光が降り注ぐ中で、相変わらず自転車を漕ぎ続けていた。代わり映えのしない風景が気力を削ぐ。そんな中で気付いたのは、タンザニアは道の脇に続くわずか数百メートルの集落にもゲストハウスが…
旅を続けて750日目。 久しぶりに体調を崩した。いわゆる風邪の症状で寝込んだ翌日、まさかのマラリアか?と病院へ行く。思い当たる節はあって、というかありありで、夢を語り合った湖畔のキャンプ場で蚊にいっぱいさされていた。あれ…
ザンジバル島からフェリーで本土に戻り、ダルエスサラームからモシを目指して自転車を漕いでいた。アフリカの夏と呼ぶに値する暑さの中で、パンク。ぷしゅー、という空気の抜けてゆく音がなんともいまいましかった。 見渡せる範囲に日陰…