どーも。愛知県新城市が活性化することを応援する会代表のタカ(@viatortaka)です。
2015年10月21日にNHKのクローズアップ現代で新城市(しんしろし)の若者議会が取り上げられた。若者の18歳選挙権導入の話から、若者を政治に参加させている自治体として紹介されたのだ。
3分の2くらい進んだところから書き起こしされている。
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“若者も政治に参加を” 自治体の試み
愛知県新城市です。
18歳選挙権の導入を前に、若者に実際の政治に参加してもらう試みが始まっています。
若者の声を行政に取り入れることで、過疎化に歯止めをかけたいという考えからです。
新城市 市民自治推進課 三浦彰課長
「若い方は若い方のビジョンや考えや、町に対する貢献(意識)を持っているので、どれだけ(若者と市が)一緒になって取り組んでいけるのかは大事だと思います。」
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そこで市が今年設置したのが、「若者議会」です。
福祉や町づくりなどの政策を若者の視点で考え、採用されたものは実行に移します。
予算は1,000万円。
16歳の高校生から29歳の社会人まで、20人が参加しました。
「僕たちが変えるチャンスがある、それだったらやってやろうじゃないか。」
「積極的に政策を考えていくことに参加するのが好きなので、やっていて楽しい。」
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参加者の1人、高校3年生の瀬野尾宗伺さんです。
新城市を住み続けたい町にしようと参加しました。
提案したのは、若者の利用率が低い市立図書館の改革でした。
高校3年 瀬野尾宗伺さん(18)
「学習するスペースや、コミュニケーションをとれる明るい雰囲気の場所にしたい。」
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目をつけたのは、館内にある郷土資料の展示室です。
30年前、市のPRのために作りましたが、今では利用者はほとんどいません。
ここを若者向けの多目的スペースに変えたいというものでした。
しかし、展示品を管理する部署からは、資料の展示も図書館の役割だと反論が出ました。
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資料展示の管理者
「ここを取り払ってしまって学習スペースにすることになってしまうと、図書館の利用率は上がるけれども、図書館としての強みが弱くなる。
ここでやっぱり郷土のものを展示して、そこから勉強してもらう。」
この日は、瀬野尾さんの提案がそのまま受け入れられることはありませんでした。
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高校3年 瀬野尾宗伺さん(18)
「まだまだ高校生なので、自分の思っていることが政治の世界だと難しいと思うことが多々ある。」
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若者議会が始まって5か月。
市はスポーツイベントの開催など、6つの提案を採用する方向で検討しています。
瀬野尾さんが提案した図書館の改革も、議論の末、一部採用される見通しです。
瀬野尾さんにとっては、政治の世界の厳しさとおもしろさを体験する機会となりました。
高校3年 瀬野尾宗伺さん(18)
「少しでも(行政が)変わっていくなら、やりがいを感じられる。
まず興味を持つことが始まりだと思います。」
若者議会の6つの政策概要
8月に議場で議論をおこなった際の6つの政策概要を知りたい方はこちら。
・若者議会の委員20名が作った6つの政策を紹介【愛知県新城市】
11月頭には市長に政策を発表する運びである。
ちゃお!
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