ウガンダからの片道航空券の値段とルート

2011年8月15日にオランダのアムステルダムで自転車を盗まれたとき、これで旅を終えようかと考えた。大切な鉄の彼女がいなくなった意味が、なにかしらあると感じたのだ。結局、ここで走るのをやめることは出来ないと新たに自転車を調達してアフリカを目指すのだが「旅の終わりをどこにするか」は以来ずっと頭の片隅にあった。

新しい自転車と共にイギリスからセネガルまで南下し、タンザニアへ飛んだ。キリマンジャロを登った後に、北へ向かうか南へ向かうかを悩んだ。そのときも旅の終わりを含めて考えていたのだが結論は出せず、次の1ヵ月間に関してはどちらのルートがわくわくするかで選ぶことに。ならば北へゆこう。ケニアを経由してウガンダを目指すことにした。

ウガンダ以後のルートは走りながら考えるということで北上してきたのだ。ウガンダに入り、目的だったラフティングを終えた段階で未だ次の行き先が決まっていなかった。ジンジャにてwifiが繋がるキャンプ場があったので、腰をすえて考えることにした。さあどうしようか。

ウガンダやケニアから日本への安価な航空券があれば、ここで終えるのもアリだった。しかし、どいつもこいつも高い。なのでウガンダから飛ぶにしても陸路で移動するにしても、帰国便が安いところが次の候補地になる。

幾つかのルートが候補としてあった。

○エジプト・ヨルダン・イスラエル
ウガンダからエジプトへ飛び、ヨルダン、イスラエルと回る。んで帰国。ウガンダからエジプトは片道33000円くらい。エジプトから日本は片道50000円くらい。この旅で中東と呼ばれる地域に行ってないし、季節は悪くない。エジプトのダハブでスキューバダイビングをしながらゆっくりとし、ヨルダンのペトラ遺跡を見る。興味津々のイスラエルを回って大満足、というプラン。シリアが走れる状況ならば、シリアを通ってトルコゴールで完璧だった。

○トルコ・グルジア・アルメニア・アゼルバイジェン・イラン
ウガンダからトルコへ飛び、東進する。グルジアからアルメニアorアゼルを抜けてイランへ行く。ウガンダからトルコは片道40000円くらい。このルートは帰りをどうするかが難点。イランからトルコに戻って帰国( トルコから日本は片道40000円程)。イランから中央アジアまで足を伸ばして中国から帰国。エアアジアを使ってマレーシアへ飛び、マレーシアから日本に飛んで帰国。どれもアリなんだけど、逆にしっくりこない。難しい。ただ、グルジアのご飯、アルメニアの美人、イランの人の良さとイスラム建築、と惹かれるもの多数。GWにトルコに遊びに行けるかも、という友人が来てくれるなら、このルートで確定だった。無理になったことで、今がタイミングじゃないのかもと感じてしまった。

○ルワンダ・タンザニア・マラウィ・ジンバブエ・ザンビア・ボツワナ・ナミビア・南アフリカ
ウガンダから南アフリカの喜望峰まで南下するルート。以前からずっと考えていたルートだが、この旅で絶対に外したくなかったナミブ砂漠への想いが減退したために魅力が失われていた。というのはサハラ砂漠を1ヵ月かけて走り、砂漠でお腹いっぱいになったから。ビクトリアフォールズ、ナミブ砂漠、喜望峰と行きたいところはあるけれど、たった3ヶ所に対して動く距離が長すぎるというのが難点。現在アフリカにいるので飛行機を使う必要がないこと、喜望峰が旅のゴール感に溢れていることは魅力的。喜望峰の近くのケープタウンから日本は片道60000円くらい。

○エチオピア
エチオピアに行くなら治安とビザの関係で空路を考えていた。エチオピアから日本の航空券が高いので、上記の3つのプランとの組み合わせになる。エチオピアのインとアウトの航空券代がかかるが、非常に魅力的な場所があった。北東部のダナキル砂漠(写真はこちら)。ここが半端ないので、このためにエチオピアに行くことを考えていた。独自の文化があるし、生肉を食べるなどの食習慣も興味深く、わざわざ行く価値を感じる。ただ、ダナキルに治安の懸念あり。

航空券の値段、季節、治安、走るコース、ビザ等々調べることは無数にあり、時間がかかった。必要な情報が一通りそろい、後は心が結論を出すのを待つだけ。僕は「納得感」というものを大事にしており、それは頭で判断するものではなく心が判断するもの。納得感に対して「わくわく」という表現を使うことが多いけど、心が導き出す答えにしたがっていれば間違うことはあまりない

日中は情報を収集し、夜間は寝袋にくるまってもんもんと考えた。そして2012年4月4日の朝に目覚めたとき、「よし、喜望峰に行ってみるか!」という答えが心にすっと滲みてきた。昨日の記事に書いたとおり、決まったら全てがすっきりとし、目に映る景色まですがすがしい感じだった。

今回の旅で世界の全てを回れるとは思わない。旅を続けてみて世界は広いことを知った。魅力定な場所は五万とある。アフリカはなかなか来られない場所だし、今回の旅の最後はアフリカ南部を巡る、というのは良い収まりだ。そんなわけで、これから喜望峰を目指す。この旅の最終目的地となる。

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