ネイピアから2泊3日でモハカ川カヌーツーリング(ニュージーランド旅行記5)

2008年にランギタイキ川をカヌーで下るためにニュージーランド旅をすることにした。学生最後の旅として1ヶ月の期間を確保したので、1本の川で終えるには勿体なかった。

洋書のニュージーランドのカヌー本を一冊購入し、一心不乱に読み耽った。その本で紹介されている北島に流れる川は、どこも瀬のグレードが高かった。グレード5とか4とか、日本にはないレベルの川ばかりなのだ。日本で有数の激流と言われるグレード3の四国の吉野川が、僕らの下ったことのある最高クラスだった。

かといってニュージーランドまで来てグレード1や2の川に行く気も起きず、ニュージーランドそこで目をつけたのがモハカ川。僕らにはちょいとレベルが高いが、なんとか下れそうなグレード3.5の川である。

グレード1:多少小さな波が立っているぐらいで、流れもゆっくりしたパドリングぐらいの速さで、比較的ゆるやか。デッキに波がかぶる程度で、初心者でも緊張せずに楽しめる。
グレード2:やや波が高く、流れも速くなるが障害物や波に癖もない比較的素直な瀬。カヤックで上半身に多少波がかぶる程度。適度なスリルが味わえる。
グレード3:波が高く、パワーもあり、場所によっては1m以上のホールも出現し流れも複雑になる。しっかりとしたパドリングをしないと沈の恐れがある。
グレード4:波は相当高くなり、2~3mのホールや強烈なストッパーが出現。上級の技術がないと危険である。確実なロール技術とレスキュー態勢の配備が必要。
グレード5:非常に早い流れと、水量。パワフルなストッパー。細心の注意をしてても沈をする確立が高い。
グレード6:カヤックで下るには、危険が高すぎ、冒険的な要素のが強いほど強力な瀬。もはや自然の猛威を感じるくらいの瀬。

参考:カヤック入門講座

洋書のカヌー本にはたいした情報がないのでネットで情報を収集に努めたが、瀬の情報まで言及しているサイトには出会えない。現地で情報収集することにして、ニュージーランドまでやってきた。

モハカ川の近くの都市ネイピアで情報収集をするも、最後まで詳細な瀬の情報は得られす。2つあるグレード4の瀬に気をつける、という曖昧な情報のみで出発することになった。


大きな地図で見る

スタート地点までは車で運んでもらい、ゴール地点にレンタカーを置いておいてもらうという手段で2泊3日のモハカ川カヌーは開始。

水は汚されておらず美しい。切り立った崖沿いに流れる川は基本的にはおだやかだが、ときとして激しい。うねるような轟音の響きが瀬の始まりを予感させ、一度激しい流れに立ち行ったならば、それはしばらく続く。3級程度の瀬が連発し、瀬の下見をしていてはきりがないくらいだった。

途中でやむを得ず、下見なしで突っ込むという選択をせざる負えなくなった。一応地図にグレード4の瀬があるであろう場所はメモしてきたので、そのあたりでは下見をするものの、もはやどれがグレード4の瀬かわからない。

結局未知のレベルであったグレード4の瀬にも、下見なしで突撃するという冒険をすることになった。

グレード4:波は相当高くなり、2~3mのホールや強烈なストッパーが出現。上級の技術がないと危険である。確実なロール技術とレスキュー態勢の配備が必要。

このときのメンバーは友人のセキちゃんと僕の2人で、カヌーはダッキーが1艇ずつであった。僕が先行して、セキちゃんが後行する陣形。

僕がなんとか下りきった瀬があった。流れが一息ついたところで待っているが、セキちゃんが来ない。なんだか嫌な予感がして見に行くと、カヌーが岩に張り付いている!!

やっちまったな~。

荷物が流され、そこに入っていた空気入れが折れていたためにもう空気が入れられなくなった。最後の手段としてカヌーを折りたたんで下った。僕のカヌーの方には大量の荷物はあるし、セキちゃんのフォローもしなくてはだし、最後まで無事でよかった。今でも鮮明に思い出せるほどに、脳裏に焼き付いている。

学生最後のニュージランド旅のモハカ川は、大冒険だった!!

憧れの川を見つけた本

やっぱり野田さんだよね。川辺で読む野田さんの本はたまらない。

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