会社を辞めたい人のノマド的独立志向とNPOなどで社会貢献がしたい欲求と企業の寿命

周りの人の言うことが変わった。

5年くらい前は「起業したい。そして会社を上場させたい。」をアツく語っていた人が多かった。あの頃はほりえもんがメディアを賑わせていたベンチャーブームであり、その背景は確かにあった。

1年前に世界一周から帰国してから出会う人は「独立して自由に働きたい。会社を作るとしても大きくしたいわけはなく、自由に動ける体制を築きあげたい。」と情熱を内に秘めつつ語る。

志向が変化しているのだ。

実際、独立して働きはじめている友人もちらほらいる。まずは自分でビジネスが回るようにし、それを人に任せていく。そうやって最終的には自分の仕事を最小限にして食べていけるようにし、その上で生まれた時間を自分がやりたいことや社会に貢献するように使う。

そのようなプロセスを歩み始めているのだ。

フリーエージェント社会の到来

インターネットの到来によって様々なものが安価になり、独立がしやすくなった。

ダニエルピンクの著書「フリーエージェント社会の到来」を読んだとき、フリーエージェント社会は日本にも確実に訪れると確信した。それが僕の身のまわりで起こってきているのだ。

クラウドソーシングサイトも立ちあがってきており、企業における仕事の外注化はますます進む。同時に、個人で仕事を受ける人はますます増えていく。

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企業の寿命

神田昌典さんの著書「2022―これから10年、活躍できる人の条件」で企業の寿命について書かれている。

1970年初 約50年
1983年 30年
1997年 12.5年
2008年 10年

この流れが止まることはない。50年あった寿命が10年を下回るということは、もはや会社という名目は同じでも、実質は違うものと考えてよい。今の会社形態は滅びていく方向性なのである。

神田さんは以下の3つの理由が企業の未来をはばむと言う。

・会社では社員が育たない
・会社では無から有を生み出す経験が積めない
・一部の仕事をしている社員が抜けると、会社には何も残らない

会社という形態が今の時代にそぐわなくなってきている可能性は十分にある。

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会社からNPOへ

会社から抜け出た人はどこへいくのか。

僕の身のまわりでは「経済的に豊かになりたい」というより、「生活できるくらいの収入がある中で社会問題に取り組みたい」という考えを持っている人が多い。お金を稼ぐよりも社会に貢献するほうがクールという空気はどんどん膨らんでいる。

経営学の巨人と呼ばれるドラッガーは「ネクスト・ソサエティ」でNPOの役割が大きくなっていくと論じている。社会問題に取り組むという志は、NPOという形で実現されていくのかもしれない。

ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる
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会社はなくなる!?

会社自体がなくなるということはない。ただ、その存在意義は変化し、会社勤めの人の割合は減ってゆく。フリーエージェントに、NPOに、これから現れるそれ以外の存在に、分散される。

非常に面白い時代だと思う。

もしかすると江戸末期に近いのかもしれない。江戸幕府という大きな存在があるが、その社会はほころびを見せていた。そして社会制度を根本から変える明治維新が起こった。価値観が覆った。

今の日本の社会もほころびを見せている。数年後には社会制度が根本から変わっている可能性がある。そのときの価値観はどうなっているだろう。現在よいとされていることが、覆っているはず。

なんと楽しい時代を生きているのか。変化を楽しもう。

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