歴代の将棋界でも最強と言われる羽生さんはチェスも日本一というくらい強いという記事を書いた。先日ポーランドの大会で6勝2敗1分であった。
・将棋の羽生善治さんがポーランドのチェス大会でグランドマスターに勝利!その実力と実績とは?
・将棋の羽生善治さんがポーランドのチェス大会で6勝2敗1分で2個目のIMノームゲット!!
羽生さんはチェス「も」できるからすごいよね、という話なのだけれど、将棋も信じられないほど強い。1996年に竜王・名人・王位・王座・棋王・棋聖・王将の7つのタイトルを同時に取得した七冠王となった。これを成す人は今後現れないと言われているほどの奇跡。
天才羽生の凄さを現役プロ棋士の真田圭一七段が語っている。
将棋の何が変わったのか?
僕は将棋倶楽部24というネット将棋のサイトのレーティングが1700ほどなので、二段くらいである。多少は将棋のことが分かるし、将棋の本をよく読む。
上の動画でも言っているように、羽生さんが現れる前の将棋はコマがぶつかってからが勝負だった。序盤は重視されておらず、戦型もその日の気分で決めていた。しかし、そんなことでは勝てない時代にしたのが羽生さんなのである。
コマがぶつかる前の序盤でリードを保ち、それを維持して勝ちきる。維持して勝ちきるのが難しいのだけれど、それを成してしまう羽生さん。羽生さんに序盤で優位を保たれたら負けてしまうのだ。
序盤で決着がつくという概念を羽生さんが将棋界に持ち込んだのである。それは羽生さんが強すぎるから他の棋士が気付いたわけではなく、羽生さんがその理論を構築していった。
羽生さんの棋譜や発言は残っており、研究されている。羽生さんの思考を取り入れた現代将棋は、過去の将棋とは別物になってしまった。
そのあたりを詳しく聞いてみたい方は上の動画を見てみると非常に面白い。初心者でもわかるように語られているので、興味をもったなら是非見てみて。将棋を愛する人が一人でも増えますように。
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