香港の鳳凰山(ランタオピーク)に日帰り登山

香港は社会人が週末に休日がくっついた3連休や4連休に来るのがちょうど良い規模だと思う。取ろうとしていた3カ月の中国ビザが取れなくて今後の予定を考え直したり、重慶で会う約束をしていた友人との日程の兼ね合い(結局話は流れた)、中国の旧正月の大型連休とのバッティングなどの要因で18日間も香港にいた。当初はカメラの修理とビザの取得で5日もあれば十分と思っていたのに随分と長い滞在となった。1週間もしないうちにある程度満足してしまった中、宿で出会った山好きのヨウと香港の山を登りに行くことにした。込み合ったビルと人の喧騒の中から離れたかった。

向かったのは香港第二の高さを誇るランタオピーク(鳳凰山)。その標高は934mである。せっかくだから香港で最も高い山に登ろうかと思ったが、調べる限りいまいちな評判だったのでランタオに行くことにしたのである。よく調べずにガイドブックの非常におおざっぱな地図を参考にしながら最寄の駅に行く。ロープウェイが出ていたが、900mUPくらい余裕だよねと、実際は金をけちって、歩いて頂上に向かうことにした。

案の定というか途中で道に迷う。きっと皆ロープウィイを使うために案内板がない。学生かと思われる若者の集団がいたので道を尋ねた。途中まで一緒だということで、しばらくは道を共にする。その中に日本語を学んでいた子がおり、その子らと話が弾んだ。

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彼女らと別れた後も舗装路を登り続けると登山口を発見。3時間くらいかかったここまでの道中はバスで来ることが出来、数十分で着く。そこからはなかなか気持ちの良い開けた道が始まった。

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人の背を超える木がなく、そこからの見晴らしは最高のはずなのだが、島なのに海が見えない。どうにも曇っていて見えないのだ。しかし太陽は照っておりガスっている感じでもない。これって根本的に空気が汚いのかな。なぜかは良く分からなかったが数百m先の視界が不明瞭であった。

山頂に到達した後、山の登ってきた方向とは逆側に道なりに進んでいくと大仏がある。なかなか立派な大仏は最近出来たものらしくまだ新しかった。それでも多くの人が訪れており、香港では立派な観光ポイント。観光地化しようとしている日本の町も大仏作ればいいんじゃない、と安易な発想が浮かんだ。たまたま日本人のお姉さんとそこで出会い、一緒に夜ごはんを食べに行くことになった。お互いの宿が近かったので、その間の店で乾杯。

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その後に近くに評判の山留許というスイーツ屋があるということで、酒もスイーツもいける男子である僕らは、そこでレベルの高いスイーツに舌鼓を打った。

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夜ご飯を食べた直後にしては、というか3人なのに食べ過ぎ。マンゴーを中心としたスイーツたちは確かに美味だった。すでに1週間以上香港に滞在しながらまともなスイーツを食べていなかった僕は、この機会に貪り食った。美味しいものでお腹がいっぱいになる。この上ない幸せであった。







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管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。