ビクトリア湖の西側を南下してウガンダからタンザニアへ入国した。僕が自転車で走ってきたのはタンザニア→ケニア→ウガンダ→タンザニアというルート。前回の記事でも書いた通りこの3カ国はシングルビザでも出入国が自由なので、期間内ならば新たにビザ代がかかることはない。ただし途中に違う国を挟むと再度ビザを取得しなければならないようだ(2012年4月、イミグレーションにて確認)。
タンザニアはビザの残り日数は2週間ほど。次の目的国のマラウィまで自転車で走り切れる時間はない。さらに言えば、前回一ヵ月以上滞在したタンザニアにさして興味もない。ということで、公共交通機関を使ってさっさと抜けることに。ビクトリア湖の西岸に位置するブコバの街からビクトリア湖南岸のムワンザへのフェリーがある(月、水、金曜の夜発)。水曜のフェリーに乗るべく、ブコバの街を目指して自転車を漕いだ。
何気にブコバの街に興味があった。なぜならアフリカフェの原料となるコーヒー豆の栽培地だというから。アフリカフェがとりたてて好きなわけではないけど、タンザニア・ケニア・ウガンダとずっと存在感があったインスタントコーヒーで、キリマンジャロに登ったときにも何度か飲んだ。なんだか思い出深いコーヒーなのである。
アフリカフェについて詳しく載っている2つのサイトを紹介。
・タンザニア便りNO.8~NO.12
・アフリカフェ ~タンザニア ブコバ地方~
<タンザニア便りNO.8より引用>
タンザニア全体では圧倒的に紅茶党が多いのですが、ブコバの人々は断然コーヒー党です。
街頭には、炭でやかんに沸かしたコーヒーを、小さな椀に注ぎ入れて1杯売りをしているコーヒー屋がたくさんあり、どこも人々が木のベンチに腰掛けて、時には立ったまま、うまそうにコーヒーをすすり、談笑しています。
まさに現場に居合わせたので、僕も参加。(コーヒーは一杯50シリング(2.5円)くらい)
こ、このコーヒーは、、、!!!
まあ普通に美味しい。というかコーヒーの違いが分かる程の舌を持ち合わせていない。振りかえればチリでコーヒーを飲んで眠れなくなって以来、朝以外にはコーヒーを飲まないようにしている。朝にコーヒーを飲む機会などそうそうなく、ここ2年くらいコーヒーを飲んでいないのだ。そんな僕に何を期待するのか。
結局この日の夜行フェリーもあまり眠れずに過ごしたのだった。
<ウガンダとの国境のムツクラ(Mutukula)からブコバまでの写真>
タンガニーカ(?)という生姜湯のようなもの。美味しい。
90km漕いで夜行フェリーに乗った今日は、スピード感が溢れる移動をした気分であった。
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