飛騨古川の里山オフィス「末広の家」にメディアキャンペーンで泊まった。
・飛騨古川の古民家:数寄屋づくりの里山オフィス「末広の家」に泊まってみた!
それを宿泊したメンバーがそれぞれレポートしていくという企画を立てた。第七弾はの働きすぎてノイローゼになりかけのウェブデザイナー「僕」のレポートである。
働きすぎてノイローゼになりかけのウェブデザイナーの古民家レポート
都会の情報量に疲れ果てた僕は、知人に誘われるがまま気づいたら飛騨高山の山奥の古民家にいた。
はじめまして…..僕です。
迎え入れてくれた鈴木さんをはじめ、知らない面々ばかりだった。
(知らない人達と突然一泊するなんて…話すことなんてあるのだろうか?)
5人で夕飯の買い出しに行く。
道の向こうに見えるのは、ビルではなく雄大な山々だった。
途中、クリーニングのドライブインがあった。
スーパーでは、昨日知り合ったらしい近所のおばさんと思わしき方が挨拶してくれた。
目当てのお肉がないと騒いでいたら、おじさんが半額シールをばんと貼ってくれた。
新宿とは随分違うことばかりだ。
偶然近所で日本酒フェア?的なものが開催されていたので向ってみることに。(鈴木さん達は昨日も行かれたらしい)
無数のたるの酒がすべて飲み放題だった。
都心の無神経な混雑とは違い、地元のお祭りのような、心地よいにぎわいをみせていた。
それは、なんとも言えない幸せな気分で。
中でも驚いたのは、外国人観光客の方が多数日本酒を嗜んでいたこと。
普段見ているブラウザ上の数字だけでは見えてこない、第一次情報の力強さに胸を打たれました。
もちろん眼前の事がすべてではないのですが、行ってみて肌で触れこの目で見ないとわからないことも世の中にはたくさんあるんですね。
その夜、僕らはほんとうにたくさんの話をした。旅のことや過去のこと、学習のことや昨晩のこと、そして未来のことについて。
ここにあるのは山と、街と、食べ物と、お酒と、そして人くらいだ。でもだからこそ、多くのものを・ことを、咀嚼できるのかもしれない。
”旅で思った事の中で印象的なことを聞かせて”との問いに鈴木さんは『人の人相をよくみるようになった』とおっしゃっていた。
海外に行ったら、目の前の人がどこで生まれ、何歳で、どんな職業をし、どんな考えを持ち、どんな経歴なのかまるでわからなかったりもする。その時に、判断材料として提示されるのは、目の前の本人そのものだけだ。
東京ではどうだろう。
多くの人が、肩書きを持ち、経歴を持ち、関係を持ち、なにかを情報が紐付いた状態で眼前に現れる。
わかったような気になりがちだけど、それは結局情報の一部でしかないし、その人を推測するためのあくまでヒントにすぎない。
人だけじゃない。会社も学校もTVのニュースも、そうなんだろう。
自分は多くの紐付いた情報に翻弄されているんじゃないなあなんて、酔った頭でぼんやり思いを巡らせていた。
・・・
古民家の布団はつめたくしっとりしていたけど、気がついたら朝だった。
みんなで昨日の宴の片付けをした。
***
この古民家は、普段オフィスとして貸し出しているようです。
東京からは少し遠いですが、東京には無いものがたくさんある気がしますよ。
..いや、東京で見えなかったものが見えると言った方がいいかもしれません。
僕みたいに働きすぎてノイローゼになりかけの人にはとくにおすすめです。笑
縁側に差し込む朝の日差しをあびると、自然と背筋がのびますよ。
つまらない飲み会に数千円使うより、有意義であることは言う迄もありません^^
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