メキシコはティファナをスタートし、バハカリフォルニア半島を走った。最終的にはメキシコシティからキューバへ飛んだ。
テピックのスケート場へ行ってみた
エドガーは父とテピックに住んでいる。テピックはマサトランより南に車で4時間程度のところで、エドガーが彼女や友人に是非紹介したいから一緒に来て欲しいと言われて行くことになった。
移動した日の夕方にエドガーとエドガーの彼女と僕の3人でタコスを食べに行った。が、タコス屋の中で手を繋いで見つめ合っている2人は完全に彼らだけの世界。
写真を撮っていい?と聞くと、okと答えた彼はおもむろに彼女とキスし始める。カモ~ンと言われタコス屋の中でキスしている2人を撮る僕。感覚の違いに驚きは隠せない。
挙句の果てに彼が言い出したことは「ちょっとプライベートな時間と場所が欲しいんだけど・・・」と。もはや呆れてしまい好きにしてくれという感じだった。
彼女に紹介したいから、と僕を誘った彼の文句は遠い彼方に消え去った。インターネットを繋いで待つこと2時間、すっきりした彼らの顔を見た僕は笑うしかなかった。
そんな彼の職は新聞記者であり、1月4日の朝は彼と共にオフィスに向かった。8時40分にオフィスの前に着いた彼の一言は、「早く着きすぎた。9時にならないとオフィスが開かないんだよね。」
文化の違いだな、と思いつつ車の中で待つ。オフィスの前に人が集まり出すが9時を過ぎたのに誰もオフィスに入らない。不思議だなと思っていると、誰もオフィスの鍵を持っていない告げられる。
おいおい、まじですか、、、そして1時間が経過し、僕は彼の職場の人たちとタコスを食べていた。これでいいの??日本人が真面目な民族という話は確かだと思った。
タコスを食した後もオフィスは開かず、車を走らせて動き始めた。どこに行くのか尋ねると、「インタビューしに行くのさ。オフィスでやることはニュースをチェックするくらいで重要ではないし、何も問題はないんだよ。」とすました顔で答えるではないか。
だったらタコス食ってないで仕事しろよ、と思うのはやっぱり僕が日本人だからなのか??カルチャーショックとはまさにこれ。そして彼のインタビューや記者会見の場所に同席する。いいのかね。
日本では記者クラブという記者しか入れない会見などがあるという。記者しか情報を取得出来ない仕組みは、情報の取得に関する既得権益であり、あまり宜しくないという記事を読んだことがあるが、メキシコのノーセキュリティな感じはなんだか不安でもあった。
その後は仕事を終えた彼と彼女と友人らとスケートをした。メキシコでスケートをするとは思ってもみなかった。年末からの5日間はおかげさまでいろいろな経験をさせてもらった。
滑る際に補助の道具を使っていた人が多かったけど、日本にこんなんあったっけ??
エドガーと彼女、そして友人2人。漫画が好きだと伝えたところ、あれは知っているか、これは知っているかと多くを聞かれたが、コアなものばかりで何も知らなかった。メキシコのオタクが見るものは全然分からない。もっと良い漫画はいくらでもあるのになぁ。
バスに自転車を積む。帰省ラッシュで混んでいたので、自転車を載せる際の交渉は難航した。
※エドガーとの記事
・[メキシコ]エドガーとの出会い(12月30日)
・[メキシコ]エドガー家の大晦日(12月31日)
・[メキシコ]エドガー家での年始(1月1日、2日)
・[メキシコ]エドガー父方の家での年始(1月3日、4日)
・[メキシコ]エドガーへの偽り
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