パリ。Paris。なんて甘美な響きを持つ街なのだろうか。人生で幾度となく耳にした街の名。一度は訪れたいと思っていた。ドーバ海峡を渡って5日目、ついにパリに辿り着いた。
自転車でパリへ向かうと、中心部まで交通量が多くストレスのたまる道を走ることになる。その道を走り抜けるまでに胸いっぱいだった期待は擦り減らされていった。30kmぐらいだったけど、普段の3倍の疲労感。時刻は13時を回ったころだった。だがここは憧れていた場所パリ。折角なのでもうひと踏ん張りして街中を自転車で回ってみようかと、フル装備の自転車でパリ市内を巡った。
は、はしりにくい。細い道に見合わない交通量。多くの一方通行。急なアップダウン。無数の行きかう観光客。前回の記事で紹介したような無人のレンタルサイクルがあるのだが、パリ市内で使う人の気がしれない。ひとしきりパリを自転車で回った夕方に宿に着き、脱力。これがパリかあ、、、
こんなイメージがあった。
フランス→ツールドフランス→自転車盛ん→自転車先進国→その首都パリ→自転車走行快適。
どの国も首都は混雑しているのだ。当たり前の事実を突き付けられただけ。パリは自転車で巡るものではない。翌日から電車を使うことにしたのは言うまでもなく、普通に回ってみれば、普通に素敵な街。4泊して次の目標地点のボルドーへ向かった。
主要な場所は自転車で一通り回った。
韓国人宿のAmi houseという場所に泊まる。朝晩に韓国料理がついて30ユーロ。おばちゃんがツンデレ。
相変わらずの好天。
こういった露店がナイス。
図書館に足をはこんだ。やはりオランダのアムステルダムがベストか。
ふらふらしているときに生演奏が聴ける街って豊かだと思う。
地下鉄の出入り口が派手。
夜のパリも美しい。
フェイスブックで知らないフランス人からメッセージが来た。エリザベスと名乗る彼女とやり取りを続けていた中で、パリに来るなら会いましょう、という流れに。彼女の同僚と一緒にランチを楽しんだ。仕事の昼休憩に2時間もかけて大丈夫なのか心配する僕に、「私は女性だからそんな日があってもいいの」という彼女はまさにパリジュンヌ。表情がコロコロとかわるのもパリジュンヌの特徴なのかな?
フランスに来て初フランス料理。おすすめの場所に連れてきてもらっただけあって、美味しい!1人30ユーロくらいのランチで、僕1人では入らないような店だった。なんせ泊まっている宿が2食付で30ユーロなのだから。ほんと御馳走様でした。
ランチを一緒にした後、そのままパリを発った。最後に素敵な時間を過ごし、パリの印象はすこぶる良し。パリを出るときも混雑していたけれど、気分良くペダルを廻してパリとお別れ出来た。
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