クアラルンプールからマラッカにやってきた。冷房ががんがん効いたバスから一歩外に出ると、暑い。暑すぎる。
まずは宿泊先を探して一休みしようとうろうろ。ホテルがあり過ぎて困ったので、地球の歩き方に載っている安宿の1つに入った。リバー・ビュー・ゲストハウスである。
案内された3人用ドミトリーには日本人がおり、先ほどチェックインしたとのこと。まさかいきなり日本人に会うとは思わなんだ。
海外に来てまで日本人と話してどうなの?って思うかもしれないけど、海外で会う日本人は面白い人が多く、日本で普通に過ごす分には滅多に出会わないであろうバックグラウンドを持つ人がいたりして面白い。
今回会った方も、オーストラリア在住10年以上のシェフの方で、日本ではそうそう会えないキャリアを持つ。
その方と少し話したあとは、1人で街の探索へ出かけた。マラッカは世界遺産に指定されている街だし、マレーシア旅初の街歩きとなるのでテンション高め。アドレナリンが眠気をぶっとばしていた。
あてもなく歩きまわり、昼食をいただく。暑くて仕方がないのでビールも頼む。うまい!!!
しかし3時間も歩くと暑さで身体がへたばり、汗ダラダラの不快感に疲れと眠気が加わる。一度宿にもどってシャワーを浴び、昼寝をした。なんとも気持ちの良い時間である。
夕刻には宿のおかみさんによる手作りケーキとコーヒーを持って2階へ上がり、川を眺めながら暮れていく街を堪能していた。
宿に泊まっていたフィンランド人女性とだべっていると、彼女の口からアラスカで出会った日本人カヌーイストの話が出てきた。
アラスカでカナダ人とスピード婚した日本人カヌーイストの話
「そういえばアラスカに住んでいたときに日本人と会ったことがあるわ。」
導入はそんな感じだった。
彼女は友人とドライブしていたとき、カヌー旅をしている日本人男性と出会ったという。その男は次の川へカヌーを移動させているところだった。
彼女の友人がその日本人の男に一目ぼれ。それから付き合いはじめ、4ヶ月後に結婚した。
まじか!!!
彼女はしきりに
「誰が明日のことを知っているの?未来は誰にも分からないわ。」
と言っていた。
日本人男の立場で言えば、カヌーのために旅に出たらカナダ人女性と結婚する、なんて誰が想像するだろうか。ちなみに僕もカナダのユーコン川をカヌーで下ったが、結婚するよりも熊に襲われる可能性の方が1億倍高いと感じた。
・ユーコン川カヌーで熊と出会う(15日目~16日目)[カナダ]
マラッカで泊まった安宿情報
そんなこんなで面白い話を聞ける出会いもあったし、居心地の良い宿だった。エアコンがあったのも、今後のマレーシア旅を考えると高水準だった。
リバー・ビュー・ゲストハウス
・3人部屋ドミトリーがRM23(約700円)
・wifiあり
・エアコン、ファンあり
・ぬるいシャワーあり
・ケーキ、コーヒー、フルーツ無料
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