インターネットを繋いでいる海底ケーブルの切断ニュースと世界地図

2012年3月にケニアの首都ナイロビの宿ジャングルジャンクションにいたときの話。アフリカでwifiが無料で繋がる宿は多くない。貴重なネットやり放題の宿だったので、意気揚々と現代ネットライフを満喫すべく宿に泊まり込んだ。

しかしネットの調子が悪くてつながらない日が多かった。とはいえ、そこで会った人たちと仲良くなったので日々一緒にビールを嗜んでいたら、予定以上に滞在日数となった。

[ケニア]危険都市ナイロビに来る日がやってくるとは、、、
ナイロビで僕が泊まった宿ジャングルジャンクションの目の前で発砲事件!!!!ガクブル

滞在前半のインターネット不具合の原因はルーターの設定で、そういった事情に詳しい旅人が設定を直してネット回線が回復した。滞在後半のインターネットの不具合は謎だった。

そのときに宿にいた旅人の1人が以下の内容のニュースを見たという。

「インド洋の海底ケーブルにアンカーがひっかかってケーブルが切断されたのが原因でインターネットが繋がらない。現在復旧中。」

いやいやいやいやいや。僕はそのニュースが信じられなかった。というのは、世界を繋いでいるインターネットが海底ケーブルによるものだとは思えなかったからだ。衛星かなにかを経由して繋がっていると考えていた。

だって世界中にケーブルを張り巡らせているってことでしょ。電話もそういうことなの?まさかね。そんな、なんつーか、アナログな・・・

それだったら戦争時にケーブル切られたらネットも国際電話もつながらなくなるってことじゃんか。そんな話聞いたことないし。

ニュースの話が出たときはネットが繋がらない状況だったので調べようがなかった。僕の頭の気になる事柄リストに収納され、以降は放置。その棚から次にその話が引き出されるのはボツワナとなる。

ボツワナでは青年海外協力隊員として働きにきている日本人の方に出会った。ボツワナのネット環境の整備に来ているという。僕は気になっていた海底ケーブルのことを聞いてみた。すると・・・

「世界は海底ケーブルで繋がれているんだよ」

えええええ!!!!!?????そうなの!?あのニュースは本当の話だったの!?

衝撃が走る。ケーブルで直接繋がれていなければ、安定して速く繋がることはできないと言う。専門家に言われてみれば納得するんだけど、にわかには信じられなかった。帰国したら国際電話やインターネットの歴史を調べてみようと思った。

という心持ちを忘れて日本で生活していたのだけれど、このニュースを見てその想いがよみがえった。

なぜ海底ケーブルは想像以上に脆いのだろう? « WIRED.jp

現在、世界には約200の海底ケーブルが張り巡らされている。そしてその大半には十分な保護対策が講じられていない。主要幹線にあたる海底ケーブルが故障したり切断された場合、場合によっては一部の国が完全にインターネットから遮断される可能性があるという。

テレジオグラフィの研究者であるティム・ストロングによると、海底ケーブルの切断事故は、船舶の碇やトロール船、自然災害が原因で生じたものが多く、そうした事故は年間に約100回も発生しているという。また、切断事故の防止を狙いとしてケーブルのルートを示した詳細な海図を提供している国や、海底ケーブルが集中している海域で碇を下ろしたり底引き網漁を行ったりすることに対して、厳しい罰金を課している国もあるという。

通常の海底ケーブルは太さが約1.9〜6.3mほどもある。また、海岸近くに敷設されたケーブルの場合、光ファイバーのコア部分が二層の亜鉛めっき鋼線で厳重に保護されているものもある。こうしたケーブルは、普通のワイヤーカッターで容易に切断できるものではない。とはいえ何事も不可能ではないし、だからこそ、こういった重要なケーブルを破壊工作から守るセキュリティ対策が十分になされていないというのは、ちょっと意外なことである。

こういった重要なケーブルを破壊工作から守るセキュリティ対策が十分になされていないというのは、ちょっと意外なことである。というより、こういったケーブルで世界が繋がっていたことは、ちょっと意外なことである。

2013年4月17日追記

ツイッターで、「今更、何を馬鹿なこと言っているの」という反応がいっぱいあって怖い。知っていることがあれば、知らないこともある。衛星だと思っていたけれど、海底ケーブルだって知っただけの話だよ。ひ~。

海底ケーブルの世界地図を発見したのでリンクを張っておこう。

「海底ケーブルの世界地図」最新版

あと、「光海底ケーブル」というこの本読んでみたいな~。

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インターネットと海底ケーブルと暗号は繋がっている

暗号解読、を読んだら情報に関するいろいろなことが繋がってきて面白い。

暗号解読~ネット社会は暗号で成り立っている

関連リンク

ボツワナはアフリカでも随一におすすめの国。記事リンクを張っておく。

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