メキシコはティファナをスタートし、バハカリフォルニア半島を走った。最終的にはメキシコシティからキューバへ飛んだ。
メキシコのルートは上の写真の通りである。
メキシコ自転車旅行で感じたこと
何もない大地があった。
道は数キロ先まで視界に入り、数日間でお腹がいっぱいになるくらいのサボテンを見た。
荒野と呼ばれるであろう土地を自転車で走っていると数十キロに1軒の店、または幾らかの住宅と2,3軒の店がある。
そこで水と食料の補給をして走る。
道から脇に入ったサボテン達の隣にテントを張り焚火をする。
星空は驚く程きれいで言葉を失う。そのようなところを走っていると己の存在の小ささ、逆に言えば大地の雄大さを想う。
ここいらで近況の報告。
日付:12月9日(旅を始めてから23日目)
走行距離:1070km程度(アメリカロサンゼルス~メキシコGuerrero Negro)1,000km突破!
アメリカのロサンゼルスを出発し海岸沿いを走りティファナの国境を通過して、メキシコの西側に南に伸びているバハカリフォルニア半島の1号線を南下中。
国境から南に750km程度で、半島を南北に見て真ん中らへんにある太平洋側の町のGuerrero Negroに滞在して一旦休んでいる。
半島の南部に位置するラパスから本島のマサトランにフェリーで渡りメキシコシティに向かう予定。
アメリカで出会ったヨシとカズと共に走行中で、3人でシェアをすると宿代が700円~1000円程度になり、宿とテントの割合は2:1くらい。
乾燥しているので汗をかいてもそこまで不快にはならないが、やっぱりシャワーを浴びたくなる。
日本での温泉→キャンプは相当に心地よかったことが分かった。浴槽に足を伸ばして浸かりたい。
ご飯は自炊が中心でスパゲッティかラーメン。ちょっとした野菜や缶詰でバリエーションを付けて食べている。店があるときはパンを買ったり、屋台があるときはタコスを食す。
タコスが美味しくて美味しくてビールが止まらない。
バハカリフォルニアのメキシコ人は優しく、屋外で行っている誕生日パーティーに参加させてもらって料理やビールを頂いたり、家に招待されて全長80cmもあるような魚とタコス、取れたてのフルーツ等々をご馳走になったこともある。
雨はほぼ降らず、基本的に晴れている。日中の気温は20度前後で太陽が出ているときは半袖のTシャツ、太陽が陰っていたり風が強いときは薄手の長袖のシャツを羽織る。
休憩中に日陰に入るとやや肌寒さを感じる。朝方と夜は冷えるのでフリースが必要で、山地でテントを張ったときの朝の気温は約5度だった。
そのときはダウンジャケットを着ても冷えた。夏の終わり頃の気分で走っているので、すでに12月ということが不思議でクリスマス気分のイルミネーションに違和感を感じてしまう。クリスマスや年末年始はどこにいるのか。
空が明るくなってくるのが6時頃で17時頃には日が暮れる。テントを畳んでご飯を作り、休憩や買い出し、寝床探しなどをやっていると走行時間が3~5時間となっている状況。
平均時速は約17km程で1日に50km~80kmのペースで進んでおり、100kmを越えたのは走行初日と頑張った日の2日のみである。
それでも少しずつ体が自転車に慣れてきたし、10冊以上ある本や余分な寝袋等の不要な荷物が減れば速度が多少は上がる気がする。走行時間はこれくらいがちょうど良い。
日本一周したときは1日160km越えた日が多々あったけれどなぜ出来たのか謎。う~ん。年を取ったのか。今の感じだと不可能に近いんだけど・・・?
現状はこんな感じの旅。好奇心を失わずに日々楽しく走っている。
まずはラパス目指します!
こんなところを走っている。見渡す限りの大地。
町が見える。この町は大きい方。見つけると嬉しくなる。リアルドラクエをやっている気分だった。
ヨシと離れてカズと2人で走っているときがあった。休憩しているときの1枚。
缶詰の肉が入ったスパゲッティ。1ドルの鍋を使っている。コッヘル(アウトドア用の鍋)をゲットして料理のバリエーションを増やしたい。
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