タイで猿に噛まれて知る:狂犬病ワクチンの種類

※このブログは、映画ザ・ビーチのロケ地猿に噛まれた、から続いています。

11月13日の夜に2週間ばかりタイに遊びに来てくれた友人が日本に帰っていった。最終日は昼からタイすきの店でビールを飲み、夜は空港で日本のラーメンを御馳走してもらった。友人曰く、

「ラーメンとビールでこれだけ嬉しそうにされると奢りがいがある。」

最後、出国ゲート前から数百人もの長蛇の列の末尾に並び、ため息をもらす友人と別れて宿に戻った。

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翌日の夕方、1人になった僕はバンコクのwifiが飛んでいるカフェに入ってメールを確認していた。すると早速帰国した友人から「帰国報告+」というメールが入っている。+って何よ、と開いてみると、、、

(以下コピペ、一部変更あり)

無事に自宅にたどり着きました。

帰り着くまでが旅行とはよく言ったもので、
分かれた後、まだドラマが待っていた。

まず、見た目どおりイミグレが超混んでて、
搭乗時間までに通過できない罠。
通過と同時にマジダッシュ。
いやあ、それにしても空港広いっすね。
まず搭乗口のあるフロアに行くまでに、200メートル超のショッピングロード。
軽く破壊心が芽生えましたよ。
心臓をバクバクさせながら、それを抜けてDフロアに到着。
その先にある目的地のCフロアまであと少し、なはずもなく、再びショッピングロード。
その上、今回の搭乗口の案内標識が超分かりづらく(間違ってるんじゃないかくらい)
道を間違えて迷子になりかける。
いやあ、この旅で一番焦ったよ。
しかし、俺のすぐ前でイミグレを待っていた人は俺の便よりもさらに15分も搭乗時間が早かった。
その人がすげー焦ってるのを見たので、ちょっとだけ冷静になれた(笑)

さて、ここまでは前座。
ここからが本題。

空港に到着後、検疫所の健康相談室に行った。
そこで、地元で狂犬病の予防接種を普通に行っている病院がないことを知って落胆。
「できれば同じ病院で受けるのがベターですよ」と医師に説明を受けると、さらに悩みが深まっちゃいました。
狂犬病だけのはずだったが、蚊にさされたかどうかの質問に答えたところ
「今年はデング熱が大流行してますよ」とな。
いや、知ってたけどさ、みたいな感じで答えると
「虫除けスプレーとかしなかったんですか」と信じられないぜ、といった表情をされる。
まさか「いや、さされたらムヒ塗ってました」と答えるわけにはいかず。
黙って症状などの説明を聞く。
あ、日本の虫除けは効果薄いけど、現地の虫除けスプレーは利くから買えって。
その後、さらに色々と自分の症状を話しているうちに、まだまだ危険性を指摘され、沢山の感染症説明の紙を受け取りましたとさ。
今数えたら、6枚もある。しかも両面刷り(爆)
まあ大体は大丈夫そうだったけど。
はいはい、素人考え、素人考え。
長きに渡る問診を終え、
もはや誰もいないイミグレと税関をなんかどんよりした気持ちで通過したら
「お疲れですか?」って聞かれる始末。
そりゃまあ、疲れますよ。

さて、これが本題の全てではもちろんありませんよ。
これは前フリです。
単なるドラマの一部。
いよいよここからがクライマックスです。

いよいよ、電車に乗って、空港を離れようとしたその時、電源を入れたばかりの携帯に突然の着信。
見ると知らない番号。
いぶかしがりながら出てみると、さっきの健康相談所の医者からでした。
そういえばさっき、問診票に電話番号書いた。
しかも、命に関わる可能性があったから、家の電話じゃなくて、めったに書かない携帯の番号を。
なんでも、伝え忘れたことがあるとのこと。なになに、
「狂犬病のワクチンは同じ種類のモノを摂取しないと効果薄いですから気をつけてください」
おい!それは伝え忘れちゃだめだろ!
そこで、既に現地の病院で受けた注射の種類が違うくさいんですけど、と伝えると
「それは、さらに追加の摂取が必要になるかもしれませんね」とのお言葉。
な、なに~!ただでさえ地元で受けられないかもしれないのに、めんどくさすぐる!
とか思っていたところ、トドメの一言が。
「もっと恐いことを言いますと、海外のワクチンの中には、あんまり効果が期待できないものもあります」
・・・マジで?冗談でしょ?
恐い!恐すぎるぞ!
ていうかあんまり効果が期待できないって何よ!
仮にも医療機関の行う治療行為なのか!
ここでさらに追い討ち。
「特に辺境の町の病院は危ないですね」
え、それはラノーンのことですか?
え?ピピ島も心配?
どないせえっちゅうねん!
と怒っても仕方がないので、もちろん、冷静を装ってたずねました。
「どうすればいいんでしょうか」
「治療記録を全部持っていって、ワクチンを接種する医療機関に相談して下さい」

おしまい。

明日病院に行って色々分かったらまた連絡するけど、孝浩も不安ならバンコクに居るうちに、
日本語のできる医者が居る、安心そうな病院にいって相談した方がいいかもね。
あ、ちなみにその空港の医者はとても丁寧でいい人だったよ(笑)
わざわざ電話かけてきてくれたしね。

まあ、そんなこんなで最後まで盛りだくさん。
すごく楽しい2週間だったよ。
ありがとう。
命にだけは気をつけて、いい旅を続けてくれ。

(コピペ終)

続きは次のブログで。

2012年10月20日追記<狂犬病シリーズまとめ>
1.[タイ]映画「ザ・ビーチ」のロケ地
2.[タイ]猿に噛まれた
3.[タイ]狂犬病予備軍の友人からメール
4.[タイ]狂犬病予備軍の友人からメール(続)
5.[タイ]後は願うだけ







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管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。