どーも。アナログゲームをレビューする会代表のボードゲームマスター「タカ(@viatortaka)」です。
2007年秋にドイツで発売された農業をするボードゲーム「アグリコラ」。世界中のゲーム賞を総なめした。未だにこよなく愛されている不動の人気ボードゲームの1つで、僕がボードゲームをはじめるきっかけになったのもこれ。
高校の友人にボードゲームを薦められ、はじめてやったのがアグリコラというヘビーゲーム。通常はもうちょい軽いゲームから導入してボードゲームの世界へようこそ、とステップバイステップでのめり込ませていくのが主流。そんな中でいきなりヘビーなゲームをやらせてどはまりさせた友人は慧眼であろう。
ずっと魅了され続けており、虜になったと言っても過言ではない。攻略ブログエントリーを書いてしまうほどであり、カード毎の評価も頭の中にできあがりつつある。
・アグリコラで40点代後半を取って勝ち負けまで持ち込む基本戦略を考察してみる【ボードゲーム攻略】
そのアグリコラの発売から9年が経ち、改定新版となる「アグリコラ:リバイズドエディション」の日本語版が2016年に発売された。多くのボードゲーマーが待ち望んでいた待望の新版である。
さっそくプレイしてみた4人プレイこと4グリの盤面がこちら。執事ボーナス含めて50点1位。人のコマが丸から人型になったり、木が枝っぽくなりレンガと混同しにくくなったりとコンポーネントの変化が良し。
まず大きな変更点はプレイ人数が4人までになったこと。旧版は5人までとなっており、5グリが圧倒的に面白い。そこでバランスが最適化されていたのに対し、新版は4人で最適化されている様子。
5人より4人集まる可能性のほうが高いし、ましてやアグリコラがある程度やったことがある人でしか勝負にならないゲームだと考えると、4人で最適化されたのは大きい。旧版の4人は増築と増員が辛すぎてバランスが悪い。
リバイズドの4人は増員が辛くないものの、増築が1ヶ所しかない。ここが戦争になった。今回のプレイでは僕がR3に増築し、最速増員がほぼ確定したと思ったら移動住宅という進歩が上家から出てきてびっくり。増築スペースが1つしかないリバイズドでめちゃくちゃ強いはず。
「移動住宅」木材3、食料3 ”このカードが家族1人分の部屋になる。”
なんだと・・・!?
ならば、というわけで「子なし」を使って増員を遅らせてプレイ。アグリコラは増員が強く、手数を増やして点数行動を重ねるのが基本的なムーブ。個人的には増員プレイ以外の点数ソースの多様性を増やすと自由度があがると考えていたので、子なしのような増員遅らせても点数が増えるカードは歓迎。面白い。
レンガを18まで積み上げ、上の写真にはない「粘土積み場」という回る進歩を使った。これは”手元にあるレンガ2つにつき、すぐにレンガ1を得る。”というもの。これを使ってレンガを27まで確保し、改築で「踏み粘土」を使う。
“このカードを出したとき、すぐにレンガ1を得る。柵を作るとき、木材の代わりにレンガを使うことができる”といった効果で、ここからレンガで柵を引き、2件増築で執事を勝ち取って勝利。家畜追いと投げ縄の旧版でもあったコンボが強かった。
リバイズドはカードの枚数が少なくなっている。これは残念だが、逆に初心者への敷居は低くなった。新しく導入されたカードをいくつか見てみたが、全体的にインフレ傾向かな。
知らないカードがあると、ドラフトのドキドキ感が新鮮。これからアグリコラをやる人も、アグリコラが大好きな人にもおすすめ。
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プレイ人数:1~4人用
プレイ時間:人数×30分
対象年齢:12歳以上
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