ユーコン川カヌーでオーロラ!(17日目)[カナダ]

ユーコン川でオーロラとキャンプ (1)

17日目も晴れ。結局雨だったのは3日程だった。

ユーコン川でオーロラとキャンプ (2)

マシュマロを遠火で温めると甘さが倍増し、とろける食感となる。糖分を補給して出航。

18日間の旅も17日目。
夢のような時間も後わずかになった。町に着く前の最後の夜を迎える中、やり残したことは2つ。

・巨大なキャンプファイヤーを作ること
・オーロラを見ること

ラストナイトに相応しいキャンプ地を探していた。枯れ木が豊富で、かつ、周囲に燃え移る木々がないところ。19時くらいからそんな場所を求めるように、川幅の広いユーコンを左岸に行ったり右岸に行ったりと彷徨っていた。これぞと思う場所が見つかったのは、日が落ちようとしている21時前くらいだった。

上陸するや否や、日が暮れて辺りを見渡すのが困難になる前に木々を集め始めた。通常では放置するような大木を一生懸命運ぶ。最後の夜は、炎が天に昇るような大きな焚き火をやりたかった。2人で1時間ばかりかけて集めた薪はたいした量になった。

ユーコン川でオーロラとキャンプ (3)

奥の大きな木の根っこにいるのが僕。この木々の量が伝わるだろうか。

ユーコン川でオーロラとキャンプ (4)

木々を集め終える頃には日が暮れていた。川の向こうから昇ってきたのは満月。

ユーコン川でオーロラとキャンプ (5)

超巨大な焚き火を組んで火をつけると一気に燃え上がった。

ユーコン川でオーロラとキャンプ (6)

燃えろ燃えろ~、と祈りを込める。

ユーコン川でオーロラとキャンプ (7)

煌々と燃える炎の周りを駆け回った。

ユーコン川でオーロラとキャンプ (8)

背丈ほどに伸びる火。写真の距離にいても熱い。

ユーコン川でオーロラとキャンプ (9)

逆側から見ると砲台のように見える。雲に隠れたり雲から現れたりする満月の中で飛び散る火の粉が幻想的だった。

ユーコン川でオーロラとキャンプ (10)

25時くらいだった。
火も落ち着き冷えてきたので、テントに戻ろうとして顔をあげると、、、
緑色の一本の光が!

ユーコン川でオーロラとキャンプ (11)

これは8月24日の午前1時くらい。1週間程前からオーロラを見るために、雲がない夜は夜中に起きてテントから出て空をチェックしていた。やっぱり簡単には見れないのか、と諦めかけていた最後の夜だった。

ユーコン川でオーロラとキャンプ (12)

極地に近い場所で、オーロラは年間300日程出ているそうだ。しかし夏である現在は、白夜に近く真っ暗になる時間が非常に短いので見れるチャンスは少ない。また、曇っている日もあるので、実際に肉眼で見れる日が300日あるわけではないのだろう。せっかくここまで来たので、ユーコン川下りの最中に見れなかったら、見れるまで残ってから帰国しようと思っていた。ラストナイトに見ることが出来るとはまさに僥倖。

ユーコン川でオーロラとキャンプ (13)

オーロラは光のカーテンと言われる。確かに光の帯が揺れる様子は風でひらひらするカーテンのようだった。だが、僕は生き物のようであるようにも感じた。僕を中心とした半球の夜空を貫く一本の緑の光。それが動く様子は竜が駆けていくように見えた。

ユーコン川でオーロラとキャンプ

輝いていたオーロラは1時間ほどですっと姿を消した。さっきまでの動きが嘘のようにあっけなく消えた。しかし、脳に焼きつく美しさであった。忘れられない夜になった。

ユーコン川カヌー紀行

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