8月5日の夜、カナダのバンクーバー空港のホワイトホース便の待ち合いロビーでセキちゃんと合流した。予約しておいたクロンダイクカヌーレンタルのクシダさんと翌日の6日に打ち合わせをした。7日から下り始めるため、カヌーに積み込む18日分の食料と酒を買う。驚くべき量だった。
途中のカーマックスという町で多少買い足した分を含めて、主食は米7.5kg、スパゲッティ2.3kg、ラーメン30袋、酒はビール350ml缶を114本とウイスキー1本。これに野菜や果物、行動食や非常食を足した買い物は、運ぶのに大変な重さだった。釣れた魚も含めてちょうど良い量で、食は極めて充実していた。
ユーコン川はカナダ北部からアメリカのアラスカの方へ西に流れている。今回は上流部のカナダ北部のホワイトホースを起点にした。ホワイトホースからユーコン川を下ると湖があり、川に流されるカヌー旅をしてきた僕らは静水を漕ぐ気は毛頭なく、支流のテスリン川まで送迎してもらい、ジョンソンクロッシングをスタート地点にした。
同日に下り始めるカノウさんと共に送迎してもらうことで少々割り引いてもらい、始めの3日はカノウさんと一緒に下った。ジョンソンクロッシングまで来て、ようやく思い続けたユーコン川をカヌーで下る実感が湧いてきた。水の透明度は高く、水面に太陽の光が反射してまぶしい。支流といえど数百mの流域はありそうな大河。これから始まる旅に胸が高鳴った。
レンタルしたのはカナディアンカヌーでシングルパドルでのツーリングは初めて。大量の食糧と酒を積み込める積載量に感激した。もっとビールを買ってきても良かったかも、、、
最も暑いシーズンではあるが、日が陰ってしまえば半袖では寒い。風が出てくるとフリースの上に1枚着る必要があるくらいだった。そう、ここは北海道よりも高緯度である北の大地なのだ。嗚呼、ユーコン川に来たんだなあとしみじみ感じながら、川の流れに身を任せて出航した。
これ、なんだ。
天気は上々。
カナディアンカヌー。積載に秀でているので長期ツーリングに向いている。
さあ、出航だ!
ユーコン川カヌー紀行
・[カナダ]ユーコン川への想い
・[カナダ]ユーコン川下り準備
・[カナダ]ユーコン川出航(1日目~2日目)
・[カナダ]ユーコン川で燻製(3日目~4日目)
・[カナダ]ユーコン川ではカヌー上で生活(5日目~6日目)
・[カナダ]ユーコン川でパイク田楽(7日目~8日目)
・[カナダ]ユーコン川沿いの町カーマックスに到着(9日目~10日目)
・[カナダ]ユーコン川で雨(11日目~12日目)
・[カナダ]ユーコン川と熊の足跡(13日目~14日目)
・[カナダ]ユーコン川で熊と遭遇(15日目~16日目)
・[カナダ]ユーコン川でオーロラ(17日目)
・[カナダ]ユーコン川のゴール地点ドーソン(最終日18日目~)
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