数年前の話になるが、2014年3月1日に「マラソン中毒者(ジャンキー)」の著者である小野裕史さんの講演会を開催した。タイトルから想像できるように、小野さんはマラソンに狂っている。
世界各地の過酷な大会に出場しているのだが、2012年の南極アイスマラソンでは2位の実績を持つ。それも忍者コスプレで。
南極アイスマラソンは2006年に始まった。2013年の場所は南極点から約1000Km離れた地点にあるユニオングレッシャーキャンプで、標高約900mの-10度から-20度の寒冷地。地球上で最も厳しい自然環境である。なんせ、南極。
1人185万円でポーラクルーズが2014年度のツアーを開催している。ちなみに南極マラソンのエントリーフィーが10500ユーロなので、内3分の2はエントリー費。発着がチリのプンタアレーナスの現地ツアーとなっている点に注意。
もしも申し込もうと考えたならば、ちょっと待って欲しい。出場資格を満たしているか確認しなければならない。南極マラソンの過酷さは半端ないのは間違いないが、南極アイスマラソンの出場資格も半端ないのだ。
世界3大砂漠マラソン大会:サハラ砂漠、アタカマ砂漠、ゴビ砂漠
マラソン業界ではときおり耳にする砂漠マラソン。世界3大砂漠マラソン大会というものがあり、サハラ砂漠マラソン、アタカマ砂漠マラソン、ゴビ砂漠マラソンである。
砂漠の上の250㎞を7日間で走破することが一般的で、水以外の荷物は自分で持たなくてはならない。荷物は概ね10kgほどになるとのこと。
南極マラソンの出場資格は上記の3つの砂漠マラソンのうち2つの完走。おそろしや・・・
サハラ砂漠マラソン
以前はエジプトで行われていたが、治安の悪化に伴い今はヨルダンにて行われている。
紛らわしいが、モロッコで開催されるサハラマラソンとは別物。こちらはサハラ「砂漠」マラソンで、別名サハラレース。
アタカマ砂漠マラソン
チリのアタカマ砂漠で行われる。ちなみに小野さんは日本人3人でチームを組んで出場して優勝!!
別称はアタカマクロッシング。
ゴビ砂漠マラソン
中国のゴビ砂漠で行われる。別称はゴビマーチ。
南極トライアスロン
南極マラソンの話から始めたが、南極トライアスロンが2013年から始まった。なんと日本人の若手経営者6名が「チームきわみ」を結成して完走している。半端ない!
人類が南極に到達したのはつい60年ほど前。そう考えるとおそろしいわ・・・
砂漠マラソンも南極マラソンも南極トライアスロンも、生物が生き抜くのに過酷な地で行われる。まったく別の方向性で、アマゾンジャングルマラソンがあるので紹介しておく。こちらも小野さんがブログに書いている体験談が面白すぎる。
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南極マラソンを完走した小野さんの講演会を開催したあと、聴衆がウルトラマラソンを即申し込みして完走した話。驚くばかり。
・「マラソン中毒者」小野裕史講演会:2014年飛騨高山ウルトラマラソンをノータイムポチリで申し込む人が続出してびびる
その小野さんの著書、マラソン中毒者は超おすすめです。
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