どーも。家を作りたい会代表の家づくり侍タカ(@viatortaka)です。
アースバッグハウスをご存じですか?
土嚢を積み上げて作る家は大層おしゃれで、一目見たときから僕の心を打ち抜いた。この家は一体どのように出来ているのだろうか?日本にあるのか?自分で作ることができる???
気になって仕方がなかった。
と前置きはここまでにしてアースバッグハウスを知らない方は多いと思うので、まずはアースバッグハウスの写真を紹介する。
photo via earthbagbuilding.com
見てもらうと分かるように、アースバックハウスはアーチ構造のものが多い。それは構造として強固であり、耐震性が強いからだ。またアーチ構造ではなく、アースバックで壁を作り屋根を葺いているものもある。
この工法の家は、ナダー・カリリ氏が中東の伝統的な建築物をヒントに考案した。紛争や災害で被災した人たちが、自分たちで簡単につくることができる家となっており、月や火星に現地の材料でつくる基地の建築を念頭に置いて生み出されたのだと言う。
わくわくして仕方がないので作り方を学びに行くことにした。
アースバックハウスをエコビレッジサイハテに見学へ
日本でアースバックハウスがある場所はまだ数少ない。作り途中のものは多数あるが、完成品が始めてできたのは近年だと言う。その1つが熊本県のエコビレッジサイハテにある。己の目でしかと見据えねば、と実物を見学に行った。
サイハテにあったのは作りかけのものと躯体は完成しているもの。おー!!!ええではないか。
俄然やる気がでる。アースバックハウス作ってみたいぞ!
JEBAのアースバックハウスのワークショップで作り方を学ぶ
日本アースバック協会で講習で作り方を学ぶことにした。今は亡きナダー・カリリ氏にアメリカでアースバックハウスの作り方を学んだヒロさんという、日本での第一人者が講師。今回作る場所は有明海が一望できる気持ちの良いエリアだった。
今回建てる場所。ホビットハウスをイメージして作っていくとのこと。何もない場所に何が生まれるのか。
まずは作る場所でスムーズに作業ができるようにセッティング。土を掘り出してふるいにかける場所、それに砂利とセメントと消石灰を混ぜる場所、アースバック(土嚢袋)と有刺鉄線を伸ばしてカットする場所、人の導線を考えてスムーズに作業ができるように準備をする。非常に大事である。
多少の雨でも作業ができるよう、この後に簡易の屋根もつけた。結果的にだが今回のワークショップは雨が多くて役に立った。
今回作るのは直径3mのドームをだるま型に広げたもの。上の写真は3mの円のライン上に石を置いたところ。ここからアーチ構造で組み上げていく。
砂利を敷いて白線で土嚢を置く場所を書いた。
長い長い土嚢袋。サイズに合わせてカットする。
土嚢袋には砂利と土とセメントと消石灰と水を混ぜたものを詰める。それを白線の上に沿うように置いていく。最下段は最重要なので要注意!
そしてタンピングして固める。
次の段のアースバックを積む前に有刺鉄線を噛ませる。
ときどき座学を交えながら朝から晩まで作業を繰り返す。
ひたすら積み上げていく。
直径3mでも結構な高さになる。
ワークショップでは完成まで至らなかったけれど、アースバックハウスを作る方法はしっかりと教わった。
作りたいなあ。作ったらどうやって活用しようか。夢は広がるばかり。こんなアースバックハウス作りたいなと模型を紙粘土で作ってみた。
一緒に作りたい人います???
ちゃお!
アースバッグサウナを作りました!
古民家宿タカハウスを開業し、庭にアースバッグハウスとアースバッグサウナを作りました!
アースバックハウスが紹介されている本
洋書だけどEarthbag Buildingという本が詳しく作り方が書かれている。
日本語のもので検索にひっかかったのがガレージビルダー4。
宿泊できるアースバッグハウス
宿泊できるアースバッグハウスについてまとめたので、良かったら見てください。
侍takaさん、いつも楽しく拝見させてもらってます。私も元チャリダー(海外はオーストラリアぐらいですが・・)のアサイです。takaさんがやられていることはどれも自分がやりたい事だったので本当に勉強になります。ありがとうございます。
私は今、福岡の能古島というとこにボロ屋を買いまして、自分で修繕をしながら住んでおります。
もともと、住宅の構造を売っておりまして、その会社で知り合ったベトナム人の友人と
アースバックハウスをうちの余ってる土地に作りたいと話しておりました所、takaさんの記事を発見しました。
もし、よかったら一度takaさんの所に遊びに行ってもいいでしょうか?