どーも。林業に興味がある会代表の自然人タカ(@viatortaka)です。
2016年1月18日から23日まで、高知県土佐町にておむすびーずが主催する林業インターンに参加した。きっかけはイケダハヤトさんのブログである。
・参加費・宿泊費無料で林業をがっつり学ぶ！土佐町「林業インターンシップ」は移住希望者必見っす。
参加者の全員がこのブログを元に参加を決めており、イケダさんの影響力の半端なさを知る。みんな「イケハヤがさ～」などといった具合に友達のように話していたが、イケダハヤトさんに会ったわけはない。イケダさんはブログ読者にかなりの親近感を持たれていた。
ちなみに僕がイケダハヤトさんに会ったのは、このインターンの直前である。
・イケダハヤトさんに会ってきた！紹介なしで知らない人と会う面白さを知ってしまった・・・
かねてから林業に興味があった僕がおすすめする林業の本は以下の2冊。多少の知識を得て、日本の林業の現状を知るためにインターンに向かった。
林業に可能性を感じた2冊の書籍
「日本林業はよみがえる―森林再生のビジネスモデルを描く」と「日本林業を立て直す―速水林業の挑戦」。
前者は国家戦略室審議官として民間任用され、林野庁の「森林・林業再生プラン」草案した梶山恵司さんによる一冊で、コンサルタント目線の林業がまとめられている。先進国の中でも林業が盛んなドイツやオーストリアやニュージーランドといった国と比較しながら日本の林業に可能性があることを示唆する。
後者は林業を生業としている速水亨さんの著書で、日本林業の最先端を走る方がどのような考えで林業に携わり、どのように林業を捉えているかよく分かる。
これらの情報を踏まえ、実際に林業がどのように行われているのかを知りたかった。そして今の自分にどう役立てることができるのか、という可能性を模索したかったというのが本音ベースの話。
では実際に5日の林業インターンはどうだったのか？
おむすビーズの林業インターンシップ詳細情報
まずおむすビーズの林業インターンシップの情報を共有しておく。
日時：
2016年1月18日（月）〜22日（金）（※）
2016年3月 7日（月）〜11日（金）（※）
場所：高知県土佐郡土佐町ほか
募集対象：林業や田舎暮らしに興味のある方
参加費：無料（宿泊付）
食費・現地までの交通費は、自己負担となります。
支援・協力：高知県土佐町役場 産業振興課
（※1月、3月とも研修内容は、ほぼ同じとなります。）
プログラム
・1日目 オリエンテーション
・2日目 基本技術と安全衛生講習
・3日目 森林での間伐作業体験
・4日目 自伐林家で体験学習
・5日目 林業関係者との交流
林業の現場体験の目的と感想と写真
今回の僕の研修目的は、「日本の林業の可能性」と」「自分の稼ぎ口としての林業の可能性」を知ることだった。結論から言うと、今回の研修はその目的を十分に果たしてくれた。
先に紹介した本に書いてあった通り、日本の林業は遅れている。まだ様々な点で整備が必要であり、仕組み作りも同時に進めていかなければならない現状を見た。
整備されていないから稼ぐことが難しい。また林業は木を、森を育てるという性質がある以上、長い年月をかけて取り組むことであり、現代的なスピード感をもったビジネスとはやや異なるものだと感じた。
木は人間に欠かせないものであり、お金という点だけでなく環境や持続可能な社会といったもっと複合的な視点で捉えていく必要がある。そのあたりに難しさがあり、同時にやりがいを見いだせる気がした。
そう感じた内容を、写真とともに簡単に振りかえってみる。
チェーンソーの整備と使い方を学ぶ
座学で林業について学び、その次がチェーンソーが林業の基礎。整備方法と使い方を学んだ。
ロープや重機による林業
山と山の頂上にワイヤーをかけ、その間の木々を伐採する方法を学んだ。また林業で使う重機の説明を受け、実際に乗って操作した。
木の伐採現場体験や自伐林家の第一人者の方に話を聞く
木の伐採を見せてもらったり、受け口や追い口の勉強をした。また自伐林家の第一人者の方に話を聞くプログラムが個人的には非常に勉強になった。
林業関係者との懇親会や交流会
プログラム最終盤では林業に携わっている方、これから林業をやっていく方、林業の求人情報などを持っている方との懇親会や交流会が行われた。やはり生の話を聞けるのはありがたい。
最後に
自分の身体を動かして現場で学ぶことが多くの気付きを与えてくれた。目的も果たすことができ、大変有意義な研修となった。
これからの日本の林業、多くの森をどう活かしていくかを考えていきたい。研修プログラムを組んでくれたみなさま、それに協力してくださった方々、このきっかけをくれたイケダさん、多くの方に感謝でいっぱいである。ありがとうございました。
ちゃお！
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