「自転車専用ハイウェイ」構想が世界の都市で広がっているので日本もやるべし!

どーも。日本が自転車に優しい国になることを願う会代表のタカ(@viatortaka)です。

世界で自転車専用ハイウェイ構想が広がっているらしい。

「自転車専用ハイウェイ」構想が世界の都市で広がっている

ドイツのミュンヘンでは、自転車専用の大規模な高速道路網が計画されている。そのコストは決して安いものではないが、交差点も信号もない新たな交通網は、サイクリストにとって非常に心強い存在になりうる。

自転車専用の高速道路!素晴らしい発想すぎてやばい。聞いただけで動悸が高鳴るくらい興奮する。

2009年から2012年まで自転車で世界一周をしていた。自転車乗りに対する環境配慮としてはオランダが頭2つほど抜けており、ドイツが頭1つ抜けていた。この2カ国は間違いなく自転車先進国である。

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逆にオランダは自転車先進国すぎて、自転車泥棒王国でもある。自転車の中古マーケットが発達しすぎており、盗んだ良い自転車の分解したパーツがすべて中古で販売できてしまうため、アシがつかない。

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そんな自転車先進国はさらに先へ向かっているのが自転車の高速道路計画なのだ。

ドイツはアウトバーン(速度無制限の高速道路)で有名だが、ミュンヘンは、高速道路のスリルを自転車乗りにも提供したいと考えている。自動車を使わない通勤を奨励するミュンヘンは、市内中心部と郊外を結ぶ自転車専用レーンのネットワークを計画しているのだ。

この計画「Radschnellverbindungen」(自転車高速接続)では、自転車専用レーンは自動車道とは完全に分離されることになる。約1,000平方kmのエリアに、幅約4m・両面通行の自転車専用レーンが14本走り、そこには交差点も信号もない。この道路は、自転車乗りのためのアウトバーンなのだ。

この提案に取り組む都市計画立案者ビルギット・カストロプによると、Radschnellverbindungenでは、サイクリストは時速約19kmで走行可能で、交差点でいったん減速したあとにまたスピードを上げる必要がない。自動車がそばを通る心配もなく、道路が広いので、遅い自転車の後ろに1列になってつかえることもない。

この走りやすさと、最近増加している電動自転車の組み合わせで、郊外のハンベルクモースからミュンヘンの中心街まで、自転車で約1時間で行けるかもしれない。計画されているルートは、ミュンヘンを、小さな市街地、大学、雇用センターなどとつなぐ。現在は空き地や、小さな通り、通常サイズの自転車専用レーンであるところに建設の予定だ。

建設開始には地方自治体の承認が必要で、費用は安くはない。ドイツ紙『Sddeutsche Zeitung』は、1マイル(1.6km)あたり約175万ドルと計算している。なお、「CityLab」の記事によると、自転車用道路で先頭に立っているのは、長距離の自転車専用道路が28本あるオランダだ。

デンマークも自転車道路網は充実している。市民の52パーセントが自転車通勤するコペンハーゲンでは、全長約354kmの自転車専用道が整備されているが、さらに2014年8月には、港の上を快適に走れる高架式自転車専用道路が開通した(日本語版記事)。

パリでは、1億6,000万ドルをかけた自転車推進計画が提案されている。シャンゼリゼ通りをはじめとするパリの回廊に、自動車の交通からほぼ完全に防護される5本の「高速道路」を建設するという計画だ。ロンドンも、「洗練された大規模な直通自転車道路」を計画中だ

自転車道の整備が医療費を削減し健康な社会を作る[ドイツチャリ旅]で自転車は環境に良く、健康を作ると書いた。それを東京都知事となった舛添要一さんが読んだのかは知らないが、東京都の自転車道を整備すると宣言した。

【寄稿】自転車の活用を!東京都知事・舛添要一

東京は、他の先進国の大都市に比べて、自転車専用レーンの整備が遅れている。スウェーデンのストックホルムは、私の好きな都会の一つであるが、歩道、自転車道、自動車道と、しっかりと分けられており、それぞれが交通ルールに則って、整然と通行している。日本のように、自転車が逆走したり、信号を無視したりすることはない。東京でも、少しずつ自転車レーンが開設されつつあるが、幅も狭いし、距離的にも短い。是非とも、2020年までにはストックホルム並にしたいと思っている。

自転車には、大きなメリットがある。個人にとっては、初期投資として自転車購入代金はかかるが、人力なのでガソリンは不要であり、通勤費用が節約できる。また、排気ガスが出ないので環境保全にも役立つ。

・都内に自転車レーン、計120キロ整備へ 舛添知事方針

東京都の舛添要一知事は18日、都心の自転車レーン整備を加速させる方針を示した。2020年東京五輪で選手や観客の移動手段としても活用する考えで、新年度予算案に新たに調査費など2千万円を計上した。

 自転車レーンは車道に専用区域をつくるほか、歩道を歩行者用と区分けする。都は都道2155キロのうち20年までに109キロ区間で整備する計画があるが、都心部を中心に120キロに増やす。総事業費は約60億円の見込み。15年度も改めて予算を確保し、レーンの距離をさらに伸ばす考えだ。

日本全体で交通網の整備を考えるべきである。20歳のときにした自転車日本一周は72日間7000㎞の旅だった。自転車高速道路が日本を縦断するように繋がれば、自転車旅をする人も増えるだろう。それは観光としても良い効果をあげるに違いない。

道路交通法からして虐げられている自転車をどうにかして欲しいものだ。

ちゃお!







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2 件のコメント

  • はじめまして。
    ドイツの自転車ハイウェイいいですね。
    日本は自転車専用ではありませんが、多摩湖自転車道があります。

    中央高速沿いに自転車高速道路を新設もいいかと。
    ちょっと遠くへ行けますね。自転車専用サービスエリアとか。大月とか
    行きたいですね。談合坂のヒルクライムも良いです。
    高速料金も例えば国立府中から八王子まで50円とか。

    • はじめまして。

      ドイツのハイウェイいいですよ。日本も少しずつ整備されているのが嬉しいです。
      もっと張りめぐらしたいところですが、人口の割に国土が狭く山がちですからねえ。

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    管理人のたかです。1984年4月20日生まれ。不動産会社での開発業、自転車世界一周、地域おこし協力隊を経て、愛知県新城市の古民家で宿泊事業をはじめました。SNSでフォローしていただくと最新記事を読むことができます。よろしくお願いします。