[キリマンジャロ登山]1.ベストシーズンの2月とツイッターで仲間募集

「来年の1月~3月にキリマンジャロに登ります。その時期が乾季になるのでシーズンです。一緒に登りませんか?」

2011年11月にツイッターでつぶやいた一言。全てはここから始まったのだ。

雨がしとしとと降り続いていた。スペインにて、ネットが繋がる宿に連泊することを決めてアフリカについて調べていた。なんとなく不安なアフリカ。それでも行くことを決めたアフリカ。僕は一体何のためにアフリカへ向かうのだろう。

2009年11月に日本からアメリカへ移動した僕という地球上の小さな点は、中米、南極、南米、北米、アジア、ヨーロッパと線を繋いだ。結局のところ、この点がアフリカに行かずに日本へ戻るということは適切ではない気がしただけ。違和感をもって旅を終えることは出来ない。ではアフリカのどこへ行きたいのか。

その答えは明確だった。キリマンジャロ。アフリカ最高峰であるキリマンジャロ山を登るためにアフリカへ行くのだ。それは僕にとって地球をひっくり返しても間違いようのない事実。照準はキリマンジャロに合わせるしかない。

調べてみると、キリマンジャロのシーズンは2~3月だった。少雨期と大雨季に挟まれた乾季であるこの時期が狙いどころとのこと。よし、この時期に登ってやろう。心に決めたとき、キリマンジャロは僕にとって特別な山になる予感がした。それはまるで神の啓示のようであった。

思い返せば、登山を本格的に始めることにしたのは社会人1年目。学生の頃に北海道の羅臼岳や北アルプスの白馬岳などを登ってはいたが、それは誰かに連れられて行ったものだった。自らの意思と責任を持って始めたのは働いてからだ。週末登山を始めてから目標にしたのがエベレスト。どうせだったら世界一の山に登ってみたい。

そんな中、今回の旅で絶対に外すことの出来なかった場所がエベレストベースキャンプ。エベレストを間近にて己の目で見てみて、本当に登りたいかを確かめたかった。実際にベースキャンプへ行きエベレストを見たとき、自分が登っている姿が頭に浮かんだ。そのとき、登りたい山はエベレストだけではないことを悟った。繋がったのはずっと頭にあったセブンサミッツ(7大陸最高峰)。それが僕の夢になった。

・アジア大陸:エベレスト(ネパール・中華人民共和国、8,848m)
・ヨーロッパ大陸:エルブルス山(ロシア連邦、5,642m)
・北アメリカ大陸:マッキンリー(アメリカ合衆国、6,194m)
・南アメリカ大陸:アコンカグア(アルゼンチン、6,959m)
・アフリカ大陸:キリマンジャロ(タンザニア、5,895m)
・オーストラリア大陸:コジオスコ(オーストラリア、2,228m)
・南極大陸:ヴィンソン・マシフ(南極半島付近、4,892m)
(wiki より引用)

オーストラリア大陸のコジオスコを除いては、どれも容易い山ではない。その中で僕にとってセブンサミッツ1つ目となるキリマンジャロは、登攀技術の面では多くを求められない。ある程度の体力と高山病にさえかからなければ、初心者でも登ることが出来る山。誰かと登ることが容易な数少ない山なのである。

神の啓示が舞い降り、特別な山になる気がしたキリマンジャロを4ヵ月後に登る。こんなにも早く旅の予定が決まることなんて滅多にない。折角だから誰かに声をかけてみようか。ただ、ピンポイントで声をかけたところで良い返事が返ってくることが難しいのは承知だった。なんせ場所はアフリカなのだから。

そんな中でツイッターという不特定多数に向けてのツールを使ってみたのだ。見てくれている人の誰かしらが興味を持つかもしれない。とは言え、実際のところさして期待していたわけでない。可能性から考えたら誰も来られないのが妥当だろう。そんな中で就職活動のときに知り合ったタケ(タケのブログはこちら )から連絡があったのは奇跡だと思う。

「もしかしたら行けるかも。前向きに検討してみる。」

話はとんとん拍子に進み、2月にキリマンジャロの麓の街モシで合流することになった。同時に、タケのツイッターに僕もタケも知らない人から参加したいという連絡が来た。リリーというその女性とタケが日本で会ってみたところ意気投合したようで、彼女も一緒に来ることに。最終的にはリリーの友人のミッちゃんも参加することになる。実際のところ、そのあたりの詳細を僕はあまり知らされていなかったので、どういった経緯でどんな2人が加わったのかはよく知らなかった。

ツイッターというまさに時代に合ったツールを使ってキリマンジャロのメンバーが集まる、ということが面白い。数年ぶりの再会となるタケと、会ったことがないリリーとミッちゃん。一体どんな登山になるのだろうか。合流の日が待ち遠しかった。

キリマンジャロ登頂への道

[タンザニア]キリマンジャロ1 ツイッターから始まった!
[タンザニア]キリマンジャロ2 ルート選択とツアー会社
[タンザニア]キリマンジャロ3 遊び人僧侶僧侶僧侶
[タンザニア]キリマンジャロ4 キリマンジャロがタンザニアにある理由
[タンザニア]キリマンジャロ5 夢ついえる
[タンザニア]キリマンジャロ6 景色が最高の日
[タンザニア]キリマンジャロ7 御来光って食えるの?食えないならいらない。
[タンザニア]キリマンジャロ8 頂上の手前で感極まる
[タンザニア]キリマンジャロ9 七大陸最高峰1つ目
[タンザニア]キリマンジャロ10 時の流れについて想う

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です