どーも。愛知県新城市(しんしろし)が活性化することを応援する会代表のタカ(@viatortaka)です。
新城市では昨年度に若者議会が発足した。全国初の予算がついた若者議会であり、約1,000万円の政策が提案された。僕は若者議会の発足準備のための若者ワーキングという組織のときからサポートをさせてもらっている。
その新城市の若者議会の恐ろしく画期的な7つのことをまとめた。
女性が強すぎる
国会議員、市議会議員を見てもらえればわかるが、男女比を見たときに男性の方が圧倒的に多い。国会議員に占める女性の割合は9.5%で、女性国会議員の割合を国別に見たときに日本は129位と低い水準。
男性社会である政治の世界において、新城市の第一回若者委員の女性比率は65%(20名中13名)と異常ともいえる高水準となっている。新城市のことを思って立ち上がった若者の中にこれだけ多くの女性がいることは恐ろしく画期的なことである。
高校生が強すぎる
新城市の若者議会の募集要項ではおおむね16歳から29歳が対象だった。日本の選挙権が20歳から18歳に引き下げられる見通しとなったのが2015年のことだが、新城市の第一回若者議会では選挙権を持たない高校生が半数の10名を占めた。選挙権を持たずしてすでに市政に関わろうとする積極的な高校生が多いというのは恐ろしく画期的なことである。
確保された予算枠がでかすぎる
2016年10月に、若者議会で練り上げた6つの政策を市長に答申した。6つの政策の合計は9,977,000円(約997万円)と約1000万円である。その6つの政策はすべて審議を通過した。若者にそれだけの期待をかけ、1000万円を投資したというのは他に例がない恐ろしく画期的なことである。
発想がとんでもなさすぎる
若者議会では2015年に挙げられた6つの政策が2016年に実現される。6つの政策は以下の記事で過去に紹介した。
・若者議会の委員20名が作った6つの政策を紹介【愛知県新城市】
たとえばその中の医療チームの案がバブルサッカーとなっている。一見、医療とバブルサッカーは繋がらないけれど、その趣旨は運動しない若者の健康づくり。運動不足の若者が興味を持つスポーツとしてバブルサッカーを選び出し、運動習慣をつけて将来的な医療費削減を見越している。その若者ならではの発想は恐ろしく画期的である。
周りの大人の懐が広すぎる
大人から見た若者は謎の生き物である。自分らの思考の枠の外におり、手に負えないことがある。その若者らに期待し、声を聞こうとし、それらを行政に取り込もうとした市長、市議会議員、市役所職員がいるという事実。そしてその代表者を選んだ市民や実際に見守っている市民の方々の懐の広さは恐ろしく画期的である。
熱量がありすぎる
若者議会ができあがった経緯は世界ニューキャッスル会議にある。世界には新城という意味の都市が点在する。世界の新城市の人々が集まる世界ニューキャッスル会議の第一回は日本で行われた。世界のニューキャッスルでは若者の声が取り上げられる仕組みがあり、新城の若者は思った。「なぜ日本の新城市には若者の声を行政に取り上げられる場所がないのだろう?」
そこから生まれたのが若者議会である。若者議会を生み出したこともさることながら、市長に政策を答申したあとも自主的に集まって会議を重ねる若者委員の熱量は恐ろしく画期的である。
市外の若者の意見を取り入れる姿勢がすごすぎる
現在新城市では第二期の若者委員を募集中である。20名の募集のうち5名は市外からも受け入れる体制。
先日企画した”どやばい村プロジェクト”が市外の若者のアイディアを取り入れる趣旨となっていたが、2泊3日という短期ではなく、1年間という長期で関わってもらいたいということだろう。
・【どやばい村プロジェクト報告1】イベント初日は、どやばい地域視察・どやばい鍋交流会
・【どやばい村プロジェクト報告2】イベント2日目は、やばい解体BBQ・どやばい村会議
・【どやばい村プロジェクト報告3】イベント最終日は、やばいプラン発表とやばいピザ作り
新城市の若者のみならず、市外の若者の意見を若者委員として取り入れようとする姿勢は画期的である。
第二期の若者議会委員を募集中
愛知県新城市は第二期の若者委員を募集中である。詳細は以下の記事で。
・愛知県新城市で第2期若者議会の委員を募集!市外委員も5名募集!(交通費支給)
若者にとってまたとないチャンスなんで是非挑戦してみてほしい。
ちゃお!
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