どーも。愛知県新城市若者議会をサポートしているメンタータカ(@viatortaka)です。
2015年4月、愛知県新城市に若者議会が産声をあげた。20名の若者委員が気づいたことは、情報発信に力を入れていかなければならないという事実である。来年度以降に情報発信していくために、2016年2月6日、7日の2日間にわたって 広報力養成短期集中ブートキャンプが行われた。
僕は若者議会をサポートする立場のメンターとして参加。その時間の中で、電通のコピーライターである豊田伸治さんに「伝えるとはどういうことか?」を教わったので共有したい。
分かりやすく伝えるとはなんなのか?
伝えるときに大事なことは「分かりやすさ」である。分かりやすく伝えることは、相手が何を知りたがっていて、何が分かっていないかと知ることから始まる。 相手の理解できていないことを例に出して説明したりすることが分かりやすさとなる。
そのため大切なことは相手の話を聞くことで、すべてはそこから始まる。『聞く力』力という本が一時期流行ったけれど、相手の話を聞き、相手を知り、その上で伝え方を考えることの鍵なのだ。これは不特定多数が見るウェブメディアでも同様で、読者を想像して情報を加工する必要があるといえる。
“伝える力”を鍛えるコツ
“伝える力” を鍛えるコツは、世の中のいろいろなことを知り、面白がること。それにより様々な方が面白いと感じる感性を磨くことができる。
豊田さんの情報の取得先は主にウェブで、たまにテレビや新聞といった具合。日本で最大の広告会社である電通の第一線の豊田さんがウェブを情報収集の主体にしているという事実は、ウェブの可能性を感じさせる。
また、休日にはお子さんとベイブレードを一緒に遊んだり、百人一首を楽しむ。そういった自分の関心のやや外側にあることを体験することにも視野を広げる。
世の中を知ること、興味を持って体験すること、が長期的に“伝える力” を鍛えていくコツだと教わった。
コピーライターが語る口説く力
僕が思わず聞いてしまったことが「キャッチコピーを考える力」と「口説き文句を考える力」と同じですか? という問い。
それに対して豊田さんの返答は・・・
「No!!!」
であった。
しかし・・・、と豊田さんは続けた。“伝える力” を磨くことは口説く力を身につけることに通じるという。
相手の話を聞き、相手のことを知り、相手が何を知りたがっていて、何が分かっていないか、さらには相手が何に興味を持っているか。それが伝える力であり、口説くこともそれと同じ。
つまり“伝える力” 伝える力を身につけることは、口説く力を身につけることに等しいのだ。伝える力を鍛えたいと思った瞬間であった。
新城市の情報発信力
新城市の若者が口を揃えて言っていた。でもそれは若者だけでなく、全世代の方が言っていること。
「新城って情報発信が下手だよね。」
若者委員が情報発信に挑戦しようとしている。はじめは拙いに違いない。もしかしたら炎上してしまうことがあるかもしれない。それでも温かく見守り、育てていかなければならない。
今回の広報力養成短期集中ブートキャンプによって基礎技術と心構えを身に着けた若者委員たちの情報発信が楽しみである。
ちゃお!
若者議会の6つの政策概要
8月に議場で議論をおこなった際の6つの政策概要を知りたい方は以下のリンクにて読めます。
・若者議会の委員20名が作った6つの政策を紹介【愛知県新城市】
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