バックパッカーの人と出会ったとき、初めてチャリダーを見た、としばしば言われる。バックパッカーとチャリダーは顔を合わせることが少ないのかもしれないが、チャリダー同士は道中ですれ違い、そこから話をすることがある。南米は広大な大陸を走る1本の大きな道を走っていたので、毎日のように自転車乗りとすれ違った。だが、アジアは細かい道もそれなりに大きな国道も入り組んでいる。道中で出会ったサイクリストは数少ない。だからこそ、出会ったときにお互い話が弾んだ。
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ラオスで会ったものの、彼は南下、僕は北上とルートが異なった。
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こちらもラオス。欧米人は年配のサイクリストも多い。日本人だと、自分なんかとてもそんな体力はないです、と言う方が多いが、自転車は自分のペースで入って休憩すれば、体力などなくても楽しめるのだ。
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この人もラオス。ラオスは13号線という大通りがあるので出会いやすかったのかもしれない。この人は65歳で、定年を迎えてから世界を自転車で旅して5年!子供も大きくなったし、夢をまさに叶えているところだと言う。きらきらした眩しい笑顔だった。
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ベトナムですれ違った2人。別れ際に耳栓を取りだしたら、私達もつけているわ、と耳栓をポケットから取り出した2人。3人で笑い合った。耳栓をつけて走っているサイクリストに出会ったのはベトナムだけ。クラクションの音が異常な国。
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中国ですれ違った2人。チベットを一緒に走ろうと誘われたが、タイミングが合わず。ちょうどそろそろチベットを抜けてネパールに入ってくるはず。タイミングが合えば会いたいな。
再びどこかでペアランをするような人と出会うだろうか。道中の出会いは自転車乗りの大きな楽しみの1つである。
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