エッサウィラの世界遺産メディナ[モロッコ]
マラケシュをタロウと共に出発した。目指す先はメディナ(旧市街)が世界遺産に認定されている港町エッサウィラ。世界遺産と言われても、今までの4つの世界遺産メディナでお腹だったいっぱいなので殊更見に行きたいわけでもなかった。そ…
マラケシュをタロウと共に出発した。目指す先はメディナ(旧市街)が世界遺産に認定されている港町エッサウィラ。世界遺産と言われても、今までの4つの世界遺産メディナでお腹だったいっぱいなので殊更見に行きたいわけでもなかった。そ…
モロッコにずっと行ってみたかった。なぜだろう。最も旅がしやすいイスラムの国、という話がきっかけだったように思うが今となってはよく分からない。詳しく知らないままに気持ちが先行した。モロッコへ行った旅人に出会うと興味津々にど…
ジブラルタル海峡から南に350㎞ほど走り、古都メクネスへやって来た。夕刻に街をふらふら散歩していると、道路脇で着飾った男女がわいわいがやがやと賑わっている。どうやら何かを待っている様子だった。 モロッコ人男性たちがパリっ…
一時帰国の際に「ローマ人の物語」を読み始め、ローマ帝国への関心が高まった。文庫本で15巻くらいまで読み進めたところで再出発の日を迎え、続きがえらく気になっている。塩野七生が書いたローマの歴史小説は文庫版全43巻の大作。ロ…
スペインからモロッコに入ることは、広域で見るとヨーロッパからアフリカへの移動を意味する。ヨーロッパという世界の中で安全な場所に半年弱滞在し、アフリカという危険なイメージを持つ場所に移るにあたって緊張感がまるでなかった。今…
ベルばらとは漫画「ベルサイユのばら」のこと。知らない人は大人買い、と→こちら ベルばらを読んだのはハンガリーの日本人宿アンダンテ。ここでパリでの楽しみを増やすべく、全5巻を読破した。アンダンテで出会ったアツコさんとパリで…
パリ。Paris。なんて甘美な響きを持つ街なのだろうか。人生で幾度となく耳にした街の名。一度は訪れたいと思っていた。ドーバ海峡を渡って5日目、ついにパリに辿り着いた。 自転車でパリへ向かうと、中心部まで交通量が多くストレ…
イギリスに何も期待していなかった。今回の旅でも行くつもりはなかった。なぜかは分からない。けれどアメリカと同様で、理由はないけれどt特に興味が湧かない国の1つ。世界に数多くの国がある中で、そんな国があっても致し方あるまい。…
「プラハの春」を読んでからプラハに行くことが楽しみで仕方がなかった。1968年のチェコスロバキアを舞台にしたこの小説は当時の日本大使館に勤める外交官によって描かれたラブロマンス。事件の背景がしっかり書き込まれているので、…
アウシュヴィッツ強制収容所を訪れるためにポーランドまで北上してきた。人との出会いをテーマにしたヨーロッパの中で、人に因らない目的地は数える程。わざわざ立ち寄った価値があると感じる程のインパクトがあった。未だに思考が整理出…
遡ること1年半前。アルゼンチン最南端の街ウシュアイアの上野山荘で2人の女性と出会った。「自転車旅をやってみたいな」と言っていた彼女ら。それに対し、「海外ツーリングを始めるならヨーロッパがいいと思うよ」と答えた僕。思い返せ…
ロランド宅でお世話になったポプラドの次の目的地はスピシュ城だった。ハンガリーで出会った旅人からの評判がよかったので寄り道した。ポプラドから東に向かうとレボチャ(revoca)がありスピシュ城がある。西からの強風が背中を押…
ブタペストの昼の陽気に包まれた賑やかな街が気にいったと書いた。21時頃から暗くなり始める、しっとりと盛り上がる夜のブタペストを徘徊して、街に惚れた。オープンカフェでくつろいでいる人の数は昼と変わらなく多い。オペラ館の前に…
ブダペストはアンダンテという日本人宿に泊まった。アルゼンチンで会ったポン・カオリ夫妻が管理人をやっているから。南米で出会い、海を渡ってユーラシア大陸で再び会う。その間に1年半の期間を経ている。お互いが顔を合わせたときから…
トルコ人の99%はイスラム教徒である。だが、そこまで厳格ではないようで、ベールに身を包んだ女性もいれば、そうでない女性もいる。 街の至るところでモスクが存在感を表わしており、それらが街の空気を作り出しているように思う。 …
タイトルの元ネタは「俺はまだ本気出してないだけ」という漫画なんだけど、「俺達はまだ本気を出していないだけ」というのはこの山歩きの中でよく使われた言葉の1つ。前半戦は高山病にならないようにゆっくりゆっくり歩き、体力的には余…