2013年12月13日(金)に「マラソン中毒者」小野裕史さんと「ヤバオモ」太田英基さんの講演会を行った。以前に書いたとおり、お話を是非聞いてみたかったお二人のトークライブ企画なので、会場の誰よりも僕が楽しみにしていた。
・「マラソン中毒者」の小野裕史さんと「ヤバオモ」の太田英基さんの講演会やります!
インフィニティ・ベンチャーズの小野裕史さん
自転車で世界一周しているときからツイッターでフォローして追いかけていた小野裕史さん。起業家である小野さんは、本業の傍らで35年間運動ゼロの身体を鍛え直した。そしてここ数年で過酷なマラソンを完走しまくっている。
[2011年] ・中国ゴビ砂漠の250㎞マラソンを完走、
・エジプトサハラ砂漠の250kmマラソンを完走
[2012年] ・北極点フルマラソンを完走
・南極アイスマラソン100kmの部にで2位
[2013年] ・チリアタカマ砂漠の250kmマラソンにてチーム戦で1位
・ジャングルマラソン未完走先日、マラソン中毒者という本を出版した。そのことを含め、当ブログでも2度記事にしている。
サムライバックパッカープロジェクトの太田英基さん
起業を考えていた大学生時代にタダコピというサービスを知った。コピー用紙裏面を広告掲載スペースにすることで、コピーするユーザーの負担する費用をタダにするという発想。このサービスを学生が考えたと聞き唸らされた。
タダコピで株式会社オーシャナイズを設立したのが太田英基さんである。
僕が世界一周をしているときに、その太田さんがサムライバックパッカープロジェクトを掲げて世界一周をしていることを知った。
「若者のグローバル志向の底上げ」をミッションに掲げる企画。HPとその活動を見て、そのアイディアに脱帽することになる。
トークライブのテーマ「1歩を踏み出す勇気」
お二人には「1歩を踏み出す勇気」をテーマに自由にお話をしていただいた。はじめに20分ずつ自己紹介を兼ねたご自身の話をして頂き、20分ほどお互いが話をお二人の挑戦に対するやり取り。その1時間が前半。
5分ほど休憩をはさみ、残りの55分は質疑応答の時間とした。さまざまな質問が出て、質疑応答の時間はまたたく間に過ぎていく。中には手を挙げて自分がこれから挑戦することを宣言する人もおり、早くもお二人の精神が伝播していた。
心が刺激を受け続けた2時間。端的に言って、素晴らしい時間であった。
1歩を踏み出す勇気が欲しかったり、挑戦しようか迷っているけれど・・・、という方に突き刺さったことは間違いない。同じ空間にて同じ時間を共有していることの威力を改めて認識したけれど、お二人の著書でもそれを感じることができる。
僕がここで語るよりも、お二人自身の言葉に触れてもらいたい。
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今回のトークライブで僕が心に残った最高のチームについての話
質疑応答のときに以下のような質問があった。
「お二人にとっての最高のチームとはどんなものですか?」
冒頭に書いた通り、小野さんも太田さんも会社を経営している。会社に仲間がいることはもちろん、さまざまなことに一緒に挑戦する仲間、応援してくれる仲間が数多くいうことは周知の事実。そういった彼らがチームや仲間をどう考えているのか。
太田さんから話したのだけれど、お二人が言っていた内容は酷似していた。そのお二人が言っていたことと強調していたことを覚えておきたい。
仲間と常に確認すべきは共通の目標
チームというからにはもちろん仲間がいる。仲間とは「同じ目標を持つ人」である。
太田さんが例に出していた会社の話。会社の業績を上げるためにお互いの意見を出し合う。喧々諤々と議論してちょっと気まずい雰囲気になったとしても、最後に再確認すべきことは、「僕らは敵ではなくて仲間」と「お互い会社を良くするという目標は同じ」があるという。
常にそれを確認し合うことが肝要なのだ。
相手の言葉に対して善意の解釈をする
小野さんが力を込めていたのは、善意の解釈である。例えば仲間に「何をやってるんだよ」と言われたとする。むかっとくることもあるが、それは「お前はもっとできるんだぞ!」と言われているのだと置き換えて考える。
そうすることで仲間との最高の関係性が作り上げられる。
全てはwikipediaのチームに書いてある
小野さんはwikipediaのチームの項目に、すべてが書いてあると言う。以下はまさに太田さんと小野さんが言っていたことを集約している。編集した人すごいな。
チーム(英: team)とは、共通の目的、達成すべき目標、そのためのアプローチを共有し、連帯責任を果たせる補完的なスキルを備えた少人数の集合体である。
ワーキング・グループの目的はメンバー個々の業績水準を底上げすることであり、その成果は個人の成果の総和にしかならない。いっぽうチームには、他人の意見に耳を傾け、建設的に反応し、ときには他人の主張の疑わしき点も善意に解釈し、彼らの関心ごとや成功を認めるといった価値観が集約されたチーム・ワークが存在し、その成果は集合的作業成果による共同の貢献が含まれるので、グループのそれより大きくなる。
人生は有限である
僕自身も感じていることだけれど、人生の時間は限られている。本質的には過去も未来もなく、人生とは「今」だけなのではないか。
「今」を充実させようと全力を尽くすこと。それを大切にしたい。
小野さん、太田さん、素晴らしい話をありがとうございました。人生に活かします。
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