11月に罠猟を見学させていただいた家に再び訪問してきた。獲物がかかることを期待していったが、今回もかからず。狩猟見学はタイミングが合わないと見られないのが難しい。
そちらは残念だったけど、
「麦踏みを体験してみる?」
とのお誘いに乗り、麦を踏み踏みしてきた。
麦踏みとは何よ?
ちょいと調べると、国語辞典に載っている単語であった。
早春に麦の芽を足で踏みつける作業。霜柱を防いで根張りをよくし、また、麦が伸びすぎないようにするために行う。《季 春》「歩み来し人―をはじめけり/素十」
端的な回答としては「麦が強くなる」からやるようだ。そのYahoo知恵袋の回答が分かりやすい。ちょいと整理して掲載する。
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根が浮き上がったムギを押し戻すというのは一つの理由ですが、麦は踏まれたらより強くなると聞きましたという点に注目して回答させていただきましょう。
単刀直入にいうと「エチレン」という植物ホルモンを働かせる事によって行われます。余談ですが、最近のもやし、むかしのものに比べて随分太くたくましくなったように思いませんか?これ、エチレンを人工的に与えてやっているからです。
エチレンは栄養素ではなく、一種のホルモンとして働きます(ガスのホルモンは珍しい、人間のホルモンの多くはたんぱく質かステロイド)。植物が生長するとき、伸びてゆく先に邪魔なものがあったときに面白い作用を起こします。
植物が芽を出そうとしたとき、上に石がありました。このとき、石にぶつかって僅かに植物が傷つきます。すると、傷口からエチレンが放出され、植物はコレを感知、なんと茎が太くなって、石を押しのけようと働くのです。
つまり、エチレンは植物の茎を太くする作用があるということです(逆に、背は伸びなくなる)。ムギを踏むことにより、傷が付く→エチレン発生→茎が太くなる ということ
太くなった茎は風で倒れにくく、さらに分枝も多く出てきます。それで、強い麦になるのです。
ちなみに、エチレンは濃度によっては落葉作用や老化作用、開花・成熟促進作用を示すことがあって青果会社の敵です。これがでてくると、一斉に果物が熟れすぎてしまい、出荷できなくなったりします。
麦踏みの写真と動画
何事も楽しくやるのが肝要だよね!
大根やかぶやジャガイモの収穫
収穫だけ楽しませてもらった。いいとこ取り笑
本日の学び
1人でやると大変なことも、みんなでやると楽しいのだ。
こういうことに興味ある人は連絡くださいね~!!
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