クラウトスコア(Klout)を55にする意味と評価経済社会(ソーシャルメディアの影響力)

KLOUTというサービスがある。ツイッターやフェイスブックのアカウントを分析し、その人の影響力が数値化される。

そのKLOUTとアメリカン航空が提携を発表した。KLOUTのスコアが55以上だと、世界40箇所にあるアメリカン航空のVIPラウンジが無料で利用可能だということだ。

SNSで有名になると空港の会員制ラウンジがタダで使えるというおいしい話 : I believe in technology
世界40箇所にあるアメリカン航空のVIPラウンジが無料で利用可能 …

アメリカン航空としては、ネット上の影響力の高い人に使ってもらうことでマーケティングになるという考え。サービスに自信があるから成り立つ戦略。他社も追随するかな。

こういう手法が普及していくと、一般人がネット上で活発に活動する意味が付与されるよね。

去年くらいに評価経済という言葉が巷で流行った。はてなキーワードによると、「評価」を仲介として、モノ、サービス、お金、が交換される社会ということである。上記のKLOUTとアメリカン航空のニュースは、評価経済社会へと繋がっていく話だ。

この言葉を生みだした(たぶん)岡田斗司夫さんの週刊東洋経済のインタビューが面白い。

「僕らは評価経済の高度成長期に入った」 週刊東洋経済インタビュー ノーカット版掲載! – 岡田斗司夫なう。

 例えば最近、人事のコンサル会社の人と話す機会があった。
その人は、「最近の若手社員は、おカネを稼いで、いい暮らしをするという発想がない。
アメとムチでは動かない。動機が違う。彼らは平気で土日も会社に来ない」と言っていた。
実際、最近の若い人たちは、ボランティアに走る傾向もある。
つまり、やる気はあって働くのだけど、自分の楽しみのために使わない。それは、若い人たちに言わせれば、会社でおカネ稼いでも、そのおカネで楽しみに使うのだったら意味がない、ということ。おカネを使わないと、自分の楽しみを実現できないというのは、ネット社会ではすでにヘタクソな生き方になっている。

もうすでに、貨幣と通貨は逆転している。
おカネ持ちの人は、おカネだけではうまくいかないのが分かっている。
なぜ逆転していると言えるかというと、端的な例は、カネ持ちはダボス会議に行けない。
評価がないと無理。日本でいちばん小遣いが自由に使えるパチンコ屋の社長が嫁にもらえるのは、伊東美咲と神田うの止まり。それ以上のいい女は評価がないとお嫁に来てもらえない。

※上の引用の通貨は前の文脈で評価通貨として使っており、評価のこと。

評価の換金方法

今現在使われている影響力の換金方法はなんだろうか。影響力≒ファンが多くいる、ということなので、グッズ販売なんかが一例だろう。あとは有料メルマガもそうかな。なんらかのコンテンツを作り、影響下にある人(ファン)に買ってもらう。

KLOUTのスコアが55以上だと世界40箇所にあるアメリカン航空のVIPラウンジが無料で利用可能、というのはコンテンツ販売とは意味合いが違ってくる。こういった手法が普及して、影響力を持つ人がさまざまなサービスの恩恵を受けられる社会ならば、コンテンツ販売等のマネタイズをしなくても良くなるということ。

影響力が容易に換金できる時代の到来か!?

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