首都のリロングウェにやってきた。そこは今までのマラウィの街と比べると都会であった。大型スーパーや銀行が幾つも並び、ショッピングモールもある。それらが集まる中心部から少し離れると、そこは首都とは思えない様相だった。
ダウンタウンへ向かう際に通る交通量の多い橋がある。その下の川では多くの人が体を洗い洗濯をしている。橋の付近に集積している汚い食堂群の手前にはごみが積っており、衛生面に不安を感じるそれらの食堂の価格は非常に安い。
橋を渡った道をまっすぐ歩いていくと、左右には家電の店が多い。これらは今までの湖畔の街では全然見かけなかった。皆、リロングウェに買いにくるのだろう。右手にあるモスクを過ぎると段々さびれてゆく。橋から2kmも歩かないうちに、だ。
これまでに回ったアフリカの国々で最貧国なのは間違いない。感覚的にはモーリタニアとどっこいどっこいかそれ以下。気になったので久しぶりに世界のネタ帳を開き、モーリタニアのときと同様に経済データを調べてみた。
1人あたりの実質購買力ベースのGDPをモーリタニアと比べてみると半分以下。これには驚いた。サハラ砂漠に囲まれた苛酷な環境のモーリタニアとそこまで差があるとは!!ただ、実際の豊かさはとんとん、もしくはマラウィのが上かもしれない。ほとんどのものを輸入に頼らざる負えないモーリタニアと比べて、自国で米やフルーツなどが採れるというのは恵まれている。収入が低くても、物価がさらに安いのだ。
首都リロングウェに3泊し、ザンビアを目指した。
<リロングウェからザンビアとの国境までの写真>
レストランで食べたビーフカレー。600クワチャ(約180円)。
いろんな国で見かけるゲーム。
首都だけど、路上マーケットが主流。
モスク。イスラムの人はあまり見かけなかったけどな。
バスターミナル付近の込み具合。
セブンイレブンが、パン屋と肉屋。
日本で撤去されたと思われる自転車が売られている。ちゃんと防犯登録されているよ。
新市街とダウンタウンをつなぐ橋から見た風景。人々は体を洗い、洗濯をする。川は汚い。
橋の先のごみの溜まり場。この奥が安食堂群。
中の様子。なんだかんだ安いのでよく来ていた。お腹を壊すことはなかった。
泊まっていたのはバスターミナルから徒歩10分ほどのクラウンロッジ(Crown lodge)。
右端が僕のテントで500シリング(約150円)。左に見える常設テントは700シリングで電気とコンセント付。2012年5月。
チャイニーズショップ。
スーパーの中の品ぞろえはマラウィの他の街を圧倒している。
多くは南アフリカから輸入しているようだ。
贅沢にアイスたべちゃった。500シリング(約150円)あれば一食食べられるんだけどね。
リロングウェからザンビアを目指す。走り出した初日の宿は、部屋がしょぼすぎたのでテントを張らせてもらった。部屋は荷物置きとして利用。
茹で卵は50シリング(約15円)。
マラウィと言えばデンマーク産のcarlsberg。マラウィの工場で作っている。
チパタ(Chipata)がザンビア側の街。
2日目にザンビアまで行くことは出来たけど、クワチャが余っていたのでマラウィにて宿泊。
国境付近の街の宿。
マラウィを予想以上に楽しんだ。ザンビアでは何が待っているんだろう。
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