国境を跨ぐことに慣れることはなく、タンザニアからケニアへ渡るナマンガの国境でも緊張感を持っていた。ただ、モーリタニアとセネガルの国境越えのように国境の街で宿泊することはなく、自転車で走ってきて日中に抜けてしまうときではいささか緊張感の度合いが違う。一連の流れというか勢いに背中を押される感じなのだ。今回のナマンガ国境越えは日中であり、適度な緊張感の中でスムーズに事が進んだ。
タンザニアからケニアへ入っても風景が一変することはない。人々の顔付きが大して変ったように思わないし、相変わらずマサイはたくさんいる。しかし、やや経済がタンザニアより発展しているように感じたのと、ケニア人の方が優しくて大らかな印象を受けた。ギブミーマネー( give me money)を言われる数が減ったからそう感じたのかもしれない。挨拶のように言われるマネー攻撃に慣れたのかと思っていたが、やはり心地よくはないし、ストレスになっていたんだろう。
休憩していると子供に囲まれる。子供たちは手を差し出してマネーマネーとひたすら言い続ける。大人でもギブミーマネーという人は至るところにいる。「どこへ行くんだ?」から会話が始まっても、「日本に帰るときに自転車を置いていけよ、くれよ」という話に落ち着く。写真を撮っていいか聞けば、大半の返事はマネー。お金を払ってまで撮りたいことなどない。途中からは余程取りたいときかOKをもらえそうなとき以外は面倒なので尋ねなくなった。かなり不快だったのが、街の風景を撮っていると人々が走ってきて、「俺を撮っただろう、金よこせ」と言ってくること。かなり遠くから走ってきたこともある。辟易した。
タンザニアでは挨拶のジャンボよりマネーと言われた回数の方が多い。ジャンボは1人に10回言われることはないが、マネーは1人に100回言われることがあるから。こんなことを書くけどタンザニア人の大半はいい人だし、マネー攻撃に悪意は感じない。それでも、なんだか好きになれなかったタンザニア。結局1ヵ月以上いたんだけどなあ。
日本人の恋人がいるという彼女。彼の写真を見せてくる彼女の目は乙女のものだった。
この宿に泊まったら、以前にも日本人チャリダーが来たわよ、とのこと。
綺麗めなレストランに入ったからか、肉なし料理なのに120シリングとややお高い。
ちなみにケニアでhotelはレストランなので注意。寝る場所じゃないよ。
街を案内してくれたケニア人。あらかじめチップは払うつもりないけど大丈夫?と聞いたところ、そんなもん要求しないよ、というので30分程話しながら歩いた。最終的にはやっぱり幾らかくれないか、と。こんな感じ。
たまには、とファーストフード店で食事。250シリング(約250円)。
お目当ての宿であるジャングルジャンクションに到着し、早速ビールを頂きました!!
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