どーも。アナログゲームを普及する会代表のボードゲームマスター「タカ(@viatortaka)」です。
前回の記事に引き続き、ステージ2のプレイングとステージ3への準備について考察してみる。
ステージ2はステージ1の成果が出る場所であり、ステージ1のときの構想を実現するのでアクションは比較的わかりやすい。
基本的には増員を目指しており、ラウンドのめくれによるが、増員が混んでいる場合の初手は増員、次ラウンドでスタプレを取らないと増員ができない場合はスタプレを取ることになろう。
ただしスタプレを打つ際の小進歩がない、もしくは弱い場合、それはドラフトミスかこれまでのプレイングミスだと考える。スタプレで小進歩を打たないことをスタプレのみの手ということでスタプレのみ手と呼ぶが、これは弱小アクションである。
スタプレのみ手でラウンド6で増員するのと、スタプレを打たずにラウンド7で増員するのはトータル手数でいうと変わらない。むしろラウンド7で増員すると必要な飯の量が1減るので、スタプレを飯1払って打っているようなものだ。
ステージ1でラウンド5増員のための増築とスタプレを打っていた場合には、ラウンド5で増員、何か、ラウンド6で3手、ラウンド7で3手と動きがかなり自由。7手の自由がある。
ステージ1でラウンド5増員のために増築までしてありラウンド6増員ができなかった場合には、たいてい増員のためのスタプレを打つことになるので、ラウンド5でスタプレ、何か、ラウンド6で増員、何か、ラウンド7で3手と自由になる手が5手となる。ここに食料行動が加わるので動きの自由度はずいぶんと下がる。
そのようにステージ1の8手を終了した段階で増員のほかに手数がいくつあるか計算し、食料アクションを差し引くとステージ3への準備の手数が分かる。ここに何をするかがステージ2で問われている。
ステージ3への準備とは?
アグリコラというゲームのもっとも難しいところはステージ3と4のあたりだと最近は思っている。特にステージ3。
ステージ3のためにステージ2で何をするか?
有力な手順1:最速で4人にする
とにかく4人にすること。ラウンド7までに無理やり4人にするのは強い。それが無理でもラウンド8に4人にする。この手順をステージ2に行う。ただしそれ以降の食料が賄える手札ないしは状況がないと危険。
ただ調理場があれば無理やり4人にしても手数を食料基盤にできる。アグリコラというゲームは3人より4人のほうが圧倒的に食えるという恐ろしいところがあるのだが、4人にするときの増築や増員のアクションに手数を割かれる瞬間の飯が辛い。
先に人を増やしてしまえば増やした手数で食料アクションをすることで食べることができる。それをわかりやすく可能にするのが調理場である。
無理くりにもラウンド7で4人にする強さは、増えた手数で食料基盤を構築できること。これは1つの有力な手順である。
有力な手順2:増員を見据えつつ小さな食料基盤の構築を行う
ステージ2の増員以外の手とステージ3のいくつかの手を使って増築への資材を集めつつ食料基盤の構築を行うのも有力な手順となる。
例えば家畜の繁殖。増築の際に厩を2つ作っておいて家畜の繁殖体制を作る。もしくは柵管理人などののちにも有効なアクションが増える職業を打っておいての柵からの家畜繁殖。家畜飼いなどの強力なカードがあるならそれを使っての家畜繁殖もある。
またはパン焼き。ここまでに暖炉をとっている、もしくは暖炉が残っているならパン焼きに向かうのもあり。ただしパン焼きには小麦供給の職業または進歩がほぼ必須である。
また資材を増やす系や軽減系のカードがあって資材不足がない状況ならば工業(家具製作所・製陶所・かご製作所)なども小さな食料基盤となる。もちろん井戸も食料補助かつ点数であり、井戸で食えて手数が増えると加速する。
そういったものを取ってステージ4以降の食料供給を見据えつつラウンド9、10での4人目を目指すプラン。ラウンド8の増員が混んでいた場合はこちらにシフトせざるを得ないときも多々。
有力な手順3:強力な食料基盤を作る
4人目への資材はさておき、ここで強力な食料基盤を作るのも強い。強力というのはステージ5までの飯行動が不要なレベルの飯供給である。
例えば調理場を持って猪と牛の繁殖体制や、野菜を3飯もしくは4飯にできる状態での庭師種まき状態など。皆が4人目に進む場合にはこちらに舵取りをしても良い。ほかのプレイヤーとアクションが重ならないようにするのは、5人ゲームにおいて重要である。
ただしほかのプレイヤーも同じ思考の場合、自分は4人にして、ステージ4で強力な食料基盤を作るほうがより点数が伸びるように思う。
強力な食料基盤を作ったあとステージ4で4人にするのか、3人のままでいくのかは状況によって考える。
有力な手順4:家は3軒体制でステージ5までいく
有力な手順3の場合でも3軒体制でいくか4人にするかが問われるが、アクション効率を食料基盤以外で上げられる場合があるので分けた。
例えば鋤職人を使う場合。ラウンド8、9で石改築と鋤職人を出すと1手で畑が5~6枚降ってくる。飯がまかなえるなら10点以上の行動となる。
通常のアクション効率は1手2点であり、食料供給を1手4飯で計算すると1手は1.4点程度。それを大きく超える効率的な点数アクションがあるならば、その路線にいく。
もしくはそこまで効率が良くなくとも、収入役・家長・寝室といった部屋なし家族にいける場合にもこちらを選択してもよし。ただいずれにせよスムーズに4人にできるならそちらのほうが良いときもある。
有力な手順4つのまとめ
どのように点数を伸ばすも自由だし局面によるのだが、ラウンド9までに増員したほうが強い理由の1つにネズミ捕りがある。
こいつが本当にやっかいで、ラウンド10と12の手数が1つずつ減ったときの影響が大きいのが3人のときなのだ。強力な食料基盤が構築してあれば別なのだが、ステージ4と5が飯行動を増築増員アクションが大半になったときに点数がだいたい伸びない。
見ていない20枚にネズミ捕りがあり、かつ出てくるケースは多くないのだが、このカードがあるがためにさっさと4人にすることが相対的に強い手順となる。
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