「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」という良書と出会った。「ワーク・シフト」に引き続き、今後の世の中を考えるために参考になる本。
[本]12年後の世界はどうなるの?ワーク・シフトで2025年の世の中を考えよう! | takahirosuzuki.comNHK出版
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1950年前後の情報時代の幕開け、1970年後半から1980年はじめのパーソナルコンピューターの開発、そして1990年代のインターネットとウェブの出現は、確かに革命だった。しかし、それは製造業を民主化し、その能力を増幅することではじめて、「産業」革命となる。それが、いまやっと起きはじめている。
第三次産業革命とは、デジタル・マニュファクチャリングとパーソナルマニュファクチャリングが一体となったときにこそ起こるもので、それがメイカームーブメントの産業化だと言える。(p56)
インターネットとウェブが出現し、個人が容易に情報を発信できるようになった。それまでは新聞社や雑誌の編集者といった、ある種特権的な階級に属さなければ、個人が情報を発信することは難しかったのだ。今やブログ、ツイッター、フェイスブックなどを利用すれば、全世界の人々へ向けて、自分の考えることを発信できる。
それは文字だけではなく、音声、映像といったデータ化してネットに載せられるものならば、無料と言っても差し支えがない。これは革命である。
だが、データ化できないもの、つまりは「物」を個人が容易に発信することはまだ難しい。何かしらのアイディアがあっても従来的な手続きを踏む必要がある。工場を持ち(または借り)、ある程度の数を作って1つあたりの単価を下げる。それを個人で行うとなると、相応の資金とリスクがある。誰でもができるわけではないのだ。
しかし、それが変わる。すでにその兆しが表れている。その1つが3Dプリンタである。
3Dプリンターで個人がこんなん造れる時代か|2ch東方スレ観測所上記のリンク先で紹介されている3Dプリンタで作られたものはフィギュア、模型、銃、車など。
今までだったら個人がデザインしたものを売ろうと思っても、作ることが難しかった。しかし、3Dプリンタが普及すれば、物を簡単に作ることができる。それもある程度コストを抑えられるし、大量に作らなくてもよい。そうなったとき、個人が製造業をする時代が訪れる。
3Dプリンタは10万円を切るものが出てきた。今後、価格は安くなり、性能が向上していくだろう。
家庭用3Dプリンタを買うならどれ?特徴別3Dプリンタリスト | Social Design News【ソーシャル・デザイン 公式サイト】そのときのために何を準備しておくのか。
アイディアとデザイン力、そしてマーケティング能力は問われるはずだ。
僕個人としては、アナログゲームを作ってみたいとずっと考えているので、アイディアを煮詰めていきたい。今はいろんなゲームを楽しむことで、市場調査をしている(99%娯楽だけど)。
是非遊んで欲しい!!おすすめの面白すぎるボードゲーム8選 | takahirosuzuki.com今の世の中はほんと面白い。変化が激しくて楽しいよね。15年~20年前は携帯を持たず家に電話をかけていたのに、今では携帯を持っていないだけで驚かれる。そしてインターネットがなければ僕は生きていけない。生まれたころにはなかったのに。
携帯電話を持たないという最先端のトレンドとその隠れたメリット | takahirosuzuki.com最後に・・・
3Dプリンタについてのkindle本を見つけたので紹介。読んでみたいな~。
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