ザンジバル島の南東に位置するジャピアーニへやって来たのはマライカゲストハウスという宿があるからだ。この宿の評判を2年前に南米を旅していたときに聞いた。日本人宿で働いていたことがあるオーナーのハジさんのホスピタリティは素晴らしく、朝夕2食付く料理が美味しいという。2年越しの期待はずいぶんと大きくなっていた。
アフリカの中で訪れたい場所の1つであったザンジバル島。その目的はマライカゲストハウスにある。美しい海の近くにある宿の値段は2食付で10ドルだと聞いていた。ザンジバル島行きのフェリーで出会った韓国人4人に日本人の間での評判を話し、彼らを連れてマライカにやって来たのだ。
とりあえず値段を聞いてみると、ハジさんから返ってきた答えは15ドル。あれ?ネットで調べた2週間ほど前の情報でも10ドルだったのになんで??その答えはどうやら改装したからであり、電気が通るようになりベッドなどを新調したらしい。それに合わせて4日前から15ドル値上げしたと。
設備投資の資金を回収するための値上げということは分かる。ただ、2食付10ドルという値段に惹かれてやってきたのは間違いない。2食付き15ドルだったらそこまで安くないし、連れてきた韓国人たちに説明していた内容と食い違ってしまった。
そこいらの事情をハジさんに伝えてちょっと値下げしてもらう。韓国人たちにも納得してもらい、僕の面目も保つことが出来たので助かった。ザンジバルから出ようとする彼らをわざわざ連れてきただけにね。
ベッドで横になって情報ノートを見てみると、そこには驚くべき内容が書かれていた。なんとハジさんへの苦言ばかりなのだ。ホスピタリティ溢れるタンザニア1の男という前評判はいずこへ?
よく読んでいくとどうやら酒癖が悪いらしく、酒を飲んだら最悪という話であった。宿代は1晩ずつ払うこと、なんて書かれている。ここでまったりするつもりで数日分払っちゃったよ。
そんな感じで始まったマライカライフ。ハジさんは結局酔っ払うことなく、普通にいい人であった。それほどホスピタリティが優れている感じもしなかったけど。2泊した後に韓国人らがタンザニア本土へ戻っていき、僕はさらに3泊した。居心地はそれなりに良かったが、朝晩の料理のバリエーションが少なく味もそれなりなので飽きる。ハジさんは料理が美味いんじゃなかったのか?
そんなマライカでの5日間を写真で紹介。
韓国人を4人連れてきたのだ。
大きいサイズで1個2000シリング(100円)のパイナップルを切ってみんなで食す。
タンザニア初ビール!!みんなで飲むとより一層気持ち良く飲める。
3日目に韓国人らとお別れ。シューノーケリングや散歩をしてまったりと楽しんだ。
マライカの目の前に広がる海。
街のはずれで夕方に毎日サッカーをしているので混ぜてもらった。テクニック的には負けてないと思ったけど、みんな体力ありすぎ。ついていけたのは始めの20分くらいのみ。70分くらいのところで交代してもらった。ちなみに自転車体力とサッカー体力は全然違う。
6km離れたパジェに自転車に遊びに行ったときの景色。
宿にサンブサを売りにくる少年。
釣り+シュノーケリングツアーに1人で参加。韓国人が去った後は誰も来なかったからさ。半日で10000シリング(500円)。魚を大量に釣り、ウニを大量に採ってきた。
魚はフライと刺身にしてもらった。ハジさんに捌いてもらうと魚の皮がついたままなので、自分でやった方がいい。ハジさんが料理美味いという噂はどこから来たんだろう。
遊びに来た女の子。
海辺を散歩。
美しい景色が続く。
マサイの人もいる。
海に出た日の夕食は豪華になる。
一皿のウニ。贅沢の一言。
韓国人4人としばらく一緒に生活していて、日本語と同じ韓国語が幾つもあることに気付いた。折角なので紹介。
・鞄
・鉛筆
・産卵期
・無理
・無料
・微妙な三角関係
・注意
・酸素
これらは意味も発音も同じ。
意味は同じで発音が似ているものも幾つか紹介。()内が韓国語の発音。
・雰囲気(ぷんうぃーき)
・教授(きょうす)
・注目(じゅーも)
・興味津々(ふんみーじんじん)
韓国人の前で使うことを気を付けた方が良い日本語があった。
・けっせき(欠席、血石)
・しばしば
「けっせき」は韓国語でビッチ(淫乱)の意味らしい。「しばしば」はファック(ぶっ殺す)とのこと。
以上がちょっとした豆知識。韓国語を学ぶのも面白そうだ。
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