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タイ 世界一周について

世界一周旅の意味

投稿日:2010年12月6日 更新日:

何のために旅に出たの?
その旅を何に活かすの?

と聞かれることがある。

結局のところ旅は娯楽だと思っているし、楽しそうだから旅に出た。それに尽きる。

スポンサーをつけるかどうか悩む

旅に出る前、世界一周をするにあたって悩んだことがある。移動の手段を主に自転車にすることを決めたとき、スポンサーをつけたいかどうか。スポンサーになってくれる会社や人がいるかどうかは別にして、その努力をすること自体を迷った。

経済的にでも物的にでも援助をして頂くということは、旅に責任が生じてくる。旅を止める、説明した旅の趣旨を変更する、ということが自分一人の判断でやりにくくなる。それらのことをどう捉えて、どういった旅がしたいかを自分に問うた。

結論として、誰にも何にも束縛されない旅がしたいということに気付いた。自分で稼いだお金で、行きたいところに行き、止めたくなったら止める。無謀なことをしても、一般的な常識と外れたことをしても、(しようと思っているわけではない)、自己責任で済む。自らの裁量の範囲内で、兎に角自由な旅がしたかったのだ。

そのことに気付いたとき、僕の旅は娯楽だと思ったのだ。夢だった世界一周は、楽しそうだと感じたから夢に成り得たわけで、そこで何かを得ようとか、活かそうとか考えたことが真意ではない。

それが世界一周に出る前に考えた僕の旅の本質であった。旅を出発してから約1年間を経てみて、その本質に加え2つの意味を持っていると考えるようになった。

旅の途中で気付いた旅の2つの意味

1つは僕が小さな小さな日本代表だということ。旅先の国の人から見て、僕の行動や発言は日本人のイメージを形成する要因の1つになり得る。ましてや自転車で旅をしているので、辺鄙な地域に住む人にとって、人生で出会った始めての日本人が僕であったり、一生の中で出会う日本人が僕しかいないということもあり得るのだ。

日本に生まれ日本人として諸国を旅するとき、今までの日本や日本人のイメージを良くも悪くも背負っている。「国」の印象として持たれているものを挙げれば、家電や車に代表される技術力、漫画・アニメ、寿司などがそうだろう。「人」の印象として持たれているものでは、お金持ち、おとなしい、押しに弱い、などがある気がする。

もちろんその国や人によって、日本人に対する思いや考え方は違う。ただ、旅を続けて来て感じるのは、総じて悪く思われていない、ということだ。中国人や韓国人、イスラエル人を毛嫌いする人を見てきたが、日本人に対してそこまでの嫌悪感を持った人には会わない。僕が日本人だから会ってない可能性もあるけれど、実際旅をしていて日本人であって良かったと感じることは事実なのだ。

そういった先人達が形成してきたイメージを僕が悪化させたくない。小さな小さな日本代表ということを意識して、少しでも日本の印象が良くなるような振舞いをしたいと思う。

もう1つの意味とは、

僕がブログというメディアを持った記者だということ。行った国のこと、そこで出会った人・物・体験、それらを伝えるブログという手段があり、それを見てくれる人がいる。うまく綴れているとは思わないけれど、例えばメキシコの本場のタコスは美味しすぎる、とか、南極は個人でも上陸出来る、とか、ボリビアに世界最大の塩湖がある、とか、見ている人が知らない事実や興味を持ってくれるようなことを書けたら良いなと思っている。

人は知らないことを怖いと感じるように出来ているのではないか。旅に出る前、メキシコは危険そうだと思っていた。だが実際行ってみると危険と感じることはほとんどなく、メキシコ人の気質や食文化にとても惹かれた。これから中東やアフリカという、なんとなく危険そう、な場所にも行く予定だけど、きっと行かないと分からないことがある。

そこでの出来事を少しでも発信することで、読んでくれる人の未知に対する恐怖が減るのではないかと考えるのだ。それが最終的に世界平和につながる、、、なんてことはないけれど、せっかく発信出来る機会をもらったので、ブログは書き続けようと思う。

旅の本質

大仰に2つの意味を持っている、なんて言ったけれど、やっぱり僕の旅の本質は娯楽。自分の人生を豊かにするためのもの。生きている今現在に「楽しい」と思えること、それが大事なんじゃないのかな。人生は今の積み重ねだと思うから。

人はいつ死ぬか分からない。生まれたときから死に向かって歩いている。自分がわくわくすることやり続けて、一生懸命楽しんで、心の底から笑って、悔いがないように生きていきたい。

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