インドの女性差別と性暴力事件がひどくなっている!

「インドに行きたい!」と女友達が言った。今のインドはやめたほうがいいと全力で説得する僕。その背景には最近頻発しているレイプ事件がある。

インドの強姦事件で、日本人女性がレイプされたニュースを思い出した!
インドでまた強姦事件!自転車に乗っていた旅人が襲われる!!
スイス人チャリダーを襲ったインドの集団レイプ犯6人に終身刑

僕がインドを旅したのは2007年。最終日にデリーでカフェに入ったときのことだ。

ニューデリーで1人カフェに入り、カウンター席の奥に引っ込んでいる、やや足の長い椅子に腰かけた。大好きになったチャイを注文し、カウンターの向こう側にぶらさげてあるテレビに目を向けていた。

テレビ放送は英語であり、僕のさして優れていはいない英語力に、カフェの喧騒で音が聞き取りにくいという事情が加わり、何を言っているかはよく分からなかった。ただ、目を奪われたのはそこにjapanという文字が表示されていたからだ。

1人テレビに釘付けになっている僕に、カフェの親父がカウンター越しに話しかけてきた。親父がつらつらと流れているニュースについて説明をしてくれる。

聞き取れた内容を簡単にメモすると

 ・日本人女性2人がレイプされた
 ・場所はインド人男性のマンションの部屋
 ・女性らは襲われたときに叫び声をあげた
 ・だが、そのマンションの住民全体がグルなので、助けは来なかった

上記は2007年の話で、2012年12月16日夜に「インドの首都ニューデリーで男友達と映画からの帰りバスに乗った23歳の理学療法科の女子大生が、複数の男に性的暴行を受け鉄パイプで殴られるなどした事件」が起きて以来、インドでは性犯罪事件が頻繁にニュースになっている。きっと2007年から2012年の間でも、ニュースにならない事件が数多くあったのだろう。

改めて最近のインドの事件について調べてみると、出てくること出てくること。幼女まで被害にあっており、恐ろしすぎる。

22歳の女性ジャーナリスト(2013年8月22日)

もっとも最近のニュースが2013年8月22日にインドのムンバイで22歳(23歳?)の女性ジャーナリストが集団レイプされたもの。女性は21歳の男性と一緒だったが、加害者ら5人は同行している男性の両手をベルトで縛り、午後5時半から7時までの間に女性に暴行を加えた。

インドで23歳女性が集団レイプ被害、容疑者の1人逮捕
・報道写真家の20代女性が集団レイプされ入院 インド
22歳の女性ジャーナリストが集団レイプ─インド・ムンバイで

インド犯罪記録局によると、同国では昨年、2万4915件のレイプ事件が発生し、このうち233件がムンバイで起きた。ムンバイでの事件の被害者のほぼ半数が14歳から18歳の女性だった。

7歳の少女が列車のトイレで(2013年8月9日)

2013年8月9日夜から10日にかけて、40歳前後の男が7歳の少女に列車のトイレ内で性的暴行を加えた事件。

インドで7歳少女がレイプ被害、列車のトイレで

インドの警察当局は13日、同国中部で先週末、40歳前後の男が7歳の少女に列車のトイレ内で性的暴行を加えたと明らかにした。

鉄道警察によると、少女は9日、チャッティスガル州の州都ライプルの公園で母親と友人といっしょにいたが、男に誘い出されたという。その後男は少女を列車に連れ込み、同日夜から10日朝にかけてトイレの中で性的暴行を行ったと警察は見ている。

24歳の女性が結婚式当日に(2013年7月末日)

2013年7月末日に無理やり結婚させられた女性が結婚式当日に新郎の兄弟に集団レイプされた事件。

・無理やり結婚させられた女性、式当日に新郎の兄弟に集団レイプされる―インド

花嫁は、実兄が既婚の女性と駆け落ちしたため、罰として駆け落ち相手の夫と無理やり結婚させられた。だが、結婚式当日、新郎の兄弟に集団レイプされた。記事は「この女性は今後も長きにわたり、残忍な扱いを受けることになるだろう」と報じている。

この結婚は村の政務委員会が許可したものだという。同委員会はこうした「目には目を、歯には歯を」的な懲罰について、「公平だ」としている。事件は、この“花嫁”が自ら通報した。被害女性は「結婚を断ったら村に迷惑がかかると思った」と話している。

インドでは7月の第2週だけで、類似の事件が126件発生し、うち20件で被害女性が死亡している。

22歳の修道女が従兄弟含む3人から(2013年7月5日~15日)

2013年7月5日~15日に22歳の修道女が男3人に1週間にわたって監禁され、強姦された事件。

・インドの修道女、従兄弟含む3人から強姦被害 家族のトラブルで報復か

22歳の修道女が男3人に1週間にわたって監禁され、強姦される事件があった。男3人のうち2人は被害者女性のいとこで、父親が死んだのは女性の家族のせいだと訴えており、監禁は報復とみられる。

1歳半の幼女(2013年7月11日)

2013年7月11日夜に、インド北部ウッタルプラデシュ州で1歳半の幼女が強姦された事件。7月9日夜に別の村で女子学生がレイプされる事件もあり。

・インド:1歳半の幼女もレイプ被害に

インド北部ウッタルプラデシュ州で11日夜、30歳の男が1歳半の幼女をレイプした疑いで警察に逮捕された。幼女は負傷し、病院に運ばれたが、命が危険な状態という。

 インドでは昨年12月、首都ニューデリーで集団レイプの被害女性が死亡し、国内各地で抗議デモが広がった。その後もレイプ事件が後を絶たず、外国人観光客らも被害に遭ってきたが、幼女がレイプされるのはまれ。

 民放NDTVによると、逮捕された男は、幼女の両親と顔見知り。結婚式会場で両親に幼女を託され、両親がその場を離れていた間にレイプした疑いがもたれている。幼女は会場近くに捨てられていたという。

 また、州内の別の村では9日夜、女子学生が友人の男にレイプされたうえ、燃料をかけて火をつけられ、全身をやけどする事件があった。女子学生は命が危険な状態。容疑者の男は逃走している。

インドの性犯罪数

犯罪数が半端ないので、遡るのは2013年7月まででお仕舞い。6月にも5月にも4月にも事件は見つかったし、日本語になっていないニュースや、ニュースになっていないものまで考えると恐ろしくて目まいがしてくる。強姦事件は1971年の2487件から2011年は24206件へと、過去40年で10倍近くに増えている。

「ニューデリーは女性に危険」 バス強姦事件で露呈した実態

公式統計によると、インド国内の強姦事件は1971年の2487件から2011年は2万4206件へと、過去40年で10倍近くに増えた。ニューデリーだけでも11年の報告件数は572件、12年は600件を超す。

2018年5月5日インド東部ジャルカンド(Jharkhand)州で16歳の少女が男2人にレイプ

またもやひどい事件。16歳の少女が2人の男性にレイプされたあと、火をつけられて殺された。
16歳少女、レイプされた翌日に火を付けられ殺害される インド

【5月5日 AFP】インド東部ジャルカンド(Jharkhand)州で、16歳の少女が男2人にレイプされた翌日、自宅で同じ2人に生きたまま火を付けられ殺害される事件が起きた。警察当局が5日、明らかにした。

 地元の警察官によると、少女は、家族が結婚式に出席するため留守中だった3日に自宅から男2人に拉致された後、森林でレイプされた。

 少女が拉致され、レイプされたと家族から訴えを受けた地元の村議会は、容疑者の男たちに対して腹筋100回と5万ルピー(約8万円)の罰金を命じた。インドの農村部では、住民が時間と費用のかかる司法制度を利用せず、長老が集まっている村議会に問題の解決を依頼することが多い。

 警察によれば、男たちはこの処罰に激怒。AFPの取材に応じた地元警察の幹部は、「男2人は両親を殴打した後で一家の自宅に急いで向かい、仲間の手を借りて少女に火を付けた」と述べた。男2人はその後、逃走。警察は、特別捜査チームを立ち上げ、捜査にあたっていることを明らかにした。

 インドでは性犯罪が厳罰化されたにもかかわらず、暴力的な性犯罪が繰り返されている。

インドの女性差別

女性を性の対象として利用し、乱暴する相手とみなす風潮がインドにはある。インドでは伝統的に女性は家にとどまることを求められてきたけれど、女性の社会進出に伴って夜間に繁華街を出歩く女性の数が増えた。こうした行動への根強い偏見や反発に加え、もともとある女性の人権を軽視する風潮もあり、女性が性犯罪に遭うリスクは高まっている。

「ニューデリーは女性に危険」 バス強姦事件で露呈した実態

シャルマさんはウッタルプラデシュ州の州都ラクナウの出身で、2010年に全寮制の女子大に入学した。ニュデリーの生活では不快な思いをすることも多く、通学途中のバスの中で痴漢に遭ったこともある。その時は実家の両親に電話して一晩中泣き続けたという。

シャルマさんの同級生も、男たちの集団に毎晩のように後をつけられ、ジロジロ見られたり、ひわいな言葉を浴びせられるといった不快な経験があると打ち明けた。

知るということ

これらを知ってでもインドへ行くというなら、僕に止める権利はない。相談されたら全力で止めるけどね。今のインドを女性が旅行することはおすすめしない。







古民家宿泊はじめました!

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ABOUTこの記事をかいた人

管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。