2013年3月15日夜に、夫と自転車旅行中に野宿していたスイス人女性が暴行された。場所はインドの中部マディヤプラデシュ州ダティアで、森林地帯にテントを張って一晩過ごそうとしているときだった。そこを襲われて、物品も盗まれた。
・スイス人女性を集団レイプ インドで夫と自転車旅行中
・Swiss tourist gang-raped in central India, police say
性犯罪が社会問題化しているインドの中部マディヤプラデシュ州ダティアで15日、夫と自転車で旅行中に野宿していたスイス人女性(39)が集団レイプされ、地元警察当局は16日、20人を拘束した。PTI通信が報じた。
女性は15日夜、森林地帯でテントを張り、一夜を明かそうとしたところ、男の集団に夫の目の前で襲われた。犯行の際、容疑者らは女性のパソコンなども持ち去ったという。
ほんと洒落にならない。インドでまた強姦事件が起きた。つい3ヶ月前にも首都ニューデリーで複数人による悪質な暴行が起こったばかりなのに。
インドの強姦事件で、日本人女性がレイプされたニュースを思い出した! | takahirosuzuki.com2012年12月16日夜にインドの首都ニューデリーで、男友達と映画からの帰りバスに乗った23歳の理学療法科の女子大生が、複数の男に性的暴行を受け鉄パイプで殴られるなどした事件が起きた。
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僕がインドに行った6年前の事件では日本人女性が襲われた。3ヶ月前の事件ではインド人女性が襲われた。今回の事件ではスイス人が襲われた。
端的にいって、インドは暴行されるリスクが高い国だということ。インドを旅しようという女性はそのリスクを考慮に入れる必要がある。3ヶ月前の事件も、今回の事件も、男性と一緒にいるにも関わらず、複数人によって集団暴行に及んでいる。
どちらの事件も深夜に起きていることを考えれば、夜に出歩かないは当然だろう。昼でも十二分に警戒する必要がある。
今回の事件で個人的に胸をえぐられた想いを抱いたのは、襲われたのが自転車乗りの旅人だったこと。僕自身2009年~2012年まで2年半かけて自転車で世界一周していた。襲われた夫婦と知り合いではないけれど、仲間のような意識がある。辛い。
僕も森林地帯にテントを張って夜を越したことは何度もあった。相当に気を使っていたけれど、襲われる可能性をゼロにするのは無理。たまたま襲われずに旅を終えたということに他ならない。
インドだけでなく、海外に行く人は本当に気をつけてください。
自転車乗りがテントを張る場所
旅で僕がテントを張っていたときに気を使っていたことを以前に書いたので紹介。
僕はキャンプ場でない場所にテントを張ることがほとんど。その際は安全のため人目につかないところを選ぶようにしている。逆に目立つところに張ることで襲われないという考えもあるのだけれど、そちらの経験はほとんどない。どうにも落ち着かない気がするし、キャンプが好きな理由の1つが静寂だからだ。
第一の条件は道路から見えないところ。夜にテント内でライトを付けると目立つので、まずは道路から見えるのを避ける。第二の条件は車で来れないところ。万が一襲われたときに相手の傍に車があると厄介なので、基本的には車ではアクセス出来ないところに張っている。大通りからあまり車が通らなさそうな舗装されていない小道に入り、そこから木々の死角に潜りこむことが多い。基本的に、まず人が来ないようなところに張っている。
スロバキア
フランス
どちらも森の相当奥のほう。僕が森に入るところを見られて狙われない限り、人が来ることはあり得ない。とはいえ、襲われるリスクは常に背負っている。
2013年7月21日に判決
・スイス人チャリダーを襲ったインドの集団レイプ犯6人に終身刑
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