一歩足を踏み入れただけで、胸が踊りわくわくした。町そのものが纏った独特の雰囲気が魅力的で、歩き回らざる負えなかった。町のほとんどのものが「木」で構成されているその町は道がなく、歩くところは通路と呼ぶ方が相応しかった。家屋、通路、電柱、公園、ゴミ箱、銅像など全てが木で作られており、足を動かしてぐるぐると歩き回るだけで楽しかった。
その町の名はトルテルと言い、アウストラル街道(7号線)から20km強程外れたところにある。辺鄙なところにあり、普通に旅をしていたらまず寄ることはないだろう。自転車でアウストラル街道を走っていてもスルーする人が多いくらい。この町に寄って良かった。宮崎駿の作品のモデルになりそうな場所だと思った。
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