【狩猟ブログ】イノシシの解体をしてきたよ!死を避ける日本社会で命をいただくということ

どーも。ジビエ肉を廃棄したくない会代表の自然人タカ(@viatortaka)です。狩猟仲間を募集中です。

狩猟を始める理由は以前にも書いたけれど、殺された鹿や猪が捨てられているのがもったいないと感じたところから始まっている。田舎に実際引っ越してみると、田畑をどこも柵で囲っており、囲わないと農作物は育てられない。

イノシシの解体をしてきたよ!死を避ける日本社会で命をいただくということ

猟師の減少と高齢化が進んで鹿や猪が増加する。その獣害によって農業をする人が被害を受け、場合によっては引っ越す

鹿や猪の個体数の変化

農作物を守るための柵には補助金(税金)が使われるが動物とのイタチゴッコを続けており、数が減るわけではない。とにかく鹿や猪を減らそうと駆除費(税金)を出して駆除。獲った鹿や猪は仕方なしに捨てる、という構造になっている。

猟師という直接命に手を下す人は捨てたいとは思っていない。できれば食べた方がよいと考えている人が大半だと思う。命を粗末にしたくないのだ。しかし食べきれないことに加え、解体には多くの時間がかかるという現状がある。

捨てられている肉に値段をつけ、流通する仕組みを作りたい。そういった想いを抱えて狩猟を始めた。

死が怖いのは死を遠ざけているからではなかろうか

2009年から2012年まで自転車で世界一周をしていた。そこで気付いたのは、日本が死を日常から遠ざけてきた社会だということ。

ネパールでヤギを殺して食べるところを見た、セネガルで牛を殺して食べるところを見た、チベットで鳥に人間の死体を食べさせる鳥葬を見た。

スーパーに並んでいる肉を多くの人がそれを食すけれど、それらが口に入るまでの過程を知る人は少ない。命が食べていることにできる限り思い当たらないようになっている。

魚の切り身が泳いでいると思っていた小学生がいた、という話があったが分からなくもない。イノシシの解体をしたことを生徒だった高校生に話したとき「かわいそう」という反応が返ってきた。普段食べている肉も殺して解体していることを伝えると「確かに」という反応。そういうやり取りで始めて命を奪っていることに思い当たるのだ。

そんな社会の中だからこそ、僕は命をいただくという行為に興味を持ったのかもしれない。

狩られる側に立った経験

動物、特に哺乳類を殺すときにはさまざまな気持ちが錯綜する。その中の1つは自分が殺される側だった思い出。

カナダのユーコン川をカヌーで下っているとき、グリズリーを見た。熊に出会わないように細心の注意を払って生活していた。

ユーコン川カヌーで熊と出会う(15日目~16日目)[カナダ]

かつてアフリカ大陸南部のボツワナを自転車で走った。その道はライオンが普通に出る道だった。
 
ボツワナ旅行と治安:サファリでなくてもライオンが出る国を自転車で走る

そしてその後にオカバンゴデルタのウォーキングサファリに参加すると、そこは動物のパラダイスだった。

オカバンゴ湿原の命がけのウォーキングサファリツアー[ボツワナ]

一歩間違えば自分が狩られていたんだという気持ちが去来する。動物界のピラミッドでは人間の方が上なのかもしれないが、それが一方通行ではないことを体験した。

それは狩りをするに当たり、気持ちの面で大きいことのような気がする。

ちゃお!

イノシシの解体をしてきたよ!死を避ける日本社会で命をいただくということ

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