2年半の自転車世界一周から帰国したとき2012年6月、読書熱が半端なかった。
それは2013年始めまで冷めることなく、2013年の8月に100冊の本を読み終えていた。それ以降もぼちぼち本を読み続けた結果が160冊ほど。その中でおすすめの本を紹介する。
基本的には図書館で借りているので、新書は少なめ。当たり前だけど完全に独断と偏見であり、読んでいるものは偏っている。ではでは~。
23位 日本語の作文技術 本多勝一
日本語の作文技術 本多勝一
句読点の打ち方や修飾語の並べ方などが解説してあり、学校の国語でも教えた方がいいんじゃないかという内容。
・学校で教えるべきなんじゃ…文章力を向上させるための3冊の本
22位 あんぽん 孫正義伝 佐野眞一
あんぽん 孫正義伝
ソフトバンクの社長・孫正義を描くノンフィクション。アツい!
21位 それをお金で買いますか――市場主義の限界 マイケル・サンデル
それをお金で買いますか――市場主義の限界 マイケル・サンデル
早川書房
売り上げランキング: 7,792
これからの「正義」の話をしよう、を書いたマイケル・サンデルの著書。民間会社による代理戦争、行列に割り込む権利の販売、といった市場の開放と倫理について問う。
20位 世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち マイケル ルイス
世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち マイケル ルイス
文藝春秋 (2013-03-08)
売り上げランキング: 43,181
世紀の空売りの副題は「世界経済の破綻に賭けた男たち」。サブプライム住宅ローンの破綻に賭けた3人の男の物語である。リーマンショックを体験したからこそ、よりリアルで、一気に読破してしまった。
著者のマイケルルイスを知ったのはマネー・ボールである。統計データを駆使し、常識を覆す手法で野球界で勝ち星を積み重ねたアスレチックスの話。こちらもすこぶる面白い。
19位 宇宙創成 サイモンシン
宇宙創成 サイモンシン
より上位に出てくる「フェルマーの最終定理」にはまり、サイモンシンの著書を読み漁った。宇宙創成はビッグバンからの世界の成り立ちを科学の歴史から紐解く話。面白すぎるよ!
18位 ダチョウ力 愛する鳥を「救世主」に変えた博士の愉快な研究生活 塚本康浩
ダチョウ力 愛する鳥を「救世主」に変えた博士の愉快な研究生活 塚本康浩
朝日新聞出版
売り上げランキング: 95,383
ダチョウ博士の塚本康浩さんが書いた本である。人生を捧げるものがあるということは本当に幸せなことだと感じた。ダチョウすげーよ、まじで。
17位 政治家の殺し方 中田宏
政治家の殺し方 中田宏
既得権益にメスを入れようとしている人を既得権益側がどうやってつぶすかよく分かる、と同時に、そういう役目を担う方の大変さを痛感する。あなたが政治家に対して改革を望む一国民ならば、この本は読むべし。
16位 統計学が最強の学問である 西内啓
統計学が最強の学問である 西内啓
今の時代こそ統計学でしょ!ということと、統計学の基礎的なことが分かりやすく網羅的に書かれている。
15位 マタギ 矛盾なき労働と食文化 田中康弘
マタギ 矛盾なき労働と食文化 田中康弘
狩猟をやってみたいという話をしたら友人が貸してくれた本。数少ないマタギの生活を知ることができる本。今年は狩猟の見学もさせてもらえたし、数年以内には始める予定。
14位 ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく 堀江貴文
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく 堀江貴文
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 17
堀江さんが正直な心を綴った本。生きることや仕事について考えさせられる。堀江さんに偏見を持っている人こそ、読んで欲しい一冊。
13位 われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る 米長邦雄
われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る 米長邦雄
中央公論新社
売り上げランキング: 29,351
プロ将棋棋士VSコンピューターの電脳戦は大いに盛り上がったし、来年も楽しみでならない。コンピュータと始めて戦ったプロ棋士の米長さんが書いた、プロ棋士VSコンピューターの意味を考えるきっかけとなる本。
12位 暗号解読 サイモンシン
暗号解読 サイモンシン
暗号の歴史を人類の営みと合わせて書いた点が秀逸。インターネットは暗号と切っては切り離せない世界であり、現代人はみな暗号にお世話になっているのだよ。
11位 新世界より 貴志祐介
新世界より 貴志祐介
講談社 (2011-01-14)
売り上げランキング: 2,757
大好きな作家である貴志祐介。長編中の長編。長い文章を読むのが苦にならない人のみにおすすめ!
・「新世界より」を読んで貴志祐介ワールドに再びのめり込む予感
10位 勝ち続ける意志力 梅原大吾
勝ち続ける意志力 梅原大吾
プロゲーマーの試行錯誤はすべてのジャンルに通じる。自転車世界一周が一漕ぎ一漕ぎを地道に繰り返すしかなかったように、何事も一歩一歩を踏みしめて進んでいくしかない。勝つための方法ではなく、勝ち続けるための方法を書いた本。
9位 マラソン中毒者 北極、南極、砂漠マラソン世界一のビジネスマン 小野裕史
マラソン中毒者 北極、南極、砂漠マラソン世界一のビジネスマン 小野裕史
文藝春秋
売り上げランキング: 16,570
著者がすごい+好きすぎて、当ブログでも何度も紹介している。東京で講演会を開催し、来年には名古屋でも開催予定。とんでもないところを走り続ける小野さんに乾杯!!
8位 舟を編む 三浦しをん
舟を編む 三浦しをん
2012年の本屋大賞に選ばれているだけあり、読みやすい上に面白い。
先日、富山の利賀の演劇コンクールのお手伝いに行ったときに一緒だった人と本の話になった。最近のヒットは舟を編むだと伝えたら、三浦しをんは同級生でたまに会うと言っていた。世界は相変わらず狭い。
7位 何でも見てやろう 小田実
何でも見てやろう 小田実
講談社
売り上げランキング: 17,338
小田実のこの旅行記が発売されたのは1979年にも関わらず面白いとはどういうことであろうか。時代を超える作品。著者の鋭い気付きに唸らされ、旅に出たくてうずうずしてくる
6位 MAKERS―21世紀の産業革命が始まる クリス・アンダーソン
MAKERS―21世紀の産業革命が始まる クリス・アンダーソン
NHK出版
売り上げランキング: 1,204
今までだったら個人がデザインしたものを売ろうと思っても、作ることが難しかった。しかし、3Dプリンタが普及すれば、物を簡単に作ることができる。ある程度コストを抑えられるし、大量に作らなくてもよい。そうなったとき、個人が製造業をする時代が訪れるであろう。そんな未来はもう近い。
・MAKERSを読んで、個人が製造業を営む時代が来ることに確信を持つ
5位 完全版自給自足の本 ジョン・シーモア
完全版自給自足の本 ジョン・シーモア
完全に自給自足するための土地の使い方を含めたノウハウが書かれている。読んでいるだけでわくわくして楽しい。
4位 BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族 クリストファー・マクドゥーガル
BORN TO RUN クリストファー・マクドゥーガル
日本放送出版協会
売り上げランキング: 3,864
ランニングしていることを話していると幾人の友人が推してきた本。この本を読むと走りたくなる、という噂は真実だった。人は走るために進化したのかもしれない。
3位 選択の科学 シーナ・アイエンガー
選択の科学 シーナ・アイエンガー
選択を行った際の幸せは、自己決定感にあると言う。例え選択肢が少なくても自分の人生を自分でコントロールしている感が大事なのだ。そう考えると、自分にとって十分に吟味できる範囲内の選択肢があり、それに納得している方が幸せな可能性は十分にある。選択について考えさせられた本。
2位 ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉 リンダ・グラットン
ワーク・シフト リンダ・グラットン
プレジデント社
売り上げランキング: 822
未来の働き方を考える本。まだ思考はまとまっていないが、触発するには十分な内容だった。今の世は明治維新が起きる前の江戸末期のような時代だと考えているので、これから一気に価値観がひっくり返る可能性がある。今年は未来を考える本がツボにささった。
・[本]12年後の世界はどうなるの?ワーク・シフトで2025年の世の中を考えよう!
1位 フェルマーの最終定理 サイモンシン
フェルマーの最終定理 サイモンシン
とんでもなく面白い本と出会えて幸せである。大学受験までしか数学をやらなかったので、証明とは先にゴールが見えているだけ分かりやすいものだと思っていた。実際は違う。証明できるか分からないことに挑むことこそが、数学界の証明なのだ。
数学とは証明によって発展してきた。フェルマーの最終定理をテーマにしながら、数学の歴史を追える素晴らしい一冊。僕の中での今年のサイモンシンブームは、この本から始まった。超お勧め!!
2018年に読んだおすすめ本
一人で人生戦略会議をやっており、そのために読んだおすすめ本をまとめた。
2011年~2012年のおすすめ本と旅に出たくなる本
2011年~2012年のおすすめ本リンクもはっておく。良かったら見てね。
・2011年~2012年に読んだ250冊の中で、心に刻まれた22冊を紹介
合わせて旅に出たくなる本も。
・2014年の海外旅行はどうする?思わず旅に出たくなる危険な本ランキングベスト10を決定しました!
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