途中の町カーマックスに着いたのが10日目の昼。肉、野菜、フルーツ等の鮮度が大切なものを少々追加し、ビールも買い足した。レンタルしたクシダさんに途中経過を電話で連絡し、洗濯をしシャワーを浴びて一息。
僕らにとって不思議だったのはこれが10日目にやっとカーマックスに着いたということ。どういうことかというと、通常スタート地点のジョンソンクロシングからカーマックスまでは7日間と言われている。しかし僕らは途中でペースが遅いということに気づき、カヌーに乗る時間や漕ぐ時間を増やしたにも関わらず、10日目の昼に着いた。他のツーリングしている人は一体どれだけ漕いでいるんだろうか。漕ぎ過ぎてはいないか、と。
正直なところ、カーマックスまで2週間かけて良いくらいだと思う。ご飯をちゃんと作り、釣りをして魚を捌いたり燻製にしたり、焚き火を囲みながら酒を飲んだり、オーロラ見れないかなと夜更かししたり、なんてことをしていたら7日間では短すぎる。カヌーを漕ぐだけが川旅だというのは勿体なさ過ぎる。
そんなことをセキちゃんと話しながら、最終日ドーソンまで残すところ8日というのは、結構なペースで進まないといけないことを意味していた。なぜならカーマックスまで7、8日間で下っているのが「普通」だからだ。結局カヌーに乗っている時間と漕ぐ時間を今までよりももっと増やすしかないよね、っことで早く出発して夕暮れにキャンプ地に着くように行動することとなった。
カーマックスのキャンプサイト。落ち着く感じであった。
パイクと大根の煮物。見た目は悪いが、味が上々。
11日目にカーマックスより出発。荷物を整理して、うまく収まった。
途中で見かけたサーモンを獲るための網。一匹も入っていなかった。
カーマックスで買った肉。魚肉は食べていたが、やっぱり肉が恋しくなる。
地図に「potential camp」や「good camp」、「exellent camp」と書いてある中、good以上だと火を囲むように丸太が置いてあったりする。非常に使いやすい。
12日目は雨。カーマックスで、急がなくてはいけない、と話し合った。
でも、でも、、、
雨の中進むのは楽しくないよな、
ってことで停滞。
幸い近くに小屋があったので、そこで一日休むことにした。
テントや服を乾かす。この日は昼から焚き火をし、近くでパイクを釣って捌いたり、と一日をゆっくり過ごした。疲れも溜まっていたし、良い休憩だった。その分のしわ寄せのことは考えなかった。という考えないことにした。
ユーコン川カヌー紀行
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