マドリッドから地中海を目指して発ったのは2011年10月30日。日中に陽が照っている場所に行けば暖かいものの、朝晩は冷える。イギリスから相変わらず、南へ南へと暖かい場所を目指して走り続けた。
スペイン南部のアンダルシア地方では白い家が連なる街が有名だと知り、マドリッドからの道中に立ち寄れそうな場所を幾つかピックアップしていた。自転車で地中海に面した街マラガまで走ってみて知ったのは、ほとんどが白い家が連なる街だということ。ピックアップしたところに立ち寄るまでもなく、飽きるくらい多くの白で彩られた街を訪れることが出来た。
その中でも一際美しかった街がある。それはマラガから北に50km程に位置するアンテケラ(Antequera)だ。それまでの白い街よりも白が一層きれいで、調和がとれていた。どこを歩いていても絵になるような光景で、立ち止まってはうっとりした。サンセバスチャンの街並みも、この後に行ったマラガの街並みも素敵だった。けれど、この街が最も美しい。スペインできっと一番美しいだろう。
午前中に着いたにも関わらず、宿泊しようか悩んだ。3時間程ぐるぐると歩き回り、名残惜しいと思いつつ出発。改めて写真を見返してみると、撮影者の腕がいまいちなのに加え、良い風景だったときに曇っており、写真がいまいち。けれど、この街は良かった。ヨーロッパで最も気にいったハンガリーのブダペストに次ぐレベルだった。
街の中心の聖堂。
白い家々が並ぶ。
この晴れ間のときに街の全景を撮れば良かった!
見渡す限りの白。
連なっているから素敵なのです。
掲げられた旗もナイス。
写真で一部を切り取っただけで、実際はもっと広がっている。
街を離れるときに名残惜しく撮影した。
以下にアンテケラ以外の白い家々が立ち並ぶ街を紹介。
白い街っつうのもいいね。
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