刻々とゴールが近付いていた。残す国はナミビアと南アフリカ。リアルサイクリングサファリ、リアルウォーキングサファリ、と動物の世界にお邪魔して大満足した僕は、残す道はバスで移動することにした。
自転車での移動は不確定要素が多くて先の予定を決めづらいが、バスでの移動となると計算ができる。ケープタウン発の帰国便を調べ、値段の境目があったので勢いで航空券を取った。エミレーツ航空の2012年6月18日ケープタウン発ドバイ経由関空行きの片道チケットが約54000円。
残すところ約2週間。ナミブ砂漠へ行くことと、ケープタウンからの喜望峰チャリが適えばやり残しはない。マウンからナミビアの首都ウイントフックへ向かった。
マウンからウイントフックまでは800kmほど。マウンからハンチ(Ghanzi)の300kmはバスで移動し、ハンチからはバスが故障で欠便していたので50kmほど自転車を漕いた。夕刻になったのでそこでヒッチハイクして、150km先のナミビアとの国境付近までトラックに乗せてもらう。正確には国境の10km手前の街で降ろしてもらい、そこの警察署でキャンプさせてもらった。
翌日は国境まで自転車を漕ぎ、国境でヒッチハイク。なりふり構わない感じでウイントフックに辿り着いた。ボツワナではヒッチハイクは珍しいことではなく、相場は10kmで2プラ(約20円)。マウンからハンチの300kmのバスも60プラ(約600円)なので、バスと同程度である。ナミビアでは値段がぐっと上がり、10kmで5ナミビアドル(約46円)。しかし相場を知らなかった僕は、ナミビアで乗せてくれたトラックに、ボツワナと比べて値段が高すぎると嫌な態度を取ってしまった。ナミビアの相場と比べて安かったのに関わらず、、、反省。
アフリカで随一に気に入った国ボツワナ。動物関係の体験のインパクトが大きかったのは勿論だけど、人の優しさやテイクアウトご飯の美味しさ、プラネットバオバブや高級ホテル併設のキャンプサイトに心を射抜かれた。
ボツワナは情報が少ないために旅人が避けてしまう傾向があるので、ホント勿体ない。しかし、あまり訪れられていない国を楽しんだぜ、という天の邪鬼な喜びもある。なんだんだろうね、このケチなプライドは。
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