上記の質問は、僕が自転車で世界一周したことを知った大学生からよく聞かれる質問の1つ。
当記事を書いている僕は2年半の自転車世界一周時に42ヶ国を巡り、人生の海外滞在期間は4年以上、訪れた国数は50ヶ国を超えた。
その経験を踏まえた大学生が卒業旅行に行くべき旅行先の結論を書くと、アフリカ大陸の「南アフリカ共和国」「ナミビア」「ボツワナ」の3ヶ国である。
この魅力あふれる3つの国に行けるチャンスを逃すな!
日本人はほぼ知らないけれど、かけがえのない経験ができること間違いなしの場所なのだ。
なぜアフリカ大陸なのか?なぜ「南アフリカ共和国」「ナミビア」「ボツワナ」なのか?
大学の卒業旅行で「南アフリカ共和国」「ナミビア」「ボツワナ」をおすすめする理由は3つある。
・日本での情報が少ないが、実は魅力の宝庫
・治安が良い
日本で勤め人になると、長期休みが取りづらい会社が多い。平日5日の休み+土日土日の9連休が年に1回が取れれば良い方、という感じだと思う。
そういった社会人生活が待っている大学生にとっての貴重な長期休みが、大学生最後の2月~3月の卒業旅行シーズンとなる。
では、その卒業旅行ではどこへ行くべきか?
今後の人生で、行きたくても簡単には行けない場所を選ぶべきだろう。
南米のペルー、ボリビアもおすすめだが、そのあたりに行く大学生はすでにたくさんいるし、僕はアフリカ大陸の「南アフリカ共和国」「ナミビア」「ボツワナ」を断然推す。
マチュピチュ、ナスカ、ウユニ塩湖に引けをとらない絶景が存在するし、それ以上の経験ができるからだ。
また、単純に皆がいっていない場所に行くと、今後の人生の話のネタとしても優れたものになる。社会人になったとき、「アフリカに行ったことがあります」とか、「おすすめの国はボツワナです」とか、こいつやるな!と思われる可能性が高い。
この記事を読んでいる方も、南アフリカ共和国・ナミビア・ボツワナがどこにあり、何があるの?と思っている方は多いはず。また、危なくないの??という方もいるだろう。
そういった情報を当記事ではまとめていく。
「南アフリカ共和国」「ナミビア」「ボツワナ」の地理と経済
まずは3ヶ国の地図を紹介する。
アフリカ大陸のもっとも南に位置するのが南アフリカ共和国で、その北部に並ぶ国の左からナミビア、ボツワナとなっている。
この3ヶ国はアフリカ大陸の中では豊かで、それ故に比較的治安が良い。アフリカの一人当たりの名目GDP(USドル)ランキングでは、ボツワナが4位、南アフリカが6位、ナミビアが7位である。
【参考】アフリカの一人当たりの名目GDP(USドル)ランキング
豊かな理由はダイヤモンド等の鉱物が取れるからである。
その鉱物の輸出によって人が住むエリアが整備されており、アフリカ大陸にして4つ星ホテルがあったり、お湯がふんだんに出るシャワーがあったりと、快適さはアフリカ大陸の他の国々より非常に高い。
「南アフリカ共和国」「ナミビア」「ボツワナ」の治安
アフリカ大陸は危ないでしょ?と思っている方は多い。僕もそう思っていた。
治安が悪いとは言え、自転車で旅をすることができるレベルである。とはいえ、それは僕が旅慣れていたこともあるし、主観的な情報である。
海外旅行に出るときに必見である、外務省の海外安全情報で確認してみよう。
外務省は海外を治安をレベル1からレベル4の4段階+もっとも安全な白(レベル0)の5段階で色分けしている。
アフリカ大陸南部の安全情報を見てみよう。
真っ白である。
「南アフリカ共和国」「ナミビア」「ボツワナ」のほぼ全部が真っ白のレベル0。
参考までに書いておくと、多くの旅行者やバックパッカーが行くカンボジア、ベトナム、ラオス、インドネシアとかはレベル1だし、フィリピンはレベル2のエリアも多い。
外務省の安全情報のレベル分けでは、東南アジアの馴染みのある国よりも、「南アフリカ共和国」「ナミビア」「ボツワナ」の方が治安は良いのである。
「南アフリカ共和国」「ナミビア」「ボツワナ」の魅力
アフリカ大陸といえば「動物」「サファリ」のイメージがあると思う。動物を求めてタンザニアやケニアといった東アフリカに行く人は多い。
だが、アフリカ長期旅行経験者のみが知っている情報として、「サファリはボツワナで行け!」ということがある。
東アフリカでは、人間が住むエリアと動物が住むエリアが分かれており、サファリはガイドとサファリカーをチャーターし、高い入場料を払って国立公園に入らなければならない。
それに対してボツワナは人間と動物が住むエリアが近く、道端に象が歩いているし、ライオンが出ることもある。
人間と動物が近いエリアに住んでいるので、わざわざ国立公園に行かなくても野生動物たちを見ることができる。
タンザニアでは2泊3日とか3泊4日でツアーを組む必要があったのに対して、ボツワナでは午前中にクルージングサファリに参加してホテルに帰ってきて、夕方にサファリカーのサファリに参加!ということができるのだ。
利便性が高い上に、サファリの値段も比較するとめちゃくちゃ安い。
ツアーを申し込んだ4つ星ホテルチョベサファリロッジの記事。
サファリのコスパがめっちゃ良いというのは、「南アフリカ共和国」「ナミビア」「ボツワナ」旅の魅力の1つでしかない。
その他の魅力はおすすめのルートと共に解説していく。
「南アフリカ共和国」「ナミビア」「ボツワナ」旅のおすすめルート
飛行機で飛ぶ先は、南アフリカのケープタウンになるだろう。
僕は関西空港からドバイ経由でエミレーツ航空を使った。エミレーツはLCCでないにもかかわらず、片道53,000円であった。
ケープタウンからナミビアの首都ウイントフックにバスが出ているので、それで移動。ナミビアではナミブ砂漠という赤土の砂漠が美しいので、是非行って欲しい。
ナミブ砂漠を満喫したら、ボツワナに向かう。
ボツワナではマウンに行きウォーキングサファリを体験、そしてプラネットバオバブという最高のホテルに泊まり、カサネでサファリを楽しもう。
ウォーキングサファリは、僕が体験したどのサファリとも違う、とんでもないサファリだった。生態系、弱肉強食の世界を体感できる凄まじいサファリ。
プラネットバオバブは2年半の世界一周でもっとも素敵な宿だった。ここからミーアキャットを見るツアーもある。
次に向かうボツワナカサネはジンバブエとザンビアの国境近くの街。世界三大瀑布の1つビクトリアフォールズがすぐ近く。
絶対に外してはならない観光名所がビクトリア・フォールズで、ナイアガラの滝やイグアスの滝に並ぶレベルの滝である。
僕のおすすめルートはケープタウンからビクトリア・フォールズまでとなる。ここからは以下の3つのルートが候補になるだろう。
2.ジンバブエを南下して南アフリカに戻り帰国
3.ザンビア、タンザニアと進み帰国
日数や予算と相談して決めれば良い。
いずれにせよ、楽しい旅となるはず。
最高の卒業旅行にするために
大学生の卒業旅行先としてアフリカ大陸の国々を薦めた。
せっかくの機会だし、なかなか行けない素敵な場所に行きたい!という大学生の方に向けて書いた。
あまり出回っていない情報なので、人と違う場所に行きたい方にとっても良い情報だと思う。候補に入ったなら、よくよく調べてから行くことにして欲しい。
最後に、海外旅行保険についての関連記事を紹介する。
海外旅行保険に入る場合でも、クレジットカードの付帯保険を使うと補償内容が大幅によくなる。間に合うなら作っていくべき。
では、良い卒業旅行を。
ちゃお!