出張料理人「鎌田勝さん」から郵送された飯がうますぎた!湘南で飲食店「団欒家」始めるってよ!

どーも。おいしい料理だけ食べたい会代表の食侍タカ(@viatortaka)です。

出張料理人という言葉をご存じだろうか?

西伊豆のプライベートキャンプ場「アクアビレッジ」を貸し切って友人らと贅沢なキャンプをしたことがある。そのときに出張料理人の鎌田勝さんの料理に舌鼓を打った。野外でこれほどまでに優雅な食事を楽しむことができるのか、と。

それが出張料理人の力量だった。ちなみにそのときはイケメンパティシエも同行しており、ビーチを臨みながらのティラミスは心をも溶かした。

ひょんなことから勝さんに料理を送ってもらえることとなる。発送しましたよ、というメールと同時に今回のメニュー案内も。

内容は
1.牛スジカレー
2.ゴボウのガトーショコラ
3.紅玉の赤ワインコンポート
4.甘エビのビスク(海老出汁のスープ)
5.自家製ハーブソーセージ
6.豚舌のスモーク

こちらを真空パックにしてお送り致します。

ガトーショコラ、赤ワインコンポート、豚舌のスモークはすぐに食べれますしカレーは湯煎かレンジにて温めて頂ければ食べれます!スープは湯煎か常温で溶かしてから、鍋で温めてスープとして飲むのも良いですしパスタを入れて食べるのもおすすめです!どちらも冷凍で1ヶ月ほど保存可能です。

ソーセージは5分ほど茹でた後にフライパンで焼き目が付くくらいまで火を入れて頂ければ食べ頃です!もし分からないことがあれば、ご連絡下さい。

こうして調理済の宅配料理が我が家に届いた。これが心躍らずにいられようか。(いや、いられない)

1.牛スジカレー。

とろっとろに煮込まれた牛スジをメインに、酸味がやや強め効いたカレーがうまい。うますぎるよぉ。

2.ゴボウのガトーショコラ

かつてないほどゴボウが主張したガトーショコラ。こいつはなんちゃってじゃないぜ!ごぼうが有名な青森で特産物にしてもいいんじゃないかな。あっぱれ!

3.紅玉の赤ワインコンポート

赤ワインでしっとりとした食感になった紅玉。このまま食べてもおいしい、リッツに乗せても、ヨーグルトに添えてもおいしい。可能性は無限大!

4.甘エビのビスク(海老出汁のスープ)

パスタにした。もはや一択。下手に具材を投入せず、完成された海老だしを楽しんだ。写真映えはしないが、美味の一言に尽きる。

5.自家製ハーブソーセージ

噛むと脂がぶわ~と口に広がる。あつあつのソーセージはやばい。幸せ。ハーブが良きスパイスになっており、ビールによく合う。たまらん。

6.豚舌のスモーク

ハーブソーセージに引き続き、ビールが進むメニュー。しっかりと中までスモーク特有の香りがついており、ビールからの辛口日本酒といただきました。

その勝さんらが湘南藤沢で始める飲食店「団欒家」はあえてメニューを作らずお客さんのワガママ聞き放題のフルオーダーメイドの店らしい。出張料理人から店を開くにあたっての経緯は勝さんのフェイスブックでの言葉をお借りしてお伝えしよう。

俺らの仕事は出張料理することじゃねーんだよ。
 
今日はそんなお話。
 
 
もうすぐ出張料理やり始めて4年目になるのに何言ってんの?
と沢山の方が思っていることでしょう。
その感覚は決して間違ってはいません。
会社の名前にもなってるしねw
 
でも、ディスる前に少しだけ今日は【出張料理館】の仕事、志についてお話させて下さい。
※クオリティ高い料理は当たり前に出しているという前提でお読みください。 
決して手を抜くことはしていません
なんだったら、白眼になりながら仕込みしてます。笑
 
出張料理館がやってる仕事は、普通に見れば料理をすることが主な業務だと思います。
そこは間違えではないのですが、料理だけを届けたいわけではないのです。
 
僕らの仕事は”団欒出来る場を創ること”
これだけです。
この一点に懸けてます。
 
出張料理は、場を創るための一つの手段でしかありません。
僕らは
お客様からご依頼を頂く。
出張料理をご提供する。
で、終わる気はないし
むしろ現場での料理以外の時間こそが一番大切。
一緒にガンガン呑んで記憶なくなるまで泥酔するし、皆でご飯行って動けなくなるまで食べ放題にチャレンジしたり、全力でドッチボールして遊んだ挙げ句、脱臼したりもする。
時間が許す限り、僕らは現場での仕事以上にお客様と一緒に時間を過ごすことを大切にしています。
 
団欒出来る空間を届けるためには、届ける場にいる人達のことをたくさん知りたいんです。
一度の現場で知れることには限界があるから。
 
だったら沢山話したり、遊んだり、その人に合わせたコミュニケーションの取り方を模索することに重点を置こう。
そこで感じたことをベースに最高の状態で料理を食べてもらえるような仕掛けを考えよう。
僕らはそう考えてます
 
どんな仕事をする上でも下準備ってあると思うんですけど、出張料理館にとって一番大切な下準備は”人を見て、その人の背景を感じること”です。
人は表に見えていることだけが全てではない。
裏側、つまりは背景があるのです。 
 
例えば”出張料理を依頼をするまでに様々な出来事があったかもしれない”
でも、僕らはついつい仕事が来たことだけが見えてしまって『なぜ、この人は今回頼んでくれたのだろうか?何を想って連絡して来てくれたのだろうか?』
このことを考えるのを忘れてしまう。
ないがしろにしてしまう。
業界関係なく、大体の人がね。
でも、ここが考えられないと本当の”団欒が出来る空間”は創れない。
だって、頼んでくれた方々が訴えかけている部分をフルシカトしているのと何も変わらないのだから。
だから、その人たちの今に至るまでの背景を知るため、感じるためにも僕たちは家族のような接し方を皆としています。
そもそも出張料理人として独立した時から、一度だけとか現場だけの仕事のみの関係なんて、つまらなさ過ぎて一切興味なかった
僕がしたかったのは
“一生涯懸けて付き合える関係性を創ること”
この想いはぶれずに今もあるし、寧ろそれがあるから今の考えになったのです。
  
時には図々しいと思われるかもしれない。
程良い距離感は難しいから、毎回上手くはいきません。
でも、人と人の壁が出来てる違和感だらけの食卓なんて囲んでもらいたくないから、嫌われる覚悟でブッこむ事も良くあります。
僕らが一歩目を恐れていたら、一生懸けても団欒出来る場なんて創れないんです。
そんなとこに良い記憶なんて生まれない。
 
団欒出来る場を創るためなら、出張料理だけにこだわってもいない。
声が出なくなるまで朝まで喋り倒すこともあります。
人目をはばからず、全力で子供と遊ぶときもあります。
 
“団欒出来る場を創るプロフェッショナル”
それが出張料理館です。
  
昔は出張料理で初ミシュランとるとか、出張料理の常識を変えるとか言ってたけど今はそこじゃない。
毎日毎日、何を届けたいのか自問自答した。
そのお陰でまた答えが出た。
個人としても会社としてもまた変化します。
変化はするけど僕らの芯はブレない。
“また帰りたくなる食卓の記憶を創る”
これだけです。
そのために圧倒的に必要なのが団欒だった。
それに気付いたというだけです。
最近では一家団欒とか久しく使われなくなったけど、僕はとても好きな言葉です。
皆さんも是非ググって意味を調べてみてください。 
改めて見てみると良い言葉ですよ。
 

つーことで、藤沢のお店については会った方にはちょこちょこお伝えしていた
“ハンバーグを超越したハンバーグ屋”
【超バーグ】の予定でしたが、、、
そこから急遽変更して店名は【団欒家】となりました。
お店で出す料理なども色々とご報告がありますので、こちらは次回ご報告致しますm(__)m
※ちなみに”ダンランヤ”と読みます。
家系のラーメンは出てきませんw
 
皆さんご存知の通り、出張料理館は芯となる部分以外はすぐに変化します。笑
ブレブレやん!
よく言われます。
でも、このスタイルを変えるつもりは全くない
だって変化を恐れた時点でつまんないことをしちゃうから。
ただ、見せ方を変えただけなので何もブレてなんかいないっす
むしろ変化しないことの方がよっぽど怖いっす。。。
 
そんなこんなで、無茶苦茶なことばっかりしていくと思いますが、これからもどうぞ宜しくお願い致しますm(__)m
 
 
余談ですが出張料理でお邪魔したご自宅で料理を終えてから、一緒に呑ませて頂くことも多いんですが最近は楽しくなりすぎて、危うく朝まで居座りそうになることが多いです。
完全に家族の団欒を邪魔してる人となってます!笑
缶ビール4本目くらいから完全に朝までモードに入ってしまうのでMASARUに呑ませ過ぎは危険なのでご注意下さいませ。 
 
ではでは!

届けたいのは料理ではなく団欒できる空間。僕も空間作りに手をつけ始めたけど、その空間にも勝さんらの料理を是非と思ってしまった。

さらに「湘南で暴れる準備は整いました」と、店の準備が整ったという情報も。店舗の取得費などにも詳しく触れており、このあたりは飲食店を始めたい人には目から鱗なのではなかろうか。

【湘南で暴れる準備は整いました。】
いやはや、どーにかこーにか3/29に営業許可も取れてお店として形になりました。
 
ここに来るまで沢山の方々にご迷惑をおかけ致しました。
本当にごめんなさい。
そしてこの場をお借りしてご声援、ご協力頂いた皆様へ感謝申しあげます。
誠に有難うございました。
 
感謝という言葉だけでは足りないくらい、多くの方に手を差しのべて頂きました。
このご恩を返していけるよう、僕たちは今の役割を果たし、日々淡々と”己のべきこと”をしていこうと思っています。
 
しっかりとご連絡出来ていない方も沢山いらっしゃるので、直接御挨拶に伺わせて頂きます。
御挨拶が遅れてしまっていることを、深くお詫び申し上げます。
 
皆様のご協力が無ければ、間違いなく今回の店舗は出来ていません。
それだけは自信を持って言い切れます。
僕は機嫌を損ねないように賄いを作ることで精一杯でした
  
いや、まぢでね。
やっと、ホッとしております!
 
沢山の人を巻き込み関わって頂き、助けて頂いた今回のお店ですが初めから公言していた、
“あるものを生かして最低限の工事しかしない”
 
それを実行した結果、どのくらいのお金がかかったの?
本当はお金かけて普通に作ったんじゃないの?
と、皆さん気になるようでよく質問されるので今日は”実際にかかった費用”をお伝えしようと思います。
 
僕たちはプロの方に仕事をご依頼するときはしっかりとギャラをお支払するように心掛けてきましたが正直に言うと、今回は使える予算が限られていたため友達価格でお願いしている方もいらっしゃいます。
今回は甘えさせて頂きました。
ですので、今後のギャラに影響する可能性もあるのでその点だけは詳細を控えさせて頂き、内容はざっくりと記載しています。
ご了承下さい。
 
全てはうちの社長が私腹を肥やすために、『最低限の経費で店を3月までにオープンさせろ!』と無茶振りしたせいです。
そろそろ社内でストライキを起こそうと思ってます。
 
 
というわけで、早速見ていきましょー( ・ω・)ノ
ざっくり下記の費用がかかりました。
【物件取得】
総額¥780000
美容院の居抜き店舗(水道、電気は元々あり。ガスは無しで電気温水器があったらしい。)
家賃は¥120000
住居付き店舗で全体で70平米弱
お店は10坪程で住居は2階建3DKでごわす。駐車場1台付(大家さん所有の使用してない駐車場スペースもご厚意で無料で貸して頂いてるのでトータルで5~6台停められますw)
※住宅は今後、社員寮として稼働する予定。
 
【内装費】※自分たちでDIYした分も含めています。
総額¥350000
ご存じの通り、カッコいいカウンターや仕切りの壁などは素人でやるのは無理だろーってことで始めから諦めプロの矢吹兼佑(ケンさん)にお願いしていて、それ以外は仲間内で仕上げました。
解体の時は厨房機器でお世話になったエコステージのYuusuke Koyanagi小柳さんと長嶋 一彰さんにご協力頂きました。
古いエアコンの取り外しは最初はお金を支払って取り外すことを考えていたのですが、マスターソムリエでありながら元々は内装業なら何でもやっていた坂上 浩二さん(坂上師匠)にレクチャーして頂き、自力で外すことに成功しました。坂上さんから教わったことは他にも沢山ありまして、そのお陰様で大きく節約することが出来ました。
【外装費】
0円
今のとこなにもしてないっすw
看板もないから店をやってる感は皆無。笑
でもダントツで注目されてますw
【電気工事】
¥46000
縦型4ドアの大型冷蔵庫を繋ぐ動力の分岐工事と給湯器用のコンセントの設置をお願いしました。
【水道工事】
¥140000
給水、排水の最低限の工事と蛇口の購入、給湯器の繋ぎをお願いしました。 
【ガス工事】
¥110000
今回はプロパンガスを使用しています。
こちらも最低限の工事と給湯器の購入金額を合わせた料金です。
【厨房設備】
初期費用¥0
月額 約¥30000×84
厨房設備は一式をエコステージさんにお願いしました。
現金一括と迷いましたが、今後のことを考えると今回はリースの方が良いと判断して7年リース。
エコステージさんは完璧に設計してくれるし、サービスも良いし、おもろい人達だしオススメっす。
厨房機器なら間違いなくエコステージ推しっす

まぁー、ざっくりこんな感じっす。
初期費用にかかった分だけを合わせると
 
“総額¥1426000”

店舗費用として安いか高いかを感じるのはそれぞれ違いますが、僕としては物件取得費用込みなら安く仕上がったのではないかなと思います。
思ってたより内装も悪くはないし。
 
飲食店をオープンさせるためには少なくても3~400万、1000万円を越えるのも当たり前にある世界だし、お金をかけたからといって残り続けるわけでもない。
僕は色んなお店を見続けてきて、
“こんなにも最初からお金をかける必要があるのだろうか?”
僕の中でずっと疑問でした。
『それってただの常識という枠で思い込まれてるだけじゃねーの?
そもそも、お客様のことを思うなら最低限、店が存在し続けなきゃいけないのに、なぜに最初からそんなリスクを取らなくちゃいけないの?』
 
当然、やる内容によって初期費用が変動するのも分かるし、最初のイメージは大事だし、理想があるのも踏まえてるし弁えてます。
 
でも、だからこそチャレンジしてみたかったんすよ。
当たり前にお金をかけるとこに最初はお金を最低限しかかけず、少しずつお店を理想に近づけたらどうなるのか?
本当に飲食店ってお金かけないと成立しないのか?
僕はそのチャレンジをした人に出会えなかったから、やろうと思いました。
 
だってさ、もし出来たらお金ない人達の新たな選択肢になるでしょ?
 
本当はメッチャおもろいことを考えてるニュータイプの飲食野郎がいるのに、お金ないだけで潰されちゃってるのが今の業界の流れ。
こんなのおかしいーだろ!
僕はそう思ったんすよ
  
皆が皆、お金を借りれたり投資してもらったり、クラウドファンディングで成功するわけじゃない。
 
常に先頭を走るなら新たな道を開拓して光を見せてやりたい。
学ぶ熱意のある人には学べる場を創ってやりたい
 
だから、僕はドンドン新たなことにチャレンジするんです。
経験したことない未知の領域に挑むんです。
 
それが異端児としての”すべきこと”なんじゃないかなと思います。
 
お店に関しても詳しくお話したいのですが、これ以上書くと超大作になりすぎて
「長すぎて読めねーんだよ。店燃やすぞ!」
と、お怒りのクレームが殺到するので今日はこの辺でやめておきます。
 
 
ひとまず、言えることは
お店は【完全予約制でメニューはない】ってことです。相変わらず普通のおもろくない飲食店経営なんて毛頭やるつもりはございません。
今回は僕の料理メインの店ではなく、別なオモロい仕掛けを用意してまっす。
そのために日本のトップと言われている東大出身なのに、現代社会ではくすぶり続けてしまった地球最高峰のワーキングプアをヘッドハンティングしましたw

団欒家は
“皆が仲良くなれる空間を提供するお店”

だから料理とかサブなんすよ。
食べたきゃ食べればいい。
お酒も呑みたきゃ呑めばいい。
語りたければ語ればいい。
仲良くなってもらうために僕らは何をするか?
それだけを考えています。
 
あーだ、こーだ、皆遠回しに言ってるけど、要はただ仲良くしたいだけだろ?
って常日頃から僕らは思ってたのでこのお店を創ったのです。
とことんお店で沢山の人に仲良くなって頂こうじゃないかと。 
 
また、マサルが意味分からんこと言い始めやがった!笑
と、思っている貴方。
まずは僕にお問い合わせ下さい
詳細をお伝え致します。
なんなら会いに行きます
とりあえず気になった方はご連絡下さい。
是非、予約して遊びに来て下さい( ゚∀゚)ノ
 
 
 
そして、しれっとオープンさせたにも関わらず、沢山のお花を頂戴致しました。
早くも店のキャパが花だけで越えましたw
花で満席っす。。。
御挨拶も出来てない、こんな失敬なバカ野郎に本当に有難うございます。
スタッフ全員で泥臭く、一歩一歩精進して参ります。
これからも何卒、宜しくお願い致します。
今後もご期待下さいませ。
 
ではでは、今日はこんなとこで。
ばいちゃ!

飲食店の初期費用を抑えるのはめちゃくちゃ大事よね。それで勝負できる実力があればこそだけど!!!オープンした団欒屋にぜひ行ってみたい!!!

応援してます!!!

ちゃお!







古民家宿泊はじめました!

古民家タカハウスで宿泊事業をはじめました。良かったら遊びに来てください。語りましょう。ボードゲームやりましょう!


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ABOUTこの記事をかいた人

管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。