どーも。冒険家を応援する会代表の元旅人タカ(@viatortaka)です。
とんてもない男が新城市にやってきた。彼の名は返町亮。職業冒険家。今回で亮君の我が家訪問は二度目になるのだが、はじめて来たときがアマゾン河イカダ下りの前、そして今回はイカダ下りを終えた後となる。
よくよく話を聞くと亮くんはアフリカ大陸を自転車で縦断していた。驚いたのは亮くんがアフリカ大陸を自転車で走っているとき、僕もアフリカ大陸を自転車で走っていた。ちょうど1ヶ月ほど僕が先行する形でモロッコ、西サハラ、モーリタニア、セネガルと轍を残していたのだ。そんな偶然があれば仲良くなるものだろう。
はじめてうちに来たときの写真を掘り出してみると、そこにはキャラバンで日本一周している佐藤翔平くんと清水麻衣ちゃんに加え、今年料理研究をしながら世界一周をしてきた森山さとみことさとみんも写っていた。プラス冒険家反町亮くん。なにこの旅人メンバー。
ちなみに僕も中国のフリーペーパーにインタビューが掲載されたときは冒険家という肩書きがついており、妙に恥ずかしかったことを覚えている。
そんな亮くんがアマゾン河イカダ下りを終えてきたので、話を聞きたくて仕方なかった。実は僕も自転車世界一周しているときに磯田よしゆき氏からアマゾン河イカダ下りを誘われたことがあり、一度行こうか検討している。そのときは危険だと判断して行かなかった。
そのイカダ下りはどんなものなのか?
亮くんの言葉を借りれば、死んでもおかしくない冒険であり、6,000km漕ぎ切った日本人は歴代で10人に満たないであろうということ。20年ほど前の話ではあるが、我が母校早稲田大学の探検部でも1997年にペルー早稲田大学探検部員殺害事件というものが起きている。アマゾン川をイカダで下る冒険旅行の途中に営利目的のペルー陸軍の兵士に暴行のうえ殺害された。当時よりは治安が良くなっているとは思うが、そういった危険も存在する場所である。
そもそも亮くんはなぜアマゾン河イカダ下りに惹かれたのか?それは日本が誇る冒険家植村直己の影響がある。五大陸最高峰のすべてに登頂を果たした植村さんが、ふとしたときに思い出すのは山のことではなくアマゾン河イカダ下りのことだ、といったような記述があり、アマゾンには何があるのだろうと心が引っ張られたという。
そこが原点なので、植村さんが出発したペルーのユリマグワスを出発地点に選んだ。植村さんが下った6,000kmを辿ろうとしたが、結果的に今回は2800kmとなりブラジルのフォンテボアーまでとなった。2016年4月27日にスタートし、6月1日にゴール。
4月27日に出発したが、いきなり渦に巻き込まれてイカダが大破したらしい。5日かけて作ったイカダが大破したが、それが地元メディアに取り上げられて多くの人の応援を得た。現地の方々の協力のもと、1人で5日間かかったイカダは4時間で制作を終える。気を取り直して4月29日に再出発した。
アマゾン河イカダ下り6000kmは何が大変なのか聞いてみると、最大の問題は”蚊”とのこと。蚊に刺されて掻いてしまったところが膿んでしまったりすることにより、途中断念を余儀なくされる。
亮くんの今回の旅の出発前に、イカダが大型船とぶつかったら終わりで、それはどれだけ工夫しても避けられないことがあると聞いていた。そんな運ゲーに命を賭けるの!?と驚いたのだが、それよりも蚊が困難とは・・・
こういった冒険話は尽きない。このような話を聞きたいという人が10名以上いるならば、亮くんの講演会開催できるかも。2017年11月にはアフリカのザイール川に行くとのこと。アマゾン河イカダ下りが旬なのは今年来年かな。
そして亮くんは四国高知県の嶺北地域に移住する途中にうちに寄ってくれた。嶺北といえばイケダハヤトさんでねえか!!!
・イケダハヤトさんに会ってきた!紹介なしで知らない人と会う面白さを知ってしまった・・・
嶺北アツいなあ。また視察に行こう。
ちゃお!
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