田舎暮らしを始めたらやりたいことの1つが狩猟だった。それは三十路になる僕が田舎暮らしを始めることにした理由でも、愛知県新城市を選んだくだりで触れている。
命をいただくことと向き合いたいという気持ちから始まっているが、狩猟をやるならば過剰に鹿やイノシシが増えた地域でやろうと思っていた。希少な動物を獲りたいという願望はない。
実際4月から田舎暮らしを始めると、鹿やイノシシを見ることは幾度もあった。ほとんどの田畑が柵で囲まれている現状、手伝っている農家から聞く話を総合すると、僕がいる地域の鹿とイノシシは増えすぎている。
狩猟業界全体の話として高齢化と若者離れが進んでおり、獣害に悩まされているのが現状。地元の人(特に農家)は狩猟を始める人が増えることを喜ぶ。どうせ狩猟をするならば、そういった場所でやりたいと思っていたのだ。
台風の中で行われた2014年愛知の狩猟免許試験
狩猟免許試験合格のために、愛知県猟友会が開催する講習会に参加した。
・愛知県豊田市の福祉センターでの狩猟免許講習と罠猟の仕掛け動画
そこでテキストを購入し、試験勉強が始まった。
講習会から狩猟免許試験までは2週間あった。しかし、その2週間が忙しかった。勉強する時間がまったく作れないまま試験前日となる。そしてその日も朝から仕事。
疲れがたまっており、ほぼノー勉のまま夕刻に仮眠。まさに一夜漬けが始まった。
一夜漬けなど何年ぶりだろうと感慨にふけりつつ、過去問題集を2周する。気になる箇所をテキストで補完し、講習会で撮影した実技の方の罠判別と罠設置ムービーを見返した。
時間は午前3時。その間は外で風と雨がけたたましい唸り声をあげていた。そう、台風が接近していたのだ。
試験が実施されるかいろいろなところに電話をかけていたものの、繋がらないので不明だった。試験会場が刈谷と遠方なため、午前6時半に家を出ようと考えていた。
天気予報や状況確認のための時間も考えて5時半に目ざましをかける。改めて書くけれど時刻は3時。起きれなかったら終了だと思いつつ就寝。まったく寝ずに運転するのは危険すぎる。
なんとか5時に起きて天気予報を確認。台風が接近している状況は変わらない。会場の刈谷では暴風警報が出ている。試験、あるのか??
受験票と一緒に送られてきた用紙に記載された電話にかけても繋がらないので、致し方なしに会場へ向かう。土砂降りの雨と吹き荒れる風の中、車を走らせた。
途中7時半前に電話を入れたところ、ようやく繋がり試験があることを確認した。試験、開催するのか・・・
会場に辿り着き、午前は筆記試験を受験。合格したので午後の技能試験も受ける権利を得た。ちなみにお昼は台風の中、ラーメンを食いに行ったった!刈谷駅近くの「俺の夢」マアマアおいしい。後から知ったが、チャーハンがおすすめだそうな。
16時に会場にて合否発表があったが、台風だし疲れているしでさっさと帰路につく。
翌日にネットで合格発表を確認すると・・・
受かった~!!!!!!
というわけで狩猟はじめます。
獲れた鹿やイノシシの肉をふるまうので、食べたい人は遊びにきてね。
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